ドライブ
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.12.18
ナンバープレートにカバーを掛けることはなぜ禁止なのか

goo-net編集チーム
ナンバープレートは車を識別するために重要なものといえます。
では、ナンバープレートにカバーをかけることは禁止されているのでしょうか。
また、カバー規制とはどのような内容なのでしょうか。
ナンバープレートにカバーをかけるのは禁止されているのか?
ナンバープレートは、その車について個別に特定することができる唯一の指標といえます。
そのため、ナンバープレートを見やすいように表示することが、
道路運送車両法第19条において規定されています。
しかし、今まではナンバープレートをカバーで覆うことに対しての、
具体的な規制がなく、禁止されていませんでした。
そのため、番号が透けて見える透明なカバーや、
光を反射しないカバーなどが販売されてきましたが、
2015年に国土交通省は透明なカバーであっても、
ナンバープレートにカバーをかけることを禁止すること決定しました。
ナンバープレートのカバー規制の内容
ナンバープレートのカバーは主に、汚れの防止やファッション目的で使われてきました。
しかし、カバーによっては、ナンバーを読み取れなくなり、
交通違反の取り締まりを免れる目的でかけている人も中にはいたようです。
また、透明なカバーであっても光の反射などによって、
警察などがナンバーを読み取れないという問題もありました。
そのため、国土交通省はカバー規制を設け、犯罪の抑制に繋げようと考えているようです。
カバー規制では、
ナンバープレートにカバーをかけることによって、ナンバーを見えづらくした場合、
道路運送車両法第19条を違反することになり、50万円以下の罰金が科せられることになります。
改正道路運送車両法が施行されれば、この罰則が適用されると思われるので、
カバーをかけている人は外しておくようにしましょう。
ナンバープレートが泥などで汚れるのがイヤという人もいるかもしれません。
また、車をカッコ良くしたいという人もいるかもしれません。
しかし、ナンバープレートにカバーをかけることによって、
自分、あるいは他人に不利益が生じてしまう恐れもあるといえ、
車に安全に乗る上でも、カバーは外すようにしましょう。