レクサス「LS」一部改良　車内レイアウト変更＆タッチパッド廃止

　レクサスは10月13日、フラッグシップセダン「LS」を一部改良したことを発表した。同モデルは全国のレクサス店を通じて10月下旬以降の発売を予定し、メーカー希望小売価格は10,780,000円から（消費税込）。

最新マルチメディア採用＆インテリアレイアウト変更　操作性や快適性をグレードアップ

　今回の一部改良では、最新マルチメディアの採用とインテリアレイアウト変更を行い、操作性や快適性を向上。最新マルチメディアは、各種メニューの選択スイッチを運転席側に常時アイコン表示とすることで操作性を高めた。また、最新の音声認識機能は従来の機能に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動が可能に。あらかじめ設定された起動ワード（例 ： Hey Lexus!）を発話することで、スイッチ操作や音声認識機能を起動できる。加えて、専用アプリケーションの「エージェント＋」による先読み案内サービスが利用可能となったほか、AppleCarplayは従来のUSB接続とWi-Fiによる無線接続の両方に対応となった。

　また、今回の改良に伴ってディスプレイ操作用のタッチパッドや、CD/DVDプレイヤーが廃止。これによってインストルメントパネル及びコンソール周辺の形状やスイッチレイアウトが最適化され、使用頻度の高いシートヒーター/シートベンチレーション/ステアリングヒータースイッチコンソール上に設置。さらにスマホホルダーやUSB Type-Cコネクターを増設するなど、使い勝手が高められている。

　快適性においてはアンプ、スピーカーの見直しを図り、ハイレゾ音源再生に対応。よりハイクオリティな音質でエンターテインメントを楽しめるようになった。

乗り心地＆操縦安定性向上　予防安全技術や高度運転支援技術も進化

　走行性能においては、リヤサスペンションメンバー取付部のブレース形状を変更して剛性を高め、サスペンションをチューニング。これによって初代モデルから追求してきた乗り心地をさらに高めたうえ、高い操縦安定性も実現している。

　予防安全技術は機能を拡充。パノラミックビューモニターは、ボディやシートを透かして見たようなシースルービューや、サイドクリアランスビュー、コーナリングビューを採用して運転席から目視しづらい車両周辺の視界をサポート。さらに床下透過表示機能も設定され、車両直下およびタイヤ付近のアンダーフロア映像の表示で、より安全な駐車やすり抜けを支援する。

　高度運転支援技術Lexus Teammate搭載モデルについては、隣接レーンを走行する車両の死角領域に自車が走行し続けることを回避するように減速制御を行う機能が加わり、周辺車両への配慮を通じて安全・安心な走りを実現。また、車線変更支援ができる場面を拡大して使い勝手を高めるなど、性能向上が図られた。

メーカー希望小売価格一覧

※北海道地区のみ価格が異なる。またリサイクル料金は含まない

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