カーライフ
更新日:2019.06.22 / 掲載日:2016.07.04
福祉車両のメリット・デメリットとは

goo-net編集チーム
高齢者の方や障がいを持った方でも、楽に車の乗り降りができるように設備された福祉車両ですが、
そのメリットやデメリットにはどういった点があるのでしょうか?
ここでは、福祉車両のメリット・デメリットと併せて、
福祉車両の選び方のポイントや注意点について見ていきましょう。
福祉車両のメリットとは?
福祉車両のメリットとしては、
車いすやストレッチャーのまま車の乗り降りができるように補助操作が付いていることで、
本人やサポートする方の体力的な負担を軽減できることが挙げられます。
特に男性のいない家庭の場合は、車いすだけを載せるのも困難なことが多いでしょう。
スロープやリフト付きの福祉車両を利用すれば、こうした車への乗り入れも楽になるでしょう。
また、体を起こすのが難しい高齢者の方でも、
ストレッチャーを搭載した福祉車両を利用することによって、
楽な体勢での車移動が可能となります。
その他、福祉車両では、条件を満たすことで、各種減税制度を申請することが可能です。
身体に障がいのある方のために使うことを主とした福祉車両であれば、
自動車税や自動車取得税の減税制度があります。
自動車税や自動車取得税に関しては地方税となるため、
各都道府県で詳細が異なる場合がありますので、必ず問い合わせて確認するようにしましょう。
福祉車両のデメリットとは?
福祉車両のデメリットは、燃費が悪いということです。
車内にリフトなどさまざまな設備が搭載されているため、
一般車両に比べて重量が重たくなり、燃費が悪くなってしまうのです。
その分、ガソリン代などの維持費がかさんでしまいます。
また、駐車可能なスペースが少ないというデメリットもあります。
車の後ろや横にリフトやスロープなどの設備があり、
そこから乗り入れをすることになるため、ある程度のスペースが必要となります。
通常の駐車場ではこうした福祉車両用の駐車スペースが少なく、
場合によっては設置されていないケースもあるため、行ける店が限定されてしまいます。
福祉車両を選ぶ際の注意点
福祉車両を選ぶ際には、機能性だけを重視せず、安全性もきちんと考慮することも大切です。
高齢者や障がいのある方は、筋力の低下などによって、
ちょっとした衝撃でも体に大きな負担が掛かります。
特に、カーブや凸凹道などでの走行時には注意が必要です。
ハンドルを切って車両が揺れた際に、どこまで体に負担が掛かるのかもきちんと考慮しましょう。
以上のように、福祉車両は、高齢者や障がいのある方にとって非常に便利な存在ですが、
同時にデメリットや注意しなければならないことも多くあります。
福祉車両のメリット・デメリットを両方把握し、適切に利用するようにしましょう。