ドライブ
更新日:2021.03.31 / 掲載日:2020.06.09

煽り運転の通報は後日でも対応してもらえる?通報すべきタイミングについて

煽り運転の通報は後日でも対応してもらえる?通報すべきタイミングについて

グーネット編集チーム

大きな事件や事故に発展することの多い煽り運転は、最近ではニュースで取り上げられることも増え、社会問題にまで発展しています。
もし、自分自身が煽り運転を受けてしまった場合、警察に通報するのが解決のための重要な手段となりますが、その通報のタイミングはいつが適しているのでしょうか?

このページでは、煽り運転をされた場合の通報のタイミングについて解説していきます。

煽り運転の通報は後日でも対応してくれる?

煽り運転を受けた場合の警察への通報は、被害を受けている最中や直後など、即時の連絡が推奨されています。後日の通報でも対応はしてくれますが、ドライブレコーダー映像などの証拠が必要なケースがほとんどです。

また、ドライブレコーダーで録画した動画などの証拠があったとしても、後日対応の場合、逮捕に至ることは稀というのが現実のようです。更に、ドライブレコーダーの映像が不鮮明で、たとえば車のナンバーが確認できないものであった場合は、捜査自体をおこなってもらえない、という場合もあるため注意しましょう。

煽り運転の被害は後日ではなく、即時に110番通報しよう

煽り運転の被害に遭った場合は、その場ですぐに110番通報するのが基本です。ドライブレコーダーの動画と合わせて、状況説明や走行している位置などをリアルタイムで共有することで犯人の逮捕や取り締まりにつながります。

以下では、通報の流れや、知っておきたいポイントをご紹介します。

ポイント1.走行中でも緊急通話は違反にならない

本来、走行中の携帯電話の使用は禁じられています。しかし、道路交通法の第71条5の5には「傷病者の救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く。」との記載があります。悪質な煽り運転はこれにあたるため、走行中に通報しても違反になりません。

ポイント2.車のナンバーと車種を控えておく

ドライブレコーダーの映像は不鮮明でナンバーや車種がはっきりとわからないことも多くあります。そのため、相手の車のナンバーと車種はしっかりと控えておきましょう。ほとんどの場合、車種はバックドアのエンブレムなどでわかります。車種名がわからない場合も、メーカーや車の形、ライトなどの特徴、色は覚えておきましょう。

ポイント3.絶対に窓を開けず、全ドアの鍵を閉めておく

煽り運転の被害に遭ったら、まず窓をすべて閉め、ドアの鍵を締めましょう。相手が車を降りてこちらに罵声を浴びせたり、暴行を加えてきたりする可能性があるからです。もし襲いかかってきたとしても、絶対に鍵や窓を開けてはいけません。

ポイント4.停車するときは、必ず安全な場所へ移動してから

車を停車させる際も注意が必要です。相手が止まったからといって、周りの安全を確認せずに急停車してしまうと、後続車を巻き込んだ追突事故などに発展しかねません。車を止める場合は、路肩に寄るか安全な場所へ移動してから停車しましょう。

ポイント5.どれだけ煽られても焦らず冷静になる

あなたが冷静さを失うと加害者はさらにつけあがり、行動をエスカレートさせる可能性があります。また、ほかの車両に被害が及ぶこともあるでしょう。まったく動じないというのは難しいかもしれませんが、できる限り冷静でいるように心がけてください。

ナンバー通報サイトや動画投稿サイトの利用は慎重に

ナンバー通報サイトや動画投稿サイトの利用は慎重に

グーネット編集チーム

煽り運転に対する見方が厳しくなって以降、「煽り運転通報サイト」が散見されるようになりました。該当車両の車種やナンバー、特徴にあわせ、ドライブレコーダーの映像を投稿・閲覧でき、生活地域での煽り運転の情報収集に使うことができます。なかには、岡山県警をはじめとして地元の警察が情報提供のサイトを開設する例もあります。

しかし、これらの情報は無許可で個人情報を拡散することになるため、投稿や閲覧に関しては賛否両論あるのが現状です。煽り運転の抑止につながっているとも言い切れず、情報収集ができる反面、必ずしもその車両が悪いと判別できるわけではないといった問題点もあります。

投稿者のなかには、危険運転をしていたにも関わらず、あたかも被害者であるかのような画像を拡散する例もあります。情報のすべてを鵜呑みにせず、慎重に利用しましょう。

まとめ

今回は煽り運転の通報をテーマにお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
ドライブレコーダーが普及したとはいえ、煽り運転はできる限りすぐに通報したほうが良いということでした。

走行中の通話は原則禁止ですが、煽り運転は緊急時であるため通報しても問題ありません。通報する際は、ナンバーや車種など相手の車両情報を伝えましょう。
また、窓と鍵は必ず閉め、停車するときには安全な場所に移動するようにしてください。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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