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更新日:2023.04.04 / 掲載日:2023.04.04

スバル車購入の大本命!新型クロストレックを選ぶならこのグレード!

SUBARU最新情報&購入ガイド

車名も新たにデビューしたスバルSUVラインナップのエントリーモデルがいよいよデリバリーを開始。スバルXVに設定されていた1.6ℓ車を廃止し、一方で2ℓ車に新たにFF車を設定するなど、大幅な見直しを実施したコンパクトSUVのベストバイとは!?

●文:川島茂夫

SUBARU クロストレック

※写真はプロトタイプモデル

●主要諸元 リミテッド AWD
全長×全幅×全高(㎜):4480×1800×1575 ホイールベース(㎜):2670 車両重量(kg):1580 パワーユニット:1995cc水平対向4気筒DOHC(145PS/19.2kg・m)+モーター(10kw/65Nm) ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)ベンチレーテッドディスク(R) サスペンション:ストラット式(F)ダブルウィッシュボーン式(R)タイヤ:225/55R18

スバル車選びの最有力候補、待望のデリバリーがスタート!

全方位に正常進化した
新世代のクロスオーバー
 新型の登場を機会にグローバル向けの車名「クロストレック」に統一したが、コンセプトは従来同様にインプレッサと車体を共用しているSUVだ。インプレッサは少し遅れての発売になるが、実態はインプレッサと同時開発されたと考えるのが自然だろう。

 先代と同様に全高はSUVとしては低く、アンテナ部を含まない全高は1550㎜。インプレッサの全高より65㎜高いだけだ。これは両モデルの最低地上高の差に等しく、ドア開口やシート座面の地上高も+65㎜でしかない。SUVとしては乗降性や荷の積み降ろしがしやすいパッケージングといえる。ちなみに65㎜のリフトアップ分は、主に最低地上高に使われており、新型は乗用車由来のSUVとして最大級となる200㎜を確保している。

 もちろんAWDシステムの改良で悪路走破性の向上を図ってきた美点も踏襲されている。

 新型のAWDシステムはFFベースの電子制御カップリング型を採用するが、さらにフォレスターにも採用されている降坂制御付2モード型のXモードも備わっており、見た目以上にオフロードに強さを持つ。まだオフロードでは試乗していないが、スペックを見る限り先代を超えそうな踏破性はあるはずだ。悪路対応力はSUVの中でもトップクラスと予想していい。

 ちなみに先代は全グレードAWD車のみの設定だったが、新型はFWD車も用意されていることも特徴になる。

 パワートレーンは全車2ℓのパラレル式ハイブリッドのe-BOXER。マイルド型に近い電動性能だが、幅広い速度域での安定した扱いやすさを売りとしている定評のあるパワートレーンだ。

 プラットフォームは骨格形状も含めて先代とよく似ているが、組立工法の変更によりフルインナーフレーム構造となった。車体剛性及び衝突安全性が高まっていることも魅力。また、構造用接着剤を高減衰型に変更する改良も加えられており、快適性や走りの質感の改善も図られている。

 スバルの安全&運転支援の核でもあるアイサイトは、ステレオカメラの広角化に加えて単眼広角カメラを備えた最新型の三眼式を採用。衝突回避性能全般の向上を図っているが、見通しの悪い交叉点での歩行者等の出会い頭の衝突回避機能など込み入った都市部での安全性の改良も見逃せない。

 先代のコンセプトを維持しつつ、全体的にアップデートした新型クロストレックは、実践的な実のある進化を確実に遂げている。このクラスのSUVを求める向きにとって見逃せない1台といえるだろう。

操安性や乗り心地の方向性は先代と比べて大きな変化はないが、洗練さが高まった印象。2ℓ級SUVとしては深めのストロークを上手に使うタイプでオンロードも苦にしないことも美点。
2ℓのe-BOXERは。電動アシストと回生を中心に置いた設計で、性能的にはマイルドハイブリッドに近いシステム。新型はエンジンフィールが改善したことで爽快さが増した印象が強まっている。
先代とスペースは変わらないが、開口部に滑り止めや傷防止を狙ったテクスチャー加工が施されるなど、使い勝手の工夫が盛り込まれた。

クロストレックのベストバイは?

ツーリングに電動パワーシートやオーディオ/ナビを加えると、リミテッドとの差額を超えてしまう。また、各種OPがセット装着設定になるため、11.6インチDAにナビ機能を選択するだけでも40万円弱かかる。走行性能重視ならツーリングでシンプルに楽しむのも悪くないが、装備と価格のバランスはリミテッドの方が優れている。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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