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更新日:2025.06.16 / 掲載日:2015.11.26
フォグランプの意味や効果は?色にはどんな違いがある?

goo-net編集チーム
ヘッドライトには、フォグランプという種類があるのはご存知ですか?
フォグランプにはヘッドライトとは違う効果や意味を持ちますので、
上手に使って運転時の安全性を向上させましょう。
フォグランプは本来どういう意味を持つランプなの?
フォグランプとは道路運送車両法では「前部霧灯」と呼ばれる、自動車のライトの一種です。
英語で「霧」の意味を持つ名の通り、
もともとは霧が発生した際につけることを目的に造られたものであり、
濃霧が発生し運転が困難に感じる際に使う補助灯としての役割を持ちます。
フォグランプの特徴は、霧の中での安全な視界確保とともに、
他の車からの被視認性を向上させることが可能な点です。
フォグランプにはどういう効果があるのか
霧の中でも濃霧の状況下では、視界の確保が難しくなってしまいますが、
この時に通常の前照灯(ハイビーム)で遠くまで見ようとすると、
霧の水分に光が乱反射してしまいかえって見えづらくなってしまいます。
そこで、フォグランプの出番です。
これは、上下の照らす範囲を通常のライトよりも狭め、
左右に広く照らし出すような構造になっており、
光の乱反射を防いで視野を確保できるためです。
さらに、左右の視界が取れる分、
周りの自動車からも自分の自動車が視認しやすくなるという効果を持っています。
また、霧の中でなくとも該当が少なかったり、
細い道で視界を確保したりする場合にもフォグランプは有効です。
より広い範囲を照らせるため、夜道で歩行者の確認をしやすくなることも覚えておきましょう。
フォグランプの色の違い
フォグランプは、現在は白いものがほとんどですが、
昔には黄色のものも良く見かけられました。
これらの色による違いは、視認性にあるといわれ、
一般的には波長の長い光は霧をはじめとした水の反射に強い色とされます。
そのため、本来は赤いランプが霧の中でも遠くまで見通せる光だと考えられましたが、
ブレーキランプやパトランプと混同してしまうために、
次に波長の長い黄色が取り入れるようになったようです。
ところが、現在はランプの性能が向上したことや、
色が付いたランプだと特定の色が認識しづらくなってしまったり、
距離感がつかみづらくなってしまったりする懸念から、白色の割合が増えたといいます。
フォグランプは、ついている車と付いていない車があるため、今まで付いていなかったのに、
急についている車に乗ると「どのような時に使えばいいのかわからない」と感じるかもしれません。
しかし、普段は特段利用する必要がないものですので、あわてる必要はありません。
使い方を覚えてより安全な運転を目指しましょう。
Q1: フォグランプとは何ですか?
フォグランプは、霧、雨、雪など視界が悪い状況で、通常のヘッドライトでは視界を確保できない場合に補助的に使用するランプのことです。英語の「fog」は霧を意味し、日本語では「霧灯」とも呼ばれます。主な役割は、悪天候時の視界確保と、対向車への自車の存在アピールです。
Q2: フォグランプの主な特徴は何ですか?
フォグランプにはいくつかの特徴があります。
・取り付け位置: ヘッドライトよりも低い位置に取り付けられています。
・照射角: ヘッドライトよりも左右に広く照らされる構造になっています。
・色: 白色または淡黄色が指定されています。
・個数: 3個以上を同時に点灯させることはできません。
・取り付け位置: 道路運送車両法で定められた位置に取り付ける必要があります。
Q3: フォグランプはどのような時に使用するのが適切ですか?
フォグランプは、霧、雨、雪など視界が悪い状況で使用します。特に濃霧などでヘッドライトの光が乱反射して見えにくい場合に効果を発揮します。ただし、常時点灯は避け、対向車が眩しくならないように注意して使用する必要があります。
Q4: フォグランプのみを点灯させて走行しても良いですか?
いいえ、フォグランプのみを点灯させて走行することは法律で禁止されており、罰金が科せられる場合があります。ヘッドライト、スモールライト、バックライトなどと同時に点灯させる必要があります。
Q5: フォグランプの色に白色と黄色がありますが、違いは何ですか?
以前は黄色のフォグランプが多く見られましたが、現在は白色が主流です。色の違いは視認性にあると言われています。波長の長い黄色は霧の中での透過性が高いとされていましたが、ランプの性能向上や、色付きランプだと特定の色が認識しづらくなったり、距離感が掴みづらくなったりする懸念から、白色の割合が増えました。白色のフォグランプでも十分な視界確保が可能となっています。
Q6: フォグランプは安全運転にどのように役立ちますか?
フォグランプは悪天候時の運転の安全をサポートする補助灯です。視界が悪い状況下で路面や障害物を見やすくすることで、事故のリスクを低減します。また、対向車からの視認性を高めることで、自車の存在を知らせ、衝突の危険を避けることができます。正しい使い方を理解し、安全運転に役立てることが重要です。