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更新日:2024.02.29 / 掲載日:2023.11.09

【新型スズキ スペーシア】良品廉価を超えて愛すべき存在に生まれ変わった

文と写真●ユニット・コンパス

 良品廉価なユーザー目線に立ったプロダクトが増えてきている。それはとても素晴らしいことだし、物価高騰の昨今ありがたい。でも一方で、安くて便利な“だけ”のものではなんだかつまらない。贅沢言うな!と怒られてしまいそうだけど、正直な気持ち。なんでこんな話から始めるかというと、スズキの新型スペーシアがそういったところに踏み込んで作られたニューモデルだからだ。

 安くて、便利、そして見て乗ってワクワクできる。軽自動車のど真ん中、ハイトワゴンをスズキはどのようなクルマに仕立ててきたのか、実車をチェックした印象を交えてお伝えする。

「アタッシュケース」から「コンテナ」へ

スペーシア

 新型スペーシアがデザインのモチーフにしたのは「コンテナ」。先代モデルはアタッシュケースをモチーフにしていたが、たしかにコンテナのほうが、もっとたくさんのものを詰め込め、安全性も高そうなイメージがある。角を落としたディテールで親しみやすさがあるし、ボディサイドのプレスラインは箱型のプロポーションにいいアクセントを与えている。

スペーシア

 スタイリングが2種類あるのは先代同様。標準仕様は多くのひとが親しみやすいデザインで、カスタム仕様はクールで上質さを感じさせるものとなっている。大きな違いはフロントマスクのデザインだが、並べて見てもかなり印象は違う。

スペーシア カスタム

 ボディカラーは新色の「ミモザイエローパールメタリック」と「トーニーブラウンメタリック」2色を含めた全8色(カスタムは7色)で、人気のツートーンタイプも用意。よく見るとDピラー(いちばん後ろの柱)部分にステッカーによる加飾が加えられている。アルミのヘアライン調なのだが、手で触ると表面に段差があっておもしろい。一新されたエンブレムはタグプレートがモチーフ。抜き文字にしたのは、ユーザーが選んだボディカラーを見せることで、所有している実感を高めたかったからだという。

スペーシア カスタム

 インテリアもそうなのだが、こうしたディテールの積み重ねが、新型スペーシアをたんなる良品廉価な軽自動車から、愛車と呼びたくなるような存在へとレベルアップさせている。

ユニークな新装備も登場! 見どころたくさんのインテリア 

スペーシア

 インテリアも見どころがたくさんある。収納の多さやそれぞれの使い勝手はもちろん、そこにいてホッとできるような居心地のよさが感じられるのだ。軽自動車は、どうしてもコスト上の制約が大きいが、ダッシュボードやドアトリムの造形を立体的にして充実感を表現したり、樹脂を色付きにしたりといった努力が見て取れる。

 とくにダッシュボード助手席側にあるビッグオープントレーは、樹脂なのに帆布のような質感があり、ニュアンスのあるホワイトがおしゃれ。物も置きやすいし、すべりにくそう。先代は蓋つきで、それはそれでユニークだったが、日常での使い勝手はこちらのほうがいいだろう。一方で、隠したい荷物のためのスペース(BOXティッシュに対応!)もすぐ下に用意されている。

 そうした心遣いはメーターやディスプレイの表示内容にも徹底されていて、文字は大きくて見やすいし、表示デザインがカラフルで楽しくなる。デザインが洗練されているから、カラフルでポップなのにオトナでも使いたくなるのは本当だ。インテリアをとおして、ジェンダーフリー、エイジフリーのテイストが貫かれているのは非常に好印象だった。

マルチユースフラップ

 そしてインテリアのハイライトとなるのが、新装備となる「マルチユースフラップ」。これは後席に備わるサポーターで、「レッグサポートモード」、「オットマンモード」、「荷物ストッパーモード」という3役をこなしてしまうアイデア装備。どうせ採用するならひとつでも機能を多くしたい!というサービス精神が伝わってくるアイテムとなっている。

新型スペーシアの新機能と改良点をまとめて紹介 

 最後に、先代モデルからの進化点や追加された主な機能と改良点をまとめて紹介しよう。

  •  ・スライドドアが予約ロック可能に。乗降グリップも大きくして使いやすさをアップ
  •  ・後席は、パーソナルテーブルが新形状になり、肘掛けを用意
  •  ・先進安全装備が充実。車線中央を維持するステアリング制御を追加するなど
  •  ・ステアリングヒーター、電動パーキングブレーキを採用
  •  ・9インチメモリーナビゲーションを改良。ドラレコ連動やスズキコネクト機能を拡張
  •  ・防音アイテムを採用し、静粛性と乗り心地を追求

まとめ

 新型スペーシアに触れて実感したのが、機能的で使いやすいこととキャラクター性があること。とにかく色々な分野でひと工夫があるのだ。

 そのあたりを開発スタッフに聞くと、判断に迷ったときの基準に「ワクワクするのか?」という考え方があったのだという。便利で安価なだけではなく、その機能やデザインが使うひとをワクワクさせることができるのか、そんなことを大切にしながら新型スペーシア・スペーシアカスタムは開発したという。

 新型スペーシアの開発コンセプトは、「もっと楽しく、便利に、快適に!」。なるほど、便利で快適である前に、「もっと楽しく」があるのかと納得できた。新型スペーシアが親しみやすいのには、ちゃんと裏付けがあったのだ。

 

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