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更新日:2023.04.21 / 掲載日:2023.04.21

カーマニアも納得の走行性能!アウトランダーの楽しい走りは唯一無二!

【今、本当に乗りたい&買いたいクルマ】2023年春、狙うべき実力モデルはこれだ!

装備充実かつ走りも上々というのが、最近のクルマ選びのトレンド。実際、ライバルより一歩秀でた魅力を持つモデルは、このあたりをしっかりとおさえていることが多い。今回はそんな独自の魅力を持つ、“乗りたい&買いたい”オススメ車をお届け!

●文:川島 茂夫

MITSUBISHI アウトランダー

●価格帯:484万1100〜570万5700円

【PROFILE】
先代で投入されたPHEVから既に急速充電に対応するなどハイブリッド車の中でもEVに近い存在。ミドルSUVにふさわしい実用性に加えて、ツインモーター4WDを活かした走りはライバルたちとは明らかに違った。PHEVのみになったこともあって価格は上がったが、性能の向上は価格以上だ。

■主要諸元 (P 7名乗り) 
●全長×全幅×全高(㎜):4710×1860×1745 ●ホイールベース(㎜):2705 ●車両重量(㎏):2110 ●パワーユニット:2359㏄直4DOHC(98PS/195Nm)+モーター(フロント:85kW/255Nm リヤ:100kW/195Nm) ●トランスミッション:一段固定式 ●ハイブリッド燃料消費率WLTCモード:16.2.㎞/ℓ ●タイヤ:255/45R20

最新ハードと制御により
動力性能がさらに向上

 もともとはパジェロの下をカバーするミドルSUVとして誕生したが、先代でPHEVモデルが追加されたことで、プレミアムキャラを強化。現行型にいたっては、全モデルがPHEVの4WD仕様のみの設定となった。

 シリーズ式とパラレル式を併用するハイブリッドシステムは先代と同じだが、ハード構成や制御は最新設計にアップデートされており、”高性能”という魅力も高まっている。外部充電は普通充電だけでなく高速充電にも対応しており、計算値では急速充電によるEV航続距離は約65㎞。レンジエクステンダーEV的な使い方にも対応している。

 PHEV専用になっても7名乗りの3列シートはもちろん設定。プラットフォーム面で姉妹車の関係になるエクストレイルは1グレードでしか3列シート仕様を選べないが、アウトランダーは多くのグレードで2列/3列シート仕様の選択が可能。多人数乗車にも対応できる。

 e-POWERを採用するエクストレイルとはパワートレーン構成が異なるが、前後輪で駆動モーターを配するツインモーター4WDの使い方はエクストレイルと似ている。駆動トルクの緻密な制御がもたらす車体挙動の安定化やハンドリング特性、運動性といった基本概念はかなり近い印象だ。

 ただ、ファントゥドライブに関してはエクストレイルを上回る楽しさ。それは単純にサスを硬めたスポーツ性の演出ではなく、ミツビシ独自の4輪駆動制御技術であるS-AWCによるもので、サーキット走行やドリフト走行まで考慮されたコントロール性の高さが際立っている。

 SUVにそこまでの性能が必要かどうかは別として、ランサーエボリューションが整理されてしまった現在、アウトランダーはミツビシの車両運動制御理論の象徴でもあるのだ。

 ミドルSUVらしい使い勝手を備えながらEVの先駆性、伝統の4WDの走りの極みも楽しめる奥深さがアウトランダーの強み。これはマニアックなモデルでもあるのだ。

独自の駆動制御技術「S-AWC」により、とりわけ悪路で圧倒的なパフォーマンスを発揮することも強み。道を選ばぬオールラウンダーでもあるのだ。
急速充電にも対応。急速充電の受電能力最大105Aで、約38分で80%までの充電が可能。クルマに蓄えた電気を家で使う「Vehicle to Home」機能も備えている。

【だから乗りたい!】

急速充電対応プラグイン! 独自の電動制御がもたらす楽しい走りは唯一無二、スポーツ派にもオススメ

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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