意外と知らない人もいる緑免許ってなに？自動車免許証の色について

運転免許証の色は、運転手が初心者の場合は緑、優良ドライバーとして認定された場合はゴールド、それ以外は一般として青として3種類に分かれています。
色については一目で確認できるよう、運転免許証の有効期限が記載されている帯部分に使用されています。

なお、更新のタイミングで色が変わるので、更新期限や講習内容についてもチェックしておきましょう。

緑免許とは初心者ドライバーであることを表す運転免許で、有効期限欄が緑色になっていることが特徴です。
平成6年に、免許証で運転手の属性を確認できるように、ゴールド免許と同時に導入されたという経緯があります。

基本的には運転免許証を取得した後、3年目の更新期限までは緑免許ですが、3年目の更新時には青免許に変更され、いわゆる一般ドライバーであることを表す運転免許になります。
ただし、青免許への変更タイミングに関しては、更新期限の間に上位免許を取得した際に3年未満であっても青免許に変更される場合もあります。

運転免許を更新した日から、5年間違反や事故を起こさずに運転してきた場合には、ゴールド免許に変わります。

ゴールド免許証は、優良ドライバーの証明書でもあります。免許を更新する際の講習時間も30分と非常に短時間であり、さまざまなメリットを得られることが特徴です。他にどのようなメリットがあるのかご紹介します。

保険会社では、ドライバーがゴールド免許を取得している場合、保険料を割引するケースが多いです。
保険会社ごとにその割引の割合は異なりますが、他の色の免許に比べて優遇されていることがほとんどです。ゴールド免許を取得できた際には、保険会社に割引の有無や割引率を問い合わせてみましょう。

通常、免許証の更新のためには、住民票に記載されている都道府県に出向いて更新をする必要があります。
しかし、ゴールド免許を取得している場合、住民票にも記載されている都道府県以外の場所でも免許を更新することできるといった手続き上の優遇も受けることができます。

セーフドライバーカード（SDカード）は、安全運転の優良ドライバーであることを証明するカードですが、カードを提示することで1万店以上の加盟店でお得なサービスを受けることも可能です。
例えば、ガソリンスタンド、宿泊施設、レストラン、レンタカー、レジャー施設、などの料金が割引になったり、自動車ローンを借りる際に金利が安くなったりします。

1年以上事故・違反等の記録がない場合に無事故無違反証明書を申請すると、ゴールド免許ではなかったとしても申請することができ、違反や事故を起こしていない期間によって色分けされています。
最もランクが高いセーフドライバーカードを所有できるのは、20年以上違反や事故がないことを証明できたドライバーのみです。

運転免許が緑だからと言ってデメリットとなる点はありません。身分証明書として運転免許を提示するときがあると思いますが、とくに不利になることはありません。

また青と緑の違いを認識している人はそれほど多くないので、知人に運転免許を見せたときに、気づかれないはずです。
どうしても気になる人は、次の免許更新のタイミングまで待つしかないでしょう。