新型N-BOXの進化度チェック！《諸元一覧＆おすすめグレード》

HONDA 新型N-BOX 公道試乗＆新旧比較

《日本一売れるクルマの進化度チェック》

国内販売台数トップに君臨する大ベストセラーがフルモデルチェンジを敢行し、3代目となった。モデル末期の販売低迷から起死回生……などではなく、販売トップのままで新型への切り替えとなる。大人気モデルはどこを守ってどこを変えたのか、リアルワールドで判定だ！

●文：川島茂夫　●写真：奥隅圭之

HONDA 新型N-BOX

　従来型の2代目が大ヒットとなった軽スーパーハイトワゴン。使い勝手と走行性能を刷新し、最新の先進安全＆運転支援機能を標準装備して登場するや、一気にトップセールスを記録。10月の新型登場直前、9月の販売台数も国内No.1という怪物だ。3代目となる新型はデザインを見直すとともにコネクト機能をはじめとする最新アイテムを採用した。

《新型N-BOXグレード比較 主要諸元＆装備一覧》

新型N-BOX おすすめグレード

　キャビン機能も基本シャシーも安全＆運転支援機能も共通。4WDはビスカス式の生活四駆で降雪地域のユーザー向け。適応用途の境は高速長距離走行の機会。高速でのNA車は流れに乗せていても速度変化が大きくなるとスムーズに追従するのが難しい。ACCに助けられても非力は否めない。従ってファーストカーとして高速長距離用途も前提にするならターボは必須。カスタムを選択したのは標準系がNA車限定のため。レジャー用途なら電動ウインチを備えたスロープ仕様を検討してもいい。
　タウンユースを主体としたセカンドカー用途は基本的にどのモデルを選んでも使い勝手は大きく変わらない。NA車も低中速域ではパワーに不足はなく、価格の優位性で比較するなら標準仕様が無難だ。

ファーストカーなら…カスタム ターボ（FF）●価格：204万9300円

セカンドカーなら…標準仕様（FF）●価格：164万8900円

新型N-BOX 福祉車両

N-BOX スロープ（FF/4WD）
●価格：184万4000円／196万5000円

N-BOX カスタム スロープ（FF/4WD）
●価格：206万7000円／218万8000円