NISSAN 新型「ノートAUTECHクロスオーバー」先行試乗レポート

新型車情報 [2021.11.08 UP]

NISSAN 新型「ノートAUTECHクロスオーバー」先行試乗レポート

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

洗練されたe-POWERのスムーズな走りと、上質な内外装でコンパクトクラスの主役となった新型ノート。
デビュー以来、ノート・オーテックやノート オーラ、ノート オーラ・ニスモといったラインナップを着々と増やしているが、次なる一手はSUVモデルだ。
その魅力をお届け!

NISSAN NOTE AUTECH CROSSOVER

●発表日:'21年10月7日
●価格:253万7700~279万6200円
●販売店:ニッサン全店
●問い合わせ先:0120-315232(日産自動車お客様相談室)

主要諸元(ノートAUTECHクロスオーバー FOUR) ●全長×全幅×全高(mm):4045×1700×1545mm(ルーフアンテナ可倒式は1540mm) ●ホイールベース(mm):2580 ●車両重量(kg):1240 ●最小回転半径:5.2m ●パワートレーン:エンジン1198cc直列3気筒DOHC(82PS/10.5kg・m)+フロントモーター(85kW/280N・m)+リヤモーター(50kW/100N・m)● トランスミッション:一段固定式 ●WLTCモード燃費(km/ℓ):22.7 ●燃料タンク(ℓ):36(レギュラー) ●サスペンション前/後:独立懸架ストラット/トーションビーム ●ブレーキ:前/ベンチレーテッドディスク、後/リーディングトレーリング ●タイヤサイズ:195/60R16

※「AUTECH」は全車持込み登録でオーテックジャパン扱いとなります。登録時の車両重量等は実測値が適用されますので、主要諸元(設計値)とは異なる場合があります。
ベース車に比べてリフトアップした車高とホイールアーチ部のクラッディングやルーフモールがレジャービークルの活発さを感じさせる。
ノート・オーテックを基本にした質感の高い設え。ステアリングとシートがクロスオーバー専用だ。
ブルーステッチが施された、クロスオーバー専用のシートを装備。座面の細かな凹凸が特徴的。
パワートレーンは基本的にベースとなるノートと共通だ。FFのほか4WDも選べるのは嬉しい。
フロントシートバックにはAUTECH CROSSOVERの丁寧な刺繍が入る。
細かな作り込みが目を引くフロントグリル。専用のエンブレムも装備される。
ブラック×切削光輝タイプのホイールが足元をキリッと引き締める。
凹凸が設けられたサイドプロテクター。アウトドア風のデザインアクセントだ。

ラゲッジユーティリティはベースのノートとほとんど変わりない。後席を格納すれば大物も十分搭載可能な容量が確保されている。

好みに合わせて選べる!ノートシリーズの強み

 上級クラスからのダウンサイザーはノートの重要なターゲットユーザーのひとつだが、現状ではスカイライン以下のモデルをすべてカバーするような印象さえ受ける。オーラの開発もあれば、シックな高級志向のノート・オーテックとスポーティなオーラ・ニスモなど上級クラスに求められる付加価値を多彩な車種展開で押さえている。オーテックから登場したノート・オーテッククロスオーバーもノート多様化展開の一翼を担うモデルとして注目すべき一車である。

 ノートをベースにSUV化すべく専用サスや大径タイヤによる車高アップやホイールアーチプロテクター(クラッディング)などを施している。ただし、最低地上高は150mm(4WD車)でしかなく、アプローチアングル等の悪路対応寸法拡大の配慮は乏しい。雪路での轍跨ぎが向上するくらい、と考えたほうがいいだろう。

 それでもベースのノート対比では最低地上高は25mm増。ちなみにヤリスHVに対してヤリスクロスHVの最低地上高は+20mm。オーテッククロスオーバーの最低地上高が低いのはベース車が一般乗用車の中でも低い設定だからだ。

 言い方を換えるなら、使用する道路等が舗装状態あるいは乗り入れ段差等が大きく、腹擦り等で気を使う状況ならオーテッククロスオーバーは実用メリットが大きい。つまり、ベース車がローダウンサスで、オーテッククロスオーバーが標準サスという考え方である。

 もちろん、最大の訴求点は外観を筆頭としたデザインの嗜好的要素。大人シックのノート・オーテック、スポーツカジュアルのオーラ・ニスモ、タフネス&アウトドアのオーテッククロスオーバーの三本の矢を番えてノート/オーラの商品性の強化を図ったわけだ。

 興味深いのは価格設定で、ノート・オーテックの約3万円高でしかなく、オーラGに対しては約7万円安。専用サスまで装備している割には随分と値頃感がある。ノートもいいが、もう少し主張できるモデルを、と考えるユーザーにとってオーテッククロスオーバーは魅力も買い得感もたっぷりだ。

 走行性能面では硬めのサスとバネ下の重さを感じる部分もあるが、ノートの走りの質感を損なわないように配慮した印象が濃い。また、厳密には大径タイヤの採用でタイヤサイズも含めた総減速比が若干ハイギヤード化されているのだが、その違いをドライブフィールから感じることはできない。アウトドア趣味目的で、悪路走行前提のユーザーには勧めないが、単純に外観のタフな雰囲気に惚れて選ぶのも大いに「あり」なのだ。
充実のノートシリーズ!
内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。現在は新車スクープ/新車アルバム/購入時の値引き情報という3企画が柱。とくに約30年間続く「X氏の値引きにチャレンジ」はユーザーがプロのアドバイスを受けながら新車購入交渉を行うというリアルさがうけて、現在でも人気の企画。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。現在は新車スクープ/新車アルバム/購入時の値引き情報という3企画が柱。とくに約30年間続く「X氏の値引きにチャレンジ」はユーザーがプロのアドバイスを受けながら新車購入交渉を行うというリアルさがうけて、現在でも人気の企画。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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