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更新日:2023.09.26 / 掲載日:2023.09.26
「軽キャン」の特徴とメリット・デメリットは?【キャンピングカー入門】
アウトドアブームの現在、人気上昇中のキャンピングカー。そんな中でも急激な勢いで人気を高めているのが、軽自動車をベースにした軽キャンピングカー(軽キャン)です。
軽自動車がベースとひとくちに言っても、現代の軽自動車はハイトワゴンタイプやSUV風、軽トラに配送車仕様と多種多様。実際に販売されている軽キャンもバリエーションが豊富で、目移りしてしまうほど。そんな軽キャンだけに、基本的な特徴やメリット・デメリットを押さえておかないと、購入後に後悔してしまうこともあるかもしれません。
キャンピングカー入門 第4弾は軽キャンの特徴やメリット・デメリットを深掘り!冒険の相棒探しにぜひお役立てください!
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軽キャンってどんなクルマ?特徴やベースになる車種について
前述した通り、軽キャンは軽自動車をベースとして、キャンピングカー仕様に架装したクルマのこと。バリエーションが豊富なことが大きな特徴で、軽バン・軽ワゴンをベースにした「軽バンコン」、軽トラックをベースに居住スペース(シェル)を架装した「軽キャブコン」、軽トラックの荷台にシェルを積載した「軽トラキャン」があります。
軽バンコンで人気のベース車両は、スズキ・エブリイやダイハツ・アトレー、ホンダ・N-VANなど。軽キャブコンや軽トラキャンでは、スズキ・キャリイやダイハツ・ハイゼットトラックが定番モデルとして親しまれています。
軽キャンのメリット・デメリット
近年、加速度的に人気を集めているとウワサの軽キャンですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは順を追って解説します。
軽キャンのメリット
1.コンパクトで乗りやすい
普通車や大型車をベースとした一般的なキャンピングカーよりも扱いやすいサイズで、気軽に乗り回せるのが大きな魅力。道幅の狭い山道でも走行しやすいので、行動範囲が広がります。
また、駐車スペースに困らないサイズ感なので、移動の合間に寄り道するのも苦になりません。
2.購入費も維持費もリーズナブル
一般的なキャンピングカーを新車で購入する場合、車両本体価格は500万円以上が相場。しかし軽キャンの場合は200~400万円と、およそ半分の予算で購入することが可能です。
軽自動車なので税金や保険料も安く抑えられるのも大きなメリット。ただし、4ナンバー(貨物用軽自動車)、5ナンバー(乗用軽自動車)、8ナンバー(小型特殊軽自動車)のどちらに分類されるかで税額や保険料が変わるので、購入の前にきちんと確認しておきましょう。
3.「自分だけの1台」が作りやすい
軽キャンを取り扱っているキャンピングカーメーカーの中にはボディカラーやデザインパーツをオプションで用意しているところもあり、自分好みのデザインに仕立てやすくなっています。
また、内装についてもコンパクトな広さなのでカスタマイズがしやすく、「自分だけの1台」を作る楽しさも味わえます。
軽キャンのデメリット
1.パワー不足は否めない
普通車に比べるとエンジンの弱さは否めず、さらに装備によって重量が重くなるため、運転中にパワー不足を感じる事があるでしょう。燃料タンクも小さいため、長距離移動となれば頻繁に給油しなければならないおそれもあります。
パワー不足をなるべく補いたい場合は、ターボエンジンの搭載車を選ぶのがおすすめです。
2.大人数には不向き
ベース車両が軽自動車なので、バンコンやキャブコンに比べると居住スペースは狭くなりがち。クルマに居住スペースを上乗せする軽キャブコンならある程度の広さを確保できますが、快適性は一般的なキャンピングカーの方が勝ります。
また、荷物や装備を積み込みすぎても居住スペースを圧迫してしまうため、荷物量が多くなる大人数での旅には不向きと言えます。
軽キャンはこんな人にオススメ!
では、軽キャンはどんな人に合うのでしょうか。メリット・デメリットを踏まえて紹介します。
1.キャンピングカーデビューを考えている人
手ごろな予算で購入できる軽キャンは、初めてキャンピングカーを買おうと思っている人にオススメ。取り回しが良く、運転しやすいという点もキャンピングカーに親しめるポイントとなるでしょう。
2.ソロキャンプや2人キャンプを楽しみたい人
大人数には不向きな軽キャンですが、1~2人での使用なら十分快適な居住スペースが得られます。夫婦やカップル、あるいはソロで気ままに旅を楽しみたいという方に、ちょうどよいサイズ感です。
3.自分だけの「秘密基地」が欲しい人
パートナーや家族と使うとなれば、必要な装備も増えてくるもの。しかし自分一人だけが使うパーソナルな空間と割り切ってしまえば、軽キャンが持つ広さはカスタマイズをするのにピッタリ。欲しい装備だけをとことん詰め込み、アウトドアからリモートワークまで、どんなシーンにも手放せない「秘密基地」を作りましょう。
中古車も豊富な軽キャンパー!
メリット・デメリットの項目でも触れたとおり、軽キャンの価格帯は200~400万円。バンコンやキャブコンといった一般的なキャンピングカーと比べてリーズナブルな価格帯ですが、装備の充実ぶりを求めればそれだけ価格が上乗せされていくのは悩ましいところです。
そこでオススメしたいのが、中古車という選択肢。グーネットでは2023年9月現在で約380台の物件が登録されており、高年式・低走行の車両も豊富。凝ったデザインのクルマもあり、好みに合った掘り出し物が見つかるかもしれません。
ぜひ、旅の相棒探しにお役立てください。
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