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更新日:2023.02.01 / 掲載日:2023.02.01

マツダ MX-30 新開発ロータリー搭載PHEVモデル初公開!

“ロータリー”ついに復活! 今度は電気だ!

マツダと言えばやはりロータリーだ。このほどついにその伝説のエンジンが復活することになった。1月13日にブリュッセルモーターショーで初披露されたMX-30のPHEVモデルに搭載されたのだ。詳細はまだ未公表だがこれは目が離せない!

●文:川島茂夫 ●写真:マツダ株式会社

MAZDA 新型MX-30 e-SKYACTIV R-EV 欧州初公開!

加熱するプラグインモデル市場に
注目のロータリー搭載車が殴り込み!

 マツダのエコ戦略の先兵として誕生したMX-30EVを基本に開発された新モデルだ。搭載バッテリー容量はEV仕様から半減して17.8kWhとなり、満充電航続距離は85km(欧州WLTPモード)である。レンジエクステンダーEVに分類するのは少々難しいが実用性能の面では従来のシリーズ式PHEVよりも優秀。
 もうひとつハードウェア構成で見逃せないのが発電機に用いられるエンジンだ。一昔前はマツダの代名詞でもあったRE(ロータリー・エンジン)が復活した。8Cの型式名が与えられた発電専用に開発された新型REの詳細は発表されていないが、排気量800cc級で直噴を採用、トロコイド形状(ハウジングの繭型)の変更やアルミサイドハウジングなどすべてを一新している。型式名や写真から推測するに次世代REとして開発されていた16Xをベースに単ローター化したエンジンと考えられる。
 レシプロエンジンに対して軽量小型高出力のREはシリーズ式ハイブリッドとの相性がいいとされていたが、REの先進技術の導入とともにいよいよ実用化されたのだ。価格面が気になるところだが、このところ急激に盛り上がりを見せているPHEV戦線にも相当影響が出そうだ。

MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)

通常モデルとの外観上の差異は控えめだが、各部にロータリーを印象付ける工夫が凝らされている。EV、ノーマル、チャージの3つの走行モードを備えているのもプラグインならではの特徴である。1500Wの給電機能も備えたラゲッジは広くてフラット。

MX-30 e-SKYACTIV R-EV Edition R(欧州仕様)

特別仕様車のEdition Rも設定されるという。スポーティなブラック基調のエクステリアとインテリアが特徴的だが、やはり目を引くのはマローンルージュメタリックのルーフサイドだ。これはマツダ初の乗用車、R360クーペのルーフ色を再現したもの。フロアマットやシートのヘッドレストにローターの形状を模したデザインが施されるほか、スマートキーも特別デザインだ。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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