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更新日:2018.11.23 / 掲載日:2008.12.19
日産 キューブ 新車紹介
日産 キューブ 新車紹介

紹介
【フルモデルチェンジ】
発表・発売:2008年11月19日・11月26日
文●諸星陽一 写真●犬塚直樹
■先代モデルのデザインを踏襲欧米への輸出もするグローバルカー
平成9年に当時のマーチをベースに、その名のとおり四角いボディを採用し、ユーティリティスペースを向上したモデルとして登場したのが初代モデル。余談ではあるが、初代のマイナーチェンジ前(平成12年9月以前)は4人乗りであった。2代目は現行マーチをベースとして平成14年に登場。今回登場する3代目は同様に現行マーチがベース、プラットフォームはキャリーオーバーとなる。
■ドライビング/ユーティリティ
新型キューブは先代のヒットを受けて、デザイン上でも多くの部分を踏襲しているが、これにはもうひとつ大きな理由がある。キューブのデザインは欧米でも評価が高い。これを受け、新型キューブは欧米へ輸出されることになった。先代モデルのデザインが評価され輸出に踏み切るのだから、大きくデザインを変更できないのは当然のことだ。
ボディ全長は先代に比べて160mmの延長。ホイールベースも100mm延長された。この全長は先代に設定された3列シートモデルのキューブキュービック(新型では設定の予定なし)よりも10mm短いだけだ。また全幅は先代が5ナンバーサイズに余裕がある1670mmであったのに対し、新型は1695mmまで広げられた。
搭載されるエンジンは1.5Lのみ。最高出力は109馬力、最大トルクは15.1kg mで先代モデルと同様。駆動方式も従来同様にFFと電動アシスト4WDのe-4WDの2種を用意。従来モデルのミッションはCVTと4ATが用意されたが、新型では全モデルCVTに変更。前後サス形式は先代同様だがスタビライザー径をアップし、ロール剛性を向上している。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センター部分がラウンドして盛り上がっているインパネ。上から見るとW型をしている。非常に特徴的で、オリジナリティにあふれる造形。
ソファテイストのフロントシートは、左右がそれぞれ独立してスライド&リクライニングできる、セミベンチタイプを採用。
センター部分にもヘッドレスト採用、さらに3点式シートベルトも付いた。かわりにセンタースルーは廃止となった。
■インテリア/エクステリア写真[2]
センタースルーが廃止されたため、分割方式は6対4となった。前倒し機構のみで、タンブルやチップアップはしない。
1.5Lエンジンは先代モデルをキャリーオーバー。なので、スペックも同じ。CVTとの組み合わせは、燃費性能のよさも定評がある。
見た目でも先代と比べるとかなり全長が長く感じる。先代同様にリヤデザインは左右非対称となっている。
キューブ15X(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3890×1695×1650mm |
---|---|
ホイールベース | 2530mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1180kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1498cc |
最高出力 | 109ps/6000rpm |
最大トルク | 15.1kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 19.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 175/65R15 |
バリエーション&価格
15S | 144万9000円(168万7350円) |
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15X | 153万3000円(176万850円) |
15X Vセレクション | 170万1000円(192万8850円) |
15G | 191万1000円 |
( )内は4WD、FOURの価格