カーライフ
更新日:2019.12.17 / 掲載日:2016.01.08
車の下取りに走行距離は影響するのか

goo-net編集チーム
車を下取りに出すとき、走行距離が多いと高く売れないと聞いたことはありませんか?
では、本当に車の下取りに走行距離は影響するのでしょうか?
走行距離のある車をお得に下取りに出す方法について見ていきましょう。
車の下取りに走行距離は影響するか
車の下取り価格は、各買い取り業者で定めた「標準価格」を参考に決められます。
下取り予定の車の状態を査定評価して点数化し、
「標準価格」にこの点数を加えて最終的な下取り価格を決めていきます。
この査定評価では「車の状態」「車の年式・グレード」「走行距離」をみていきます。
「走行距離」は、車の消耗具合を測る一番の目安になるので、
下取り時に重要視されることが多いです。
一般的には年式と走行距離を査定評価の対象としています。
走行距離の基準は1年で1万キロです。
例えば、3年乗った車が5万キロ走行していれば基準と比べて多めに走っているので減点し、
3年乗った車が2万キロ走行していれば基準と比べて少ないので加点します。
1年の走行距離が1万キロという目安は、5年目から年々千キロずつ減少していきます。
5年目で9千キロ、6年目で8千キロとなり、9年目以降は5千キロになります。
年式の古い車はあまり走行しないだろうという考え方からこのように定められています。
年式と走行距離で評価し、基準より多ければマイナス、少なければプラスの評価を受けます。
では、年式の割に走行距離が極端に少ない車は、
極端に高いプラス評価を受けるかというと、そうではありません。
車のような精密機器は適度に動かしている方がエンジンなどの状態がよいと考えられるので、
あまりにも走行距離が少ない車の加点率は低めになっています。
このように車の下取り評価に走行距離は影響を与えます。
どれくらいの走行距離の車を下取りに出すとお得か
累計走行距離が5万キロ以上の車を「多走行車」10万キロ以上の車を「過走行車」と呼びます。
このような名称がついているため、慣習的に走行距離が5万キロになると、
下取り査定額が下がることが多いようです。
車の状態にもよりますが、お得に下取りに出したい場合、
5万キロ未満で下取りに出すと評価が高いことが多いようです。
車の買い替えを迷っていて、今の車の走行距離が5万キロ未満ならば、
一度下取りの相談をして、下取り価格を見積もってもらうとよいでしょう。