車種別・最新情報
更新日:2023.06.12 / 掲載日:2023.05.03

レクサスUX300e BEV性能改良で使い勝手高めたコンパクトSUVの魅力

“攻め”のレクサス、BEV攻勢の狼煙!!

電動化への積極的な取り組みを表明しているレクサス。3月末、そのレクサスからEV(電気自動車)が2モデル発表された。ともにSUVの最新レクサスEVの詳細を見ていこう。

●文:渡辺陽一郎

今回、レクサスはRXとUXの電動SUV2車を同日に発表。また、レクサスEVオーナーのためのサービスプランも発表されている。

LEXUS UX300e【一部改良】

レクサス初のBEVが熟成、航続距離が512㎞に

●発売日:3月30日
●価格:630万〜685万円

■主要諸元(UX300e“バージョンL”)
●全長×全幅×全高(㎜):4495×1840×1540 ●ホイールベース(㎜):2640 ●車両重量(㎏):1820 ●パワーユニット:交流同期モーター(150kW/300N・m) ●トランスミッション:固定式1段 ●タイヤ:225/50R18

バッテリー容量を拡大し
航続距離が大幅に向上

 コンパクトSUVのUXがベースのEV。駆動用電池の総電力量は、従来は54.4kWhだったが、改良により72.8kWhに拡大された。WLTCモードでの航続距離は512㎞となり、RZの494㎞を少し上まわる。

 駆動方式はFWDで、モーターの最高出力は150kW、最大トルクは30.5㎏・mだ。動力性能の数値こそおとなしいが、モーター駆動だけに瞬発力が高く、ノイズは小さい。今回の改良ではボディのスポット溶接箇所を20点加えてボディ剛性も向上させている。

 全長が4.5mに満たないコンパクトなボディと、EVらしい上質な運転感覚の両立が魅力だ。駆動用電池は前後輪の間の床下に搭載されるため、重心が下がって走行安定性も向上している。

 衝突被害軽減ブレーキは、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させ、右左折時にも直進車両や歩行者を検知して作動する。スマートフォンを使うデジタルキーなども採用された。

 価格はバージョンCが630万円で、本革シートなどを標準装着するバージョンLは685万円だ。経済産業省による補助金額は85万円で、4月中旬時点における納期は約10か月という。

コネクティッドナビに対応する12.3インチタッチディスプレイを新たに採用。
専用アプリのインストールにより、スマホで施錠/解錠やEVシステムの始動が可能に。

■Lexus Safety System +

カメラとレーダーの検知性能が向上。交差点での作動対象&範囲拡大や、車線内での回避操舵支援の追加、ACCやLTAの機能向上などを実施。また、ドライバー異常時対応システムも追加されている。

会員専用サービス「LEXUS Electrified Program」

家庭用充電設備の無償提供も!
 RZ450eとUX300eには、レクサス エレクトリファイド プログラムが付帯されている。購入時にはレクサスオリジナル充電器が設置費用も含めて無償で提供され、全国の販売店に設置される急速充電器も利用できる。商業施設などには、150kW以上の性能を発揮する急速充電器を備えたレクサス充電ステーションも用意する予定だ。このほかEVのさまざまな相談に応じるBEVコンシェルジュ、カーボンニュートラルを進めるレクサスバッテリー3Rプログラムなども含めて、EVのカーライフを支える幅広い内容になっている。

■レクサス充電ステーション(イメージ)

■レクサスバッテリー3Rプログラム

《提供サービス一覧》

●BEVコンシェルジュ
●販売店急速充電
●普通充電器設置支援
●レクサス充電ステーション
●レクサスエクスペリエンス
●ルート検索
●レクサスバッテリー3Rプログラム

充電待ち時間を豊かにするレクサスエクスペリエンスなど、新たなサービスが順次拡大される。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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