カーライフ
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.18
スライドドアでおすすめ&人気の車種を比較

グーネット編集チーム
車のボディに対して平行に開く、スライドドアタイプの車が人気を集めています。人気の理由はいくつかありますが、一つは狭いスペースでも車の開け入れが行いやすいこと、子供や荷物を抱えたままでも車のドアを開け閉めしやすい、さらには強風時にドアが風であおられるのを防ぐことができるからです。
これから車を購入するにあたり、スライドドアの車を購入しようと検討されている方に、おすすめの車種、スライドドアタイプが多い車種について紹介していきます。
スライドドアのメリット・おすすめな理由
狭いスペース・駐車場でも乗り降りしやすい
スライドドアは、言うまでもなくドアを横にスライドさせて開閉するため、ドアが外側に飛び出すということがなく、ドアの開閉にあまりスペースを必要としません。
そのため、狭いスペースや駐車場であっても、少ないスペースでスムーズに乗り降りができるというメリットがあります。
子供や荷物を抱えたままドアの開閉が可能
スライドドアは電動式で、自動で開閉することも可能な仕様になっているのが通常です。
そのため、手が塞がっていてドアの開閉がしづらいような場面でも、ストレスなく車の乗り降りが可能となります。
例えば子供を抱っこしていたり、荷物で手が塞がっていたりするような状態での乗り降りが楽になります。
開口部が大きいので乗員の乗り降り・荷物の出し入れがしやすい
スライドドアは、通常開口部が大きく、人の乗り降りや荷物の出し入れがしやすいという特徴もあります。
足が不自由な方の乗り降りや、後述するチャイルドシートや楽器の積み込みなども行いやすいです。
チャイルドシートの脱着・設置がしやすい
開口部が大きいというメリットを特に実感しやすいのは、チャイルドシートを必要とする小さなお子さんのいる子育て中の家族だと考えられます。
チャイルドシートを載せたり下ろしたりする際、スライドドアは非常に便利です。
スライドドアが多い車種は?
車にはいろいろな車種がありますが、車種によってはスライドドアタイプが多い物、スライドドアタイプが少ない物があります。
最近では、軽自動車にもスライドドアタイプの車種が増えてきていますが、それは軽自動車のメイン利用者が、子育て真っ最中のお母さんや高齢者だからです。
お子さんや荷物を持っていても、スライドドアなら開け閉めや乗り入れが楽ですし、お子さんが急にドアを開けてしまって、隣の車などにドアをぶつける危険性も回避できます。そのため軽自動車にも片側、もしくは両側スライドドアを搭載した車種が多く出回っているのです。
軽自動車よりもひと回りサイズが大きいコンパクトカーにもスライドドアタイプが出ていますが、こちらも軽自動車のように、子育て中の女性や高齢者が多く利用するからです。他にも、家族ユーザーが多いミニバンタイプの車もスライドドアタイプが多く見られます。
ミニバンは家族からの支持率が高く、やはりお子さんを乗せて利用する機会が多く出てくるため、乗り降りや開け閉めのしやすさ、安全性を考慮するとスライドドアが便利なのです。
スライドドアの種類と比較
スライドドアと一言でいってもタイプも様々ですので、種類と特徴を比較してみましょう。
パワー(電動)スライドドアか手動のスライドドアか
パワー(電動)スライドドアは、ワンタッチで開け閉めができるため、雨の日や買い物で手が塞がっている時などに便利です。
ただし、開閉操作が遅いことや故障すると修理代がかさむなど、多少のデメリットはあります。
両側スライドドアか片側スライドドアか
ひと昔前までは、スライドドアは車体剛性が損なわれるという理由から、片側スライドドアが一般的でした。
しかし現在では、技術の向上や剛性の高い素材の開発などにより、両側スライドドアの車種も多く出ています。
片側スライドドアを選ぶ理由としては、子供の飛び出しの危険性などを考慮している方が多いようです。
スライドドアでおすすめ・人気の車
ホンダ フリード
スライドドアの便利さで人気を集める車種の一つに、ホンダのフリードがあります。
フリードは、スライドドア下に搭載されたセンサーに足元をかざすことによって、ドアが開閉する仕組みがあります。
つまり、両手が塞がっているような状態でも楽々乗り降りが可能であるということです。
トヨタ シエンタ
トヨタのシエンタも、スライドドアの仕様に非常に工夫が見られます。シエンタは、キーを取り出さずにドアの施錠や解錠が行える点はもちろんのこと、ドアが閉まりきるのを待たずに施錠の処理を予約するといった機能も盛り込まれています。車から降りた後、施錠するためにスライドドアが閉まるのを待つ必要がありません。
他にも、荷物の置き忘れがある場合にそれを通知してくれる機能も搭載されています。なにかと荷物の出し入れ、運び出しなどのストレスを小さくする工夫がみられる点がシエンタの特徴です。
ダイハツ トール
ダイハツのトールもまた、スライドドアに力を入れている車種として知られています。トールの特徴は、車のドアの開閉、車の乗り降りを小さな子供がすることを念頭において、その際の事故予防に非常に力を入れている点です。
例えば、運転席から後部座席のドア開閉がワンタッチで行えるようになっており、子供一人での車の乗り降りがスムーズに行えるようになっています。また、子供が勝手にドアを開けないようにするためのロックなどもすべてワンタッチで非常に操作が簡単になっています。他にも半ドアの状態を防ぐことや、ドアに物を挟み込むのを予防するためのセンサーなど、車のドアが起こしうる事故の予防に非常に力を入れています。
三菱 デリカD:2
三菱のデリカD:2もスライドドアが搭載された車種として知られます。
デリカD:2のスライドドアは、狭い駐車場などでの乗り降りをスムーズにすることを念頭においた作りとなっており、両側に電動のスライドドアが搭載されています。
トヨタ ルーミー
また、トヨタのルーミーも、スライドドアを搭載しています。ルーミーのスライドドアの特徴は、人が実際に乗り降りする際のストレスを軽減するための工夫がドア以外の部分にも施されている点です。
例えば、乗り込みの際の高さが低く、車に乗り込む際の段差がわずか37cmほどに抑えられています。また足元を照らすランプなども搭載されており、小さなお子さんなども含めて、車の乗り降りを楽にするための工夫が多数施されています。
日産 セレナ
日産のセレナもまた、スライドドアでかつ電動式で手を使わずに開閉できるモデルの車種です。セレナのスライドドアの解錠は、スマートキーを持った状態で足元をセンサーにかざすことで手を使わずに解錠ができるというものです。しかしセレナのスライドドアの場合の特徴は、この際にすべてのドアのロックを一度に解除してくれることにあります。
スマートキーを持参してさえいれば、ほとんど取り出して使う操作さえ不要である点は、毎回の操作である点を考えると、車の乗り降りのストレスを大きく減らしてくれることが期待できます。
まとめ

グーネット編集チーム
スライドドアというもの一つとっても、メーカ・車種によってその工夫のポイントは様々です。
日常的に車に乗る人にとって、車の乗り降り・ドアの開閉も当然日常的に繰り返す動作であることを考えると、極力快適にストレスなく行えるものを選択したいものです。