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更新日:2019.06.21 / 掲載日:2016.06.14
車のスピードメーターの仕組みとは

goo-net編集チーム
車を運転する時、何げなく見ているスピードメーターですが、
これがどういう仕組みで車の速度を測っているのかご存知ですか?
ここでは、スピードメーターの仕組みや問題点についてご紹介します。
スピードを測る仕組み
車のスピードメーターは、タイヤの回転数を数えることでスピードを測る仕組みになっています。
車の年式によっても変わってきますが、
ほとんどの車がタイヤの車軸にセンサーなどが設置されていて、
一定時間で何回タイヤが回転するかを数えているのです。
そして、その回転数に、あらかじめ設定されたタイヤの外周の長さをかけることで、
車のスピードを計算できる仕組みとなっています。
この仕組みによる問題点
このタイヤの回転数からスピードを測る仕組みには、
タイヤの大きさによって、測定したスピードと実際の正しいスピードとの間に、
誤差が生じてしまうことが問題点として挙げられます。
車の種類によって装着できるタイヤの種類やサイズは決まっていますが、
メーカーによって多少大きさが異なる場合もあるため、
純正以外のタイヤを装着すると車に設定されているタイヤの外周の長さと違ってしまい、
誤差が生じることがあるのです。
また、すり減ったタイヤを履いている場合や空気圧の数値の違いによっても、
路面との摩擦度合いが違ってくるため、誤差が出ることがあります。
スピードメーターの誤差はどのくらい?
誤差が大きすぎるとスピードメーターの意味がなくなってしまうため、
法律によって許される誤差の範囲が決められていて、
車検の度にその誤差が許容範囲内であるかをチェックされています。
そのため、スピードメーターが40km/hを表示している場合の実際の速度は、
平成19年1月1日より前に製造された車で30.9km/h~42.55km/h、
それ以降に製造された車で、30.9km/h~44.4km/hとなっています。(2016年5月現在)
スピードメーターの仕組みと問題点は、このようになっています。
スピードの出しすぎは事故の原因にもなるので、
定期的にスピードメーターをチェックして、スピードを出しすぎないよう注意しましょう。