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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.03.16
車のラジエーターの役割とは

goo-net編集チーム
エンジンは季節ごとの気温や走行の仕方などに影響を受け、
エンジンが発生させる熱量や温度が異なってきます。
それらが異なるとエンジンの性能が変化します。
エンジンの性能を保つためには、熱量や温度を一定に保つ必要があります。
それを行っているのが、ラジエーターなどの冷却装置です。
では、ラジエーターには、どのような役割があるのでしょうか。
このラジエーターが無い(故障している)場合、エンジンはどうなるのでしょうか。
ラジエーターの役割とは
ラジエーターは、エンジンの温度を調節する上でなくてはならない部品です。
エンジンは燃料を爆発させることで動力を生みだしています。
その際、高温の熱が発生し、それをそのままにしておくとエンジンが破損してしまいます。
それを防ぐためには、高温になったエンジンを冷やす必要があります。
その際に用いられるのが、LLC(ロング・ライフ・クーラント)と呼ばれる冷却液です。
冷却液がエンジン内にあるウォータージャケットと呼ばれる水路を循環することで、
エンジンの熱を奪っていくため、冷却液の温度は必然的に上昇します。
その温まった冷却液を再度冷やすのがラジエーターです。
つまり、ラジエーターの役割は、冷却液を冷やしてエンジン内に循環させ、
エンジンの温度をほぼ一定に保たせることになります。
ラジエーターが無い場合、どのようなことが起こるのか
ラジエーターが無い場合、エンジンを冷やすための冷却液を循環させることができなくなります。
つまり、高温になったエンジンを冷やすことができなくなります。
エンジンを冷やすことができないとエンジン自体を痛めてしまい、エンジンの性能が低下します。
最悪の場合、エンジンがオーバーヒートを起こして、
焼き付きという重大な損傷を引き起こしてしまいます。
ラジエーターは、エンジンの故障を防ぐための大切な部品です。
ラジエーターがあることで、エンジンの性能が保たれ、快適な走行が可能となります。