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更新日:2022.10.19 / 掲載日:2022.08.30

トヨタ新型クラウンクロスオーバーの全て!SUVとセダンが融合したエクステリアに注目!

新型クラウンのすべて

【1】コンセプト&プロフィール
【2】エクステリア
【3】インテリア
【4】メカニズム&機能
【5】おすすめグレード/ライバル

かねてから噂されていた新型クラウンは、従来の王道セダンから路線変更。4つのモデルを展開する新世代ハイブリッドモデルシリーズとして登場することになった。まず最初に投入されるのは、SUVとセダンを融合させた「クロスオーバー」。その実力はどれほどのものだろうか?

●文:渡辺陽一郎 ●写真:澤田和久/トヨタ自動車(株)

この記事の目次

エクステリア

SUVとセダンの利点を
巧みに融合させた新スタイル
 新型クラウンには4種類のボディがあり、セダン以外のモデルはスタイリングからもSUVの流れを強く意識させる。
 クロスオーバーのサイズは、全長が4930㎜、全幅は1840㎜だ。全高は1540㎜だから、先代型に比べて80㎜前後高くなっているが、立体駐車場の利用性は妨げない。国内市場を重視して開発された従来型に比べると、全幅が40㎜広い。そこで全車にDRS(ダイナミック・リア・ステアリング)を標準装着する。低速域では後輪を前輪とは逆方向に操舵して、最小回転半径を5.4mに抑えた。従来型の5.3〜5.7mと同等だ。開発者は「DRSを採用しないと5.8m前後に達する」という。DRSには、高速で後輪を前輪と同じ方向に向けて、走行安定性を高める効果もある。
 なおクロスオーバーのボディは、後部に独立したトランクルームを備えるセダンスタイルだ。一般的なSUVではおなじみの大きく開くリヤゲートは備わっていない。後席の中央を前側に倒すと荷室と繋がるが、左右の背もたれは固定されている。開発者によると「ボディ剛性を向上させ、車内に入る騒音を抑えるため、このボディ形状を採用した」とのことだ。

G “Advanced Leather Package”

主要諸元 ●全長×全幅×全高(㎜):4930×1840×1540 ●ホイールベース(㎜):2850 ●車両重量(㎏):1790 ●パワーユニット:2487㏄直4気筒DOHC(186PS/22.5㎏・m)+ツインモーター(フロント88kW/202Nm、リヤ40kW/121Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●WLTCモード総合燃費:22.4㎞/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)、ベンチレーテッドディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)、マルチリンク式(R) ●タイヤ:225/45R21
左右のヘッドライトをバーライトで繋げ、メッシュグリル開口部を低く横長に配置する、従来のクラウンのイメージとは明らか異なるフロントフェイス。
全グレードにLEDライトが標準装着されるが、上級グレードはより高い光量を持つ4眼LEDヘッドライトが奢られている。
このクラスとしては大径のタイヤ(225/45R21)を採用。ここでもセダンとの違いを主張してくれる。アルミホイールはダークプレミアムメタリック塗装の専用タイプを装着している。
2.5ℓハイブリッドは、多くの実績を持つTHS Ⅱがベース。システム最高出力は234PSを発揮する。WLTC総合モード燃費も22.4㎞/ℓと燃費も優秀だ。

RS “Advanced”

主要諸元 ●全長×全幅×全高(㎜):4930×1840×1540 ●ホイールベース(㎜):2850 ●車両重量(kg):1920 ●パワーユニット:2393㏄直4気筒DOHCターボ(272PS/46.9㎏・m)+ツインモーター(フロント61kw/292Nm、リヤ59kW/169Nm) ●トランスミッション:ダイレクトシフト6速AT ●WLTCモード総合燃費:15.7㎞/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)、ベンチレーテッドディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストラット式(F)、マルチリンク式(R) ●タイヤ:225/45R21
タフなイメージを演出するクラッディングパネルは薄め。RS系グレードに装着される21インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)も専用意匠。
2.4ℓデュアルブーストハイブリッドのシステム最高出力は349PSを発揮。燃費よりもパワースペックを重視したスポーツ寄りのハイブリッドになる。
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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