カーライフ
更新日:2016.12.21 / 掲載日:2016.12.16
ISOFIX(アイソフィックス)のメリット・デメリットについて

goo-net編集チーム
「チャイルドシート」と言えばシートベルトで固定するタイプを指しましたが、2012年以降からは、
ISOFIX(アイソフィックス)タイプのチャイルドシートもシェアを拡大してきました。
チャイルドシートよりも安全性が高いと言われる、
ISOFIX(アイソフィックス)のメリットやデメリットを見てみましょう。
ISOFIX(アイソフィックス)とは?
ISOFIX(アイソフィックス)とは、
車のシートに直接取付けることが可能になったチャイルドシートの新しい規格です。
2000年に新生児~6歳児までのチャイルドシート着用が義務付けられましたが、
取付や固定方法が統一されておらず、かなりのユーザーが装着に戸惑っていたようです。
ISOFIXは、車に備え付けられているISOFIX対応金具部分に、
チャイルドシートのコネクターを差し込むだけなので、
力のない女性でも楽に装着することが可能です。
シートベルトの安全基準をアメリカ基準から欧州基準に代えた2006年以降、
ISOFIXに対応した車種は増えていき、2012年からは全車両にISOFIX対応が義務化されたので、
今後もISOFIXのシェアは拡大する見込みとなっています。
ISOFIX(アイソフィックス)のメリット
ISOFIXのメリットは「ミスがほとんどなく簡単に取付ができる」点にあります。
従来のシートベルトタイプのチャイルドシートでは、
「腰ベルトの締め付け不足」が固定不良の原因として不安要素でした。
また、シートベルトタイプのものは、装着した後、グラグラするものもありますが、
ISOFIXの場合は縦にも横にもビクともしないのが特徴です。
時間をかけずに簡単に確実に取付けたい、シートベルトタイプの取付には自信がないという人にも、
ISOFIXタイプのチャイルドシートがおすすめです。
ISOFIX(アイソフィックス)のデメリット
ISOFIXのデメリットでまず挙げられることは「価格が高い」という点です。
どのベビー用品メーカーでも、ISOFIXタイプのチャイルドシートは、
最上位クラスのチャイルドシートとして位置付けて販売しています。
更なる問題点として、「車がISOFIXに対応しているか」というのも気になるところです。
2012年7月以降に発売されたすべての乗用車にはISOFIX対応の金具搭載が義務化されていますが、
それ以前の車種の場合は搭載されていない可能性があります。
ISOFIXタイプを購入する場合は、
自分の車が「汎用ISOFIXチャイルドシートが使用可能」かどうか、
車に付属する取扱説明書やカタログ、自動車メーカーのHPなどで確認しましょう。
しっかりと固定できるISOFIXタイプのチャイルドシートを使用することで、
万一、事故に遭遇した際の安全性が高まります。
しかし、ISOFIXタイプのチャイルドシートを、ただ、着用するだけではいけません。
チャイルドシートは、正しい装着が重要となります。
チャイルドシートを使用する際は、きちんとした設置を心がけるようにしましょう。