車のお祓いの相場料金は？祈祷料・初穂料はのし袋に入れる？

　「車祓い（くるまばらい）」とは、交通安全を祈願し、主に神社で車とドライバーがお祓いを受けることです。神様にお願いすることで事故を防ぎ、気持ちを引き締めて安全への意識を高める効果が期待できます。

　今回は祈祷料の相場や、神社への「初穂料」の意味、お渡しするときのマナーなどをお伝えします。車祓いの予定のある方は、ぜひこちらを参考に気持ちよく車祓いをおこなってください。

神社によって異なる車の祈祷料

　祈祷料の相場は5,000円ほどと言われています。ただし、神社によって祈祷料に違いがあり3,000～10,000円と幅があります。

　車祓いの際には祈祷のほか、ほとんどの場合、お神酒（おみき）や車のお守り授与があります。神社によっては、お守りの種類でいくつかの金額を設定しているところもあるようです。

　お守り等も含めた車祓いにかかる費用全般を把握したい方は、前もってお願いする予定の神社に確認しておく方が良いでしょう。祈祷料の相場は5,000円程度と考え、相場より高ければ、お祓いする神社を考え直してもいいかもしれません。

いまさら聞けない「初穂料」ってなに？どんな意味？

　初穂料は、「はつほりょう」と読みます。祈祷料と同義と考えて問題ありません。「初穂料」も含め、祈祷料は神社によって表現が異なる場合があるので、注意が必要です。

初穂料の由来

　「初穂料」という表現は日本全国で広く使われている言葉です。その言葉の由来を理解しておきましょう。

　古くより、日本は稲作を中心に国づくりが進みましたが、秋には感謝の気持ちを込め、その年に最初に収穫された稲穂を「初穂」として神社に奉納をしていました。

　時代の流れとともに職業は多様化し、神様へのお供えを稲穂ではなく金銭という形でする方が増えましたが、初穂奉納のなごりから、神社に供える金銭を「初穂料」と呼ぶようになったようです。

初穂料の他の呼び方・書き方

　神社への祈祷料の表書きは、「初穂料」のほかに、「御神前」「御供」「御榊料」「玉串料」等の書き方もあります。

　「御神前」「御供」は漢字そのままの意味、「御榊料」「玉串料」は、玉串や榊の代わりにお供えする料という意味です。このほかに、「奉献」「奉納」「上」と書く場合もあります。

車の祈祷料を納めるときの「のし袋」はどうすべき？

　祈祷料は、のし袋に入れて支払うのが一般的です。紅白の蝶結びの水引が付いたのし袋か、水引が印刷されているのし袋がおすすめです。文房具店はもちろん、100円ショップやコンビニエンスストアでも手に入ります。準備が間に合わなかった場合は、白封筒でもかまいません。

　表書きは、上部に「御初穂料」と書き、下部に氏名を記入します。お札は、人物が描かれている面が封筒の表側にくるように入れるのがマナーです。神様に祈るので、用意できるのなら新札がいいでしょう。

　内袋がある場合、内袋に金額を記入します。内袋がない場合は、のし袋裏に金額を記入します。祈祷料はあらかじめのし袋に入れて準備しておき、お祓いの申し込みの際に申込用紙と一緒に神社側に渡します。

神社で車祓いする際は祈祷料のマナーを守ろう

　神社で祈願する際には、作法やマナーがあります。車祓いするのであれば、マナーに則って祈祷料を準備しましょう。車祓いの祈祷料の相場は5,000円ほどですが、神社によって違うこともあるので事前に神社に確認するのがおすすめです。

　車祓いをしたから、絶対安全というわけではありませんが、神様にお願いすることで交通安全に対する意識が高まるきっかけになるはずです。気になる方はぜひ車祓いをしておきましょう。

車のお祓いの祈祷料はいくらぐらいが相場なの？

祈祷料の相場は3,000～10,000円と幅がありますが、5,000円というところが多いようです。

車の祈祷料を入れる封筒はどんなものが良い？

水引が印刷されているのし袋がおすすめですが、間に合わない場合は白封筒でも良いでしょう。

車の祈祷料をおさめるのし袋には何と書けば良い？

祈祷料をおさめるのし袋の表書きは、上部に「御初穂料」と書き、下部に氏名を記入します。