ディーゼルも選べるCX-5って燃費はイイの？ 実際どうなのか、調べてみた

　マツダが誇る“新世代技術”の「スカイアクティブ・テクノロジー」を全面的に注ぎ込み、2012年に誕生したクロスオーバーSUVがCX-5。デザインテーマ「魂動 ～Soul of Motion～」を全面的に採用した初の市販車でもあります。

　そんなマツダの“顔”ともいうべきCX-5は、現在多くのメーカーで主流となっているハイブリッドシステムを採用していませんが、代わりにクリーンディーゼル車をラインナップしています。一般的に燃費が良いとされるディーゼル車ですが、その実力はどれほどなのでしょうか。

　というわけで、今回はCX-5の燃費性能をリサーチ！ 新旧モデルを比べてみました！

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現行型CX-5のカタログ燃費をチェック！

　はじめに、現行型CX-5（KF系）のカタログ燃費を見てみましょう。WLTCモード燃費では「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」という区分での数値も掲載されていますが、今回は基準となる数値をピックアップしています。

　20Sと25Sのグレードはガソリンエンジン、XDグレードはディーゼルエンジンのモデルです。

気になるCX-5の実燃費は…？

　では、実燃費はどうでしょうか。まずはガソリンエンジン車から。

　2WD・4WDともに燃費達成率が80％を超えており、カタログ値との比較ではまずまずの数値。平均値そのものはRAV4などライバル車と比べると物足りなさも感じます。

　続いて、ディーゼルエンジン車です。

　こちらは2WDと4WDとで2km/L以上の差が出る結果となってしまいましたが、2WDは平均値16.71km/L、燃費達成率96.0％と上々の数値。一方の4WDは平均値14.23km/Lで、比較的近いサイズのRAV（ハイブリッド車）やフォレスター（ストロングハイブリッド車）と比べると2km/L前後低い数値に留まっています。

廃版となったモデルもチェック！

　ちなみに現行型CX-5は、2023年9月までディーゼルエンジン車のMTモデルを、さらに遡って2021年12月まではガソリンエンジンのターボ搭載モデルを販売していました。これらのカタログ燃費と実燃費も見てみましょう。まずはカタログ燃費です。

　XD（MT）はAT車をしのぐほどの良燃費です。続いて、実燃費を見ていきます。

　XD（MT）の2WDの平均値は16.68km/Lで、AT車とほぼ同等の結果に。4WDは、MT車が16.21km/LとAT車を2km/L近く上回りました。一方でターボ車の25Tグレードは、2WD・4WDともに10km/Lを下回る数値となっています。

先代モデル（KE系）のカタログ燃費と実燃費は？

　続いて、先代モデルの数値です。まずはカタログ燃費ですが、数値はJC08モードでのものとなります。

　次に実燃費。まずはガソリンエンジン車から。

　現行型と比べると、2km/L程度低い数値。4WD車は10km/Lを下回る9.93km/Lという結果でした。次に、ディーゼルエンジンです。

　こちらも現行型と比べて2km/Lほど低い結果になりましたが、ガソリンエンジン車との比較では約4km/Lの差を付けており、燃費性能の差は明らか。今回のリサーチでは、ディーゼルエンジンの燃費の良さが際立つ結果となりました。

燃費が良くて運転も楽しめるMT車が狙い目！ 中古車も検討して賢いお買い物を

　ファミリーカーとしても頼もしい存在のCX-5。燃費を最優先して購入するならディーゼルエンジン搭載のXDグレードがその筆頭候補と言えるでしょう。さらに燃費性能を突き詰めるなら、MT車がオススメ。グーネットの登録台数は17台（2025年9月時点）と厳しい状況ですが、お気に入りの１台があれば購入を検討してみてはいかがでしょうか。

　2025年9月現在でグーネットには、約3,200台のCX-5が登録されており、あなたの希望に見合う一台がきっと見つかるはず。次の愛車探しの際には、グーネットでお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか。