ドライブ
更新日:2018.10.31 / 掲載日:2018.04.27
伝説の軽スポーツモデル「AZ-1」のドライブに心酔する外国人青年

かつて日本で、複数のメーカーが軽自動車のスポーツカーを作っていた時代があったことを覚えている方も多いと思います。そして、その代表的なものとして当時「ABC」と呼ばれたのが、マツダ「AZ-1」、ホンダ「BEAT」、スズキの「カプチーノ」でした。小さな車体にテクノロジーを凝縮した、まるで「盆栽」のようなパッケージは、海外にもコアなファンを生み出しました。
そしてここにも、そんな個性的な軽スポーツモデルに魅せれられた外国の青年がひとり。今回は、マツダ「AZ-1」の試乗風景をご覧いただき、いまだ失われない魅力を感じていただきます。

ナンバープレート(ライセンスプレート)は「Columbia」。アメリカ中部にあるコロンビア州ですね。オーナーはコロンビア州に住んでいるようです。

リヤのナンバーはなぜか「熊谷」。「ADVAN NEOVA」というタイヤ選択、そしてナンバープレートの脇で輝く「JAF」のバッジもいい味出しています。

さあ、走りに行きますよ。重量700kgそこそこの軽自動車はターボエンジンと5速MTで、軽快な走りを見せます! 右側通行をしているのが新鮮ですね。
「AZ-1」は、ユーノスやアンフィニと同様、マツダの多チャンネル化によって誕生した販売系列「オートザム」で扱われていました。超軽量FRPボディで作られ、軽自動車唯一のガルウイングドアを持つ個性派でした。販売台数も極めて少なく、完全にコスト割れしていたと言われ、商業的には成功ではありませんでした。しかし根強いファンが多く、程度の良い個体を中心に、中古車市場ではプレミア価格となっています。