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更新日:2020.01.07 / 掲載日:2014.06.05
日産 エルグランド 新車紹介(2014年06月)
日産 エルグランド 新車紹介

紹介
マイナーチェンジ
発表/2014年1月15日
日産・お客様相談室 0120-315-232
文●森野恭行 写真●編集部 (2014年1月)
■より存在感のあるマスクとこれまで以上の機能性
■ドライビング/ユーティリティ

Report 森野恭行
改良の成果がわかりやすいのはラゲッジ。従来型は3列目使用時の容量と使い勝手に問題があったが、240mmの左右独立スライド機構を加えることで不満を解消した。ゴルフバッグ6個の積載も可能というから、高級ミニバンを支持するゴルフ族の評価も、ある程度は戻ることだろう。
しかし、広さと実用性については、より背高のパッケージを特徴とするライバルに優位性があるのは明らか。エルグランドのセールスポイントはやはり、いまも質の高いドライビング性能にある。新しくなった350ハイウェイスターに乗って、その魅力を再確認することができた。
ポイントは、低めの重心高とリヤにおごったマルチリンクサス。姿勢変化が小さく、タイヤがドタバタと暴れることもないため、エルグランドはどんな場面でも安定した質の高い走りを提供してくれる。3.5L V6のパワーにものをいわせて速度を上げると、さすがに2トンを超える車重を意識させられるが、フットワークの能力はLクラスミニバンとしては高い水準にある。つまり……見た目の豪華さと室内の広さがウリの高級ミニバンでは満足できない、ドライビングにもこだわりを持つ人々にアピールするのがエルグランドというクルマ。その価値は、今も揺るぎのないものだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]

ベルトラインやダッシュボードは相対的にやや高めの設定。高級セダンのような囲まれ感を特徴とする。メーターパネルは新造形で、センターに5インチカラーディスプレイを備える。
■インテリア/エクステリア写真[2]
室内高を25mm拡大し、快適性をより高めたキャビン。ハイウェイスター7人乗りはコンフォタブルキャプテンシートを標準装備するなど、充実の内容を誇る。
■インテリア/エクステリア写真[3]
240mmのスライド機構を3列目に採用。ラゲッジボードも見直し、多人数乗車時の積載性を改善。
より大型化したメッキグリルと新作のヘッドランプ(LED式も設定)、バンパー、リヤコンビランプが目を引く。さらに押し出しが強くなった。ハイウェイスターは18インチタイヤを標準で履く。
350シリーズの心臓は3.5L V6。図太いトルクと野太い排気音が、迫力ある走りを演出する。クルージング時の高度な静粛性も魅力。
日産 エルグランド 350ハイウェイスタープレミアム(CVT)
全長×全幅×全高 | 4945×1850×1815mm |
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ホイールベース | 3000mm |
トレッド前/後 | 1600/1600mm |
車両重量 | 2110kg |
エンジン | V6 DOHC |
総排気量 | 3498cc |
最高出力 | 280ps/6400rpm |
最大トルク | 35.1kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 9.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/55R18 |
価格
エルグランド | 321万3000円~806万7600円 |
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