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更新日:2024.12.10 / 掲載日:2024.12.10
2025最新版《ハリアー》ズバリ! “買い”のポイント
人気モデル『“買い”の決め手はコレでした!』魅力掘り下げ大研究
月刊自家用車のレギュラー執筆者が国産人気モデルの魅力をあぶり出し、ズバリ解説! その“買い”のポイントはあなたに“刺さる”のか。クルマ選びの際は本企画を参考にしっかり吟味していただければ幸いだ。
●文:川島茂夫/渡辺陽一郎
TOYOTA ハリアー【SUV】
悪路よりも都会が似合う
実用性を拡大した高級ワゴン
乗用車プラットフォームから開発されたSUVの元祖だが、SUV市場の拡大と多様化の中でオンロードでのプレミアム志向を強化して発展してきた。現行型はRAV4と共通プラットフォームを採用し、最低地上高は悪路対応にも十分な190㎜。RAV4に装備される悪路踏破性向上の特別なハードウェアや機能は用意されないが、オンロードに偏ったSUVでもない。
セールスポイントは上級クラスの趣を備えた内外装や多彩なパワートレーン設定。高級ステーションワゴン代替のポジションにもあるモデルであり、アウトドア趣味のSUV特有の道具感は希薄。パワートレーンは3タイプ用意され、PHEVが4WDに限定される以外はFF/4WDを用意。ベーシックグレードでは約313万円からの設定であり、FFのガソリン車にも最上級グレードを展開するので車種構成面で内外装のプレミアム感を気に入って同車を選ぶユーザーが選択しやすい。
前述したようにアウトドア趣味からSUVを求めるユーザーにも対応できるが、そういった選び方がハリアーに似合いとも言い難い。乗用車らしいプレミアム感を優先して選んでこそ魅力的。内外装や利便装備の充実を優先するなら意外とコスパも良好。独自の世界感を持ったSUVとも言える。
ハリアー《買いのポイント》
価格レンジが広く、予算に合わせて高級感を楽しめる
タフネスを主張するSUVとは対象的な外観が最大の売り。高級セダン/ワゴンの代替にも相応なスタイルだ。ワイドレンジの価格設定により、その魅力を楽しむための投資効率も良好。SUV市場の多様化が進んでも相変わらずの存在感を示している。