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更新日:2018.11.17 / 掲載日:2009.05.01
トヨタ ウィッシュ 新車紹介
トヨタ ウィッシュ 新車紹介
紹介
フルモデルチェンジ
発表・発売/2009年4月28日
文●諸星陽一 写真●犬塚直樹
■コンセプトはそのままにエンジンを刷新して2代目が登場
■ドライビング/ユーティリティ
新型ウィッシュのプラットフォームは、先代からのキャリーオーバー。カローラと同じ血統を持つものだ。
搭載されるエンジンは排気量こそ先代同様に1.8Lと2Lだが、今回よりバルブマチックが装備された別系統のエンジンとなった。バルブマチックは吸入される空気の量をスロットルバルブだけに頼るのではなく、吸気バルブの開閉量と時間も併用する方式。バルブマチックの採用により、1.8Lエンジンは144馬力(4WDは133馬力)にパワーアップされている。
組み合わされるミッションは排気量、駆動方式に関係なくCVT。全グレードで7分割のマニュアルモードを採用する。1.8Sではアクセルオフ時にエンジン回転を高めに保つスポーツモードを設定。2.0Zはスポーツモードの制御に加えて、TRCとEPSを統合制御するダイナミックスポーツモードを採用する。
ホイールベースは先代と同一の2750mm、全長は30mm延長の4590mmとなった。全幅は先代同様、基本は5ナンバーを維持。ただし、スポーティな2.0Zと1.8Sはオーバーフェンダーの装着により、全幅が1745mm(1.8Sは1720mm)に拡大され、3ナンバーボディとなる。
シート配列は3列で、フロントとサードが2名ずつ。1.8X 、2.0G 、1.8Sはセカンドシートがベンチタイプで7名定員。2.0Zはセカンドシートがセパレートの6名定員。
■インテリア/エクステリア写真[1]
ステアリングは上下が短い楕円形を採用。メーターカバーは飛行機の翼をイメージしたというデザインで、左右にエアコン吹き出し口がビルトインされている。
シートリフターのアジャスト量を60mm増大。1.8X以外のグレードはスポーティなステッチを採用している。
シリーズ中唯一セパレートタイプのシートを採用する2.0Z。ベンチタイプとも、フラットに前倒しが可能。
■インテリア/エクステリア写真[2]
サードシートは5対5の分割可倒式。もちろんワンタッチでフラットになる。フル乗車時で155Lの容量を確保。
従来同様に2Lと1.8Lのエンジンを採用するが、先代とは形式が異なるもの。バルブマチックの採用により、燃費とパワーを向上。
前後ともにドアはヒンジ式を採用。フロントピラーの前進やドアミラーのボディ装着(先代はピラー装着)などにより、視界を拡大している。
ウィッシュ2.0Z(CVT)の主要諸元
全長×全幅×全高 | 4590×1745×1600mm |
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ホイールベース | 2750mm |
トレッド前/後 | 1505/1490mm |
車両重量 | 1420kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1986cc |
最高出力 | 158ps/6200rpm |
最大トルク | 20.0kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 15.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウイッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R17 |
バリエーション&価格
1.8X | 184万円(203万9500円) |
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1.8S | 209万円(227万9000円) |
2.0G | 226万円 |
2.0Z | 284万円 |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。 ()内は4WDの価格。北海道・沖縄地区は価格が異なる。