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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.25

車のヘッドライトの種類による明るさの違いとは

車のヘッドライトの種類による明るさの違いとは

グーネット編集チーム

車のヘッドライトは、夜や雨の日などに前方の視界を見やすくしてくれる重要なパーツと言えます。
今回は、ヘッドライトにはどのような種類があり、それぞれの明るさや特徴などをご紹介致します。

ヘッドライトの種類とその特徴とは

車のヘッドライトに使用されている光源の種類は、大きく、ハロゲン、HID、LEDの3種類に分かれ、ヘッドライトはその光源の種類によって特徴があります。

ハロゲンヘッドライト

ハロゲンヘッドライトは、窒素などの不活性ガスとヨウ素、フッ素などの、ハロゲンガスを電球内部に封入し、フィラメントへ通電させて発光させます。安価でバルブの交換のみで取り付けが可能な手軽さから、現在最も使用されているヘッドライトと言えます。

HIDヘッドライト

HIDヘッドライトは、フィラメントを用いずにアーク放電を用いて発光する仕組みです。アーク放電とは、電極に電位差が生じることによって、電極間にある気体が持続的に発生する放電のことです。
ハロゲンに比べて明るいことや、ワット数を上げても寿命が長いといった特徴があります。

LEDヘッドライト

LEDヘッドライトは、小さなチップ(電気を流すと発行する半導体)を発行させたヘッドライトです。消費電力が少なく、寿命が長いのが特徴で、発売当初は電気自動車などのエコカーに採用されていましたが、現在では一部のガソリン車にも装着が進んでいるようです。
デザインの自由度が高いことも特徴ですが、他の2つと比べると価格が高くなる傾向にあります。

ヘッドライトの種類における明るさの違い

前述した通り、車のヘッドライトはその種類によって明るさが異なり、明るい順に並べるとHID、LED、ハロゲンの順番となります。最も明るいHIDの明るさは、LEDとハロゲンどちらと比べても数倍差があると言われています。

また、同一の種類のヘッドライトであっても、ワット数やルーメンの数値が異なる場合も多く、この数値が高ければ高いほど明るくなります。

ただし、ルーメン数はヘッドライトの色温度(光の色)であるケルビンと相反するため、ケルビン数を上げるとルーメン数は下がり、ルーメン数を上げるとケルビン数は下がってしまいます。

ヘッドライトを選ぶ際には、まずはどの種類のヘッドライトにするかをしっかり考え、車検に通るケルビン数に合わせたルーメン数のものを選ぶことをおすすめします。

ハロゲンライトはLEDライトに変更した方がいい?

普及率の高いハロゲンヘッドライトですが、黄色っぽい光が物足らないと感じる方もいるようです。視認性に関しては個人差もあるので一概には言えませんが、暗いと感じるのであれば交換するのが望ましいでしょう。最も明るいのはHIDライトですが、取り付けにはある程度の経験と知識が必要です。

そこでおすすめなのがLEDライトです。HIDに比べると若干明るさは劣りますが、比較的交換も容易であり、白くハッキリとした光源は視界をクリアにしてくれます。

夜間の安全のために交換する方が好ましい

ハロゲンライトの黄色っぽい光は目に優しく、雪道などの走行で高い効果を発揮することもあります。しかし、その黄色っぽさを薄暗く感じる方がいるのも事実です。

また、車検においても2015年9月1日から検査基準が変わり、ロービームでの明るさに加え色味も審査されるようになりました。白色が基本とされるようになったのです。ただし、2005年12月31日以前製造の車に関してはその限りではありません。

夜間の視認による安全性と車検の審査基準を踏まえると、LEDライトへの交換が好ましいと言えます。

暗いと感じないのであれば無理に交換しなくても良い

視覚条件に個人差があるので、暗いと感じなければLEDライトに交換する必要はありません。

車種によっては黄色っぽいハロゲンライトが似合う車種もあり、白一色の雪景色の中においては白いLEDライトより黄色いハロゲンライトの方が見やすいでしょう。また、HIDライトほどではないにせよ、手間もかかるので、無理な交換はしなくても良いと言えます。

ヘッドライトを交換するには

ヘッドライトを交換するには

グーネット編集チーム

ヘッドライトが点灯しなくなることは珍しいことであり、運転している本人もなかなか気付けないこともあります。対向車のパッシングや知人に教えてもらい、ようやく気付くケースもあります。

しかし、そのまま走行していると整備不良で罰金7,000円、違反点数1点が加算されてしまいます。気付いた時点ですみやかに交換するのが望ましいでしょう。
近くのガソリンスタンドやディーラー、カーショップなどで交換してくれますし、自分で交換することもできます。

ディーラーやカーショップで交換してもらう

ヘッドライトの交換はガソリンスタンドやカーショップ、ディーラーなどに依頼することができます。それぞれの依頼先によって料金体系は異なりますが、ヘッドライトの品揃えの豊富なカー用品店などが比較的安い傾向にあります。

また、ディーラーへ交換を依頼する場合は、他の依頼先に比べて多少値は張る傾向にありますが、ディーラーが請け負うということでより高い安心感があるという点でもおすすめです。

自分で交換することもできる

ヘッドライトの交換作業をディーラーやショップに依頼すると部品代の他に工賃がかかるのは当然のことです。少しでも交換費用を抑えたいのであれば、自分でヘッドライトを交換することもできます。

ヘッドライト交換の大まかな作業の流れとしては、ボンネットを開けてヘッドライト付近の蓋を開け、バルブを外し、新しいバルブを取り付けるという工程です。車種やヘッドライトの種類にもよりますが、専門性の高い作業ではないので、器用な方なら自分で交換することもできます。

自分でヘッドライトを交換する際の注意点

自分でヘッドライトを交換する際には、安全性と併せて、車検が通るような法令を遵守したヘッドライト交換をすることが大切です。

ヘッドライト交換する際には、くれぐれも安全作業に努め、製品の選択にも十分な注意を払いながら作業を進めていきましょう。

必ず手袋をつけて作業する

ハロゲンやLED、HIDすべてのライト交換に共通することですが、まずはライトのスイッチが切れているか確認する必要があります。
そして、電気を通さない素材でできていて、かつ細やかな作業ができる手袋をつけることも忘れてはなりません。それらの手袋をせずに、ガラス管を素手で触るとライトが長持ちしなくなることもありますので、取り扱いには十分な注意が必要です。

安価な外国製に注意

ヘッドライトを購入する際、純正品ではなく、ついコストパフォーマンスの高い商品に目が向いてしまいます。とくにLEDライトなどは比較的高価なため、安価な中国製などを求めがちです。

一概に言えませんが、安価な外国製ライトは耐久性に問題があったり、一見明るく見えても光量が不足している可能性も少なからず存在します。また、光軸が不安定な製品も少なくありません。
安全と安心感を得るために、コストパフォーマンスよりも製品重視で選択したいものです。

ヘッドライトの色は白が原則

2015年9月1日より車検によるヘッドライトへの審査方法が変わり、ヘッドライトの色は白を基調とした光であることが原則となりました。光はケルビン(色温度)という単位(K)で表すことができ、新しい審査基準となった白の色相におけるケルビンは、おおよそ3500K~6500Kとなります。

つまり、それ以下でもそれ以上でも、車検に通らない可能性が出てくるということです。ただし、メーカーによって色味の違いもあり、また検査員の見え方によっても判断が分かれます。

ケルビンは絶対的な数値とは言えませんが、白さの指標とはなります。ヘッドライトを交換する際には、ディーラーなどの専門家に相談をして、無難な数値のライトを購入することが望ましいでしょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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