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更新日:2018.11.28 / 掲載日:2008.12.19
スズキ アルトラパン 新車紹介
スズキ アルトラパン 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表・発売/2008年11月26日
文●諸星陽一 写真●中村宏祐
■先代のシルエットを継承しつつ中身を大幅に進化させた2代目
■ドライビング/ユーティリティ
先代モデルの強いイメージがあるだけに、エクステリアの大きな変更はむずかしかったのだろう。しっかり見ないと先代モデルのマイナーチェンジ版かと思ってしまうほど、デザインはキープコンセプト。しかし内容は大きく異なる。
新型ワゴンRのプラットフォームを採用したことで、ホイールベースは従来型よりも40mm長い2400mmとなった。それにより、室内長は従来よりも170mm長い1870mmを実現している。
また、フロントウインドウを90mm前進させることによって、室内の開放感をアップ。前席ヒップポイントは30mm上げられ、さらに先端が見えやすいボンネット形状を採用することで、取りまわしのしやすさを向上させている。
装備面での充実も見逃せない。エンジンスターターは全車でキーレスのプッシュ式を採用。エアコンには抗アレルゲン&カテキンエアフィルターが装着された。またリヤのシートベルトアンカーに自立式バックルを採用したことは大きく評価したい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
先代ラパンで好評だったリビング感覚のインパネも継承。ただしATセレクターはコラム式から、扱いやすいインパネ式に変更された。
エンジンの基本的な部分は先代モデルと同様。ヘッドまわりの冷却性を向上して低速トルクを増大している。
軽自動車規格のなかでホイールベースを延長した新型ラパン。前後オーバーハングは限界近くまで切りつめられることになった。
■インテリア/エクステリア写真[2]
セミベンチタイプのシート。ドアの開口幅を広くし、乗降性を向上するとともに、開度を66度として開閉のしやすさも追求。
リヤシートとBピラーのクリアランスを20mm延長して足入れ性を向上。ドア開口角度は80度として乗降性も改善されている。
ヘッドレストを装着したまま、シングルアクションでほぼフラットな状態にすることが可能なラゲッジルーム。
アルトラパンX(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1510mm |
---|---|
ホイールベース | 2400mm |
トレッド前/後 | 1295/1290mm |
車両重量 | 800kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 54ps/6500rpm |
最大トルク | 6.4kg m/3500rpm |
10・15モード燃費 | 24.5km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トレーリングリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク/L&Tドラム |
タイヤ前後 | 155/65R14 |
バリエーション&価格
G CVT | 110万5650円(123万3750円) |
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X CVT | 122万2200円(135万300円) |
T CVT | 135万7650円(148万5750円) |
T・Lパッケージ CVT | 142万5900円(155万4000円) |
※価格は全国メーカー希望小売り価格。
()内は4WDの価格。G、Xに4AT仕様あり。Gの2WDが5万7750円安、そのほかは3万1500円安。