カーライフ
更新日:2023.01.23 / 掲載日:2019.07.26

免許証を紛失しても運転は可能?再発行手続きや書類について解説

運転免許証を紛失した時の対処方法は?再発行手続きや書類について

 車を運転する際は、必ず免許証を携帯していなければなりません。しかし、その免許証をなくしてしまった場合はどうすればよいのかご存知でしょうか。

 例えば、免許証は見当たらないが、免許証の再発行のためには車を運転するしかない場合などはどうしたら良いのか?など、判断に迷うこともあるのではないでしょうか。

 そこで今回は、免許証の紛失などで免許証を再発行する場合の方法と注意点を解説していきます。

免許証を紛失しても運転はできる?

 冒頭で記載したように、車を運転するには、必ず免許証を携帯しなければなりません。そのため、免許証を紛失した場合は運転ができません

 もし、免許証を紛失して不携帯の状態で運転した場合には交通違反で罰則があるので、運転免許証を紛失した場合は「絶対に運転はしない」という認識でいることが大切です。

免許証を紛失したらすぐに紛失届を出そう

 まず、免許証を無くしたら紛失届を出していくことが重要です。最近ではインターネットを使って免許証の紛失手続きをすることもできますが、落とした場所や詳しい情報を伝えたい場合は、警察署に行き詳しい経緯を伝えておくほうがいいでしょう。もし近くに警察署がない場合は、電話などして適切な対応策を聞けば多少は気持ちも落ち着くはずです。

免許証の再発行手続きの流れ

先に紛失届を出す点に注意!

 手順として、必ず免許証の再発行の前に紛失届を提出しましょう。紛失届を提出した際に免許証が見つかることや、見つからなくても免許証が悪用された場合の対策にもなります。

 また、免許証の再発行を行った後に、なくしてしまった免許証が出てきたとしても利用することができません。そのため、急ぎで免許証を必要としない場合は、一旦紛失届を出して、出てくるのを待つのが良いでしょう。

免許証の再発行をする場所を探しましょう

 紛失届を出したあとは、免許証の再発行に向かいます。免許証の再発行ができる施設は限られていて、「運転免許センター」「警察署の運転免許課」「運転免許試験場」のみとなっています。住民票にて登録されている都道府県にて再発行が可能なので、一番最寄りの場所を選んで再発行をお願いしに行きましょう。

 ただしひとつ注意点として、場所によっては再発行を行っていない警察署もあります。確実に再発行できるのは「運転免許センター」「運転免許試験場」になるので、急いでいる人はこの2つどちらかを選ぶと良いでしょう。

免許証再発行にかかる期間はどれくらい?

 再発行にはそれなりの時間がかかってきます。ただし、再発行をお願いする場所によって、かかる時間や期間が異なってくるのをご存知でしょうか?ここではそれぞれどれぐらいの時間がかかってくるのかについて説明していきます。

◆運転免許センターや運転免許試験場の場合

 運転免許センターや運転免許試験場にて免許証の再発行をお願いする場合、比較的早い段階で手に入れることが可能です。時間帯次第ですが、申請したその日に免許証を受け取ることも可能です。

 平日の9~12時、13~17時の間が受付時間となっており、混み合っていなければすぐに案内してくれます。ただ再発行には1~3時間ほどかかることがほとんどなので、当日発行をお願いしたい場合には早めの時間に行くことをおすすめします。

◆警察署への運転免許課の場合

 警察署にて再発行を申請した場合、約2週間程時間がかかってしまいます。郵送も対応してくれますが、その場合郵送料金がかかってしまうのであまりおすすめができません。免許証を紛失した場合、早く手に入れたいと考える人が多いと思うので、運転免許センターや運転免許試験場にて手続きをするのが得策でしょう。

免許証再発行に必要な書類は?

 いざ再発行しに行ったはいいものの、必要な書類を忘れてしまっては二度手間になってしまいます。免許証を紛失した時は、早めの対応をしていくことが重要なので、できるだけ一度で必要な書類を持っていきましょう。そこでここでは、免許証再発行に必要な書類についてまとめていきます。

✓運転免許証再交付申請書

 運転免許証再交付申請書とは、手続きをしていく際に必要な必須提出書類です。それぞれの再発行できる場所に置いてある書類なので、事前に用意する必要はありません。受付スタッフの指示に従って、記入項目に内容を書いて受付を済ませていきましょう。

✓運転免許証紛失顛末書(てん末書)

 運転免許証紛失顛末書(てん末書)とは、なぜ再発行をしなくてはいけないかを記入する提出書類になります。免許証をなぜなくしてしまい、どこで落としてしまったのかなど、免許証を再発行する理由を書かなくてはいけません。覚えている範囲で大丈夫なので、記載できるところを埋めていきましょう。ただ中にはサインをするだけで対応してくれる場所もあるので、再発行しに行った場所の受付指示に従って書類を提出していきましょう。

✓身分証明書

 身分を証明する書類は、様々なもので対応が可能です。当てはまるものとしては、「健康保険証」「年金手帳」「住民票」「社員証」「学生証」「パスポート」「在留カード」「特別永住者証明書(現住所の記載必須)」などがあたります。何より、現住所が書いてあることが重要です。普段免許証で対応してきた人も、これらで対応していくと良いでしょう。

✓申請用写真

 改めて免許証を発行するということで、免許証に添付する写真が必要になってきます。写真は申請しに行った場所で撮ってくれますが、警察だけ自分で持っていく必要があります。大きさとしては、縦3cm×横2.4cmの写真を持参すると良いでしょう。また気を付けなければいけないのは、6か月以内に撮影したものを持っていく必要があります。あまりに古い写真だと、審査が通らない場合があるので注意が必要です。

免許証紛失時に運転しても無免許運転にはならない?

まとめ

 先ほども免許証紛失時の運転については言及しましたが、改めて言わせてもらうと、免許証紛失時の運転は無免許運転となってしまいます。もし無免許で運転していることが分かった時には、免許不携帯扱いとなり罰金3,000円を納めなくてはいけません

 ただし、違反点数が付くことはありません。なので運転歴に違反歴に付くことはありませんが、免許証保持は車を運転している人なら当然のことです。軽罰で済むからと言って甘く見ることなく、早めに再発行をお願いしに行き、免許証を取得しておきましょう。

免許証を紛失してしまった時の悪用防止策とは

 免許をなくしてしまった際に一番恐れるべき点は、悪質利用をされてしまうリスクです。免許証があればお金の借り入れや、契約など様々なところで不正利用をすることができてしまいます。では免許を紛失してしまった場合、どのような対応をしていくべきなのでしょうか。

 ここでは免許証紛失時の、悪用防止策について説明します。

個人信用情報機関に申告を

 信用情報機関に申告することで、免許証を使って与信審査をしてもらう時に、注意して審査を進めてもらうことが可能です。免許証を使えば、銀行などの金融機関からお金の借り入れが可能になってきます。

 どれだけ早めに対応するかで対応が変わってくるので、気づいたらすぐに申告をするぐらいの考えでいましょう。機関としては、銀行なら「全国銀行協会」クレジット系なら「CIC」消費者金融なら「日本信用情報機構(JICC)」に連絡をすれば問題ありません。

警察に早めの連絡を!

 何より早めに警察に連絡をしていくことが大切です。少しでも躊躇している間に、悪用されている可能性も否めません。自分で判断しようとするのではなく、まずは警察に連絡をして今後の対応策を聞いていきましょう。

まとめ

 免許証をなくした場合は、絶対に運転をしてはいけません。まずは紛失届を提出した後に、免許証再発行を行っていきましょう。

 免許証は車を運転することができ、身分証明をできる万能な証明書ですが、その分無くしてしなった時に悪用される可能性が十分にあります。早めの対応をしていくことで、自分の身を守っていくことができるでしょう。

 

運転免許証を紛失したら必要な手続きとは?

免許証を紛失したら、まずは警察署・交番などに紛失届(遺失届)を提出しましょう。届け出ておくことにより拾得物として発見されたり、また悪用されるのを防ぐためです。

免許証を紛失し、紛失届を提出しました。再発行までの間、車を運転しても良い?

車を運転する人は「免許証の携帯」が義務付けられています。紛失中は免許証を携帯・提示できない状態ですので、車を運転してはいけません。

免許証不携帯で車を運転した場合のペナルティはどうなる?

運転免許証不携帯には、反則金3,000円のペナルティがありますが、違反点数の加点はありません。

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グーネットマガジン編集部

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