新車試乗レポート
更新日:2022.03.30 / 掲載日:2021.11.05

NISSAN 新型ノート オーラ『極み』コンパクトのすすめ

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

ノートの上位機種として満を持して登場したオーラ。先立ってクローズドコースでの先行試乗を行った際の印象は、非常に上質でフラットな乗り味に加え、パワフルさも際立っていた。今回はようやく公道での試乗を行えることになり、期待もひとしお。さてその実力のほどは?

NISSAN ノート オーラ

●発表(最新改良)日:’21年6月15日(’21年8月17日)
●価格:標準モデル261万300~295万7900円、NISMOモデル286万9900円
●販売店:ニッサン全店
●問い合わせ先:0120-315232(日産自動車お客様相談室)

ノート オーラ G FOURレザーエディション(4WD)
●車両本体価格:295万7900円
●ボディカラー:ガーネットレッド/スーパーブラック 2トーン(有料色8万2500円高)
●主要装着メーカーオプション:ステアリングスイッチ+統合型インターフェースディスプレイ+NissanConnectナビゲーションシステム+BOSEパーソナルプラスサウンドシステム、ナビリンク機能付プロパイロット(40万1500円)

主要諸元(ノート オーラ G FOURレザーエディション)
●全長×全幅×全高(mm):4045×1735×1525●ホイールベース(mm):2580●車両重量(kg):1370●パワートレーン:エンジン1198cc直列3気筒DOHC(82PS/10.5kg・m)+フロントモーター(100kW/300N・m)+リヤモーター(50kW/100N・m)●トランスミッション:一段固定式●WLTCモード燃費(km/L):22.7●燃料タンク(L):36(レギュラー)●サスペンション前/後:独立懸架ストラット/トーションビーム●ブレーキ:前/ベンチレーテッドディスク、後/リーディングトレーリング●タイヤサイズ:205/50R17●車両本体価格:295万7900円

主要装備(ノート オーラ G FOURレザーエディション)
遮音タイプフロントサイドガラス、LEDヘッドライト、移動物検知機能付きアラウンドビューモニター、本革巻ステアリング、12.3インチアドバンスドドライブアシストディスプレイ、ツイード調アームレスト&インストパネル、木目調フィニッシャー、オーディオレス、本革シート、前席シートヒーター、後席可倒式シート(6:4分割、リクライニング)、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱防止支援システム、後側方車両検知警報ほか
基本的にはノートと共通のボディだが、ワイドフェンダーを採用することでよりスタンスの良さを感じさせる佇まいに。
インパネ中央にモニターを備えたレイアウトはノートと共通だが、各部加飾をカジュアルかつ上質なものとすることで大人っぽい空間を演出。レザーエディションならブラックの本革シートとなり高級感も十分。疲れにくいゼログラビティシート構造が採用されている。





シフトコンソール周辺やインパネの加飾には、表面に細かな凹凸加工が施された木目調フィニッシャーを配置。上質感を高めている。
メーターは12.3インチのフルカラー液晶。パワーフローや燃費、車両状態のほかナビゲーションなどさまざまな情報を表示可能。
プロパイロット等とセットOP(40万1500円)となるBOSEパーソナルプラスサウンドシステム。臨場感あふれる音が魅力だ。
ノート オーラに搭載されるe-POWER 4WDシステム。ベース車のノートよりも出力アップしている点は見逃せない。
スポーティで上質な走り好印象の4WDモデル!

 市街地や郊外路走行ではノートと大きく変わらない。総着タイヤのせいか、テストコースで試乗した時よりも目地等の路面当たりが強く感じられたが、急加速でも極めて滑らかな加速感やしっとりしっかりの路面コンタクトで操舵に過不足なく反応するハンドリング。操舵初期応答が若干鋭すぎるような印象も受けたが、スポーティな味わいを求める向きには程よい味付け。フットワークについては試乗車が4WDだったことも好印象のポイント。ノートとの違いは高速域の余力。追い越し加速等での伸びがよく、動力性能面の車格感がアップしていた。

プレミアムを実感できる、洗練された乗り味と質感

 ダウンサイザーをターゲットにプレミアム感を前面に出した小さな上級車が先代ノート。タウン&ファミリー用途向けの実用車のイメージを払拭し、ポストファミリーが日常とレジャーで心地よく使えるコンパクトカーを狙っていた。内外装の高級感を高めた上級シリーズに往年の上級セダン「ローレル」の最上級グレードの名称「メダリスト」を与えたのはノートのコンセプトをよく表していた。

 車種構成を照合するならオーラはノート・メダリストの後継モデルと理解することも可能だが、嗜好を違えた内外装の仕立て直しで終わらせないのがミソ。リヤフェンダー部まで手を加えて専用3ナンバーボディとし、装着タイヤも低扁平ワイド化。さらにハードウエアはノートと共通するがモーターの最高出力と最大トルクを向上。車体構造には静粛性向上のために遮音制振材を追加。装備設定でも前席ヘッドレストスピーカーを配したボーズのオーディオシステムを用意して上級モデルらしさを演出。内装の変更はコーディネートを変えたくらいだが、標準系ノートの上位車種らしい外観と性能が与えられている。

 さすがにこれだけ手を加えると価格も相応に高く、ノート標準系最上級グレードの約35万円高。プロパイロットの装備を前提にするなら300万円を超える。国産ハイブリッド車ならカローラスポーツの最上級グレードが、輸入車ならVWゴルフにも手が届く価格であり、ノート派生の車格からすれば割高感は否めない。

 それを納得させるのがe-POWERを核に高められた走りの質感とノートからステップアップした高速性能だ。走行性能や静粛性のアドバンテージはノートで大半を達成して、オーラではそれにさらに上乗せをしたという印象だ。ノート対比ではコスパで分が悪いのだが、他社の同価格帯モデルとタウン&ツーリングでのプレミアム感で比較するならトップクラス。純電動ならでは高精度なドライブフィールとニッサンの駆動制御技術がもたらした滑らかな加速感はハイブリッド車対比でもほかでは味わい難い洗練された仕上がりだ。

 ノートより乗り心地は硬めだが、スポーティな味わいが増したとも言える。ノートが苦手とする高速での加速性能が改善され、グレードアップしたタイヤと引き締まった乗り味でさらに高速ツーリングでの余裕が高まったのが印象的だ。タウン&ツーリングで安心感ある良質な走りが味わえ、気軽に楽しめるスポーティ性も備わり、プレミアム性にこだわれば最も魅力的なコンパクトカーと言える。
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  • 走行距離 : 0.4万km
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  • 年式 : 2024後
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  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 0.6万km
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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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