カーライフ
更新日:2025.03.02 / 掲載日:2024.12.17
自宅でのEV充電ってどうしてる?教えて!みんなの充電器事情 #3【2台のEVとV2H】

世界中で注目を浴びているEVだけど、購入後の事情を知るにはまだまだ情報が少くて、EVと過ごす生活のことを考えてみると意外と分からないことだらけ。
そこで、ここではEVオーナーが最初に直面するであろう「自宅の充電設備どうする問題」について、EV充電設備の販売も行うPanasonic(パナソニック)の協力のもと、リアルなEVオーナーの自宅充電器事情を伺いました!
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愛車:日産リーフ(2021年式)・日産サクラ(2023年式)
居住地:神奈川県
家族構成:3人
カツさんがEVに乗り換えたのは、8年前のこと。お子様が大きくなって独立した頃に環境問題にも関心を抱くようになり、初代リーフに買い替えたのだという。現在、リーフは2代目となり、さらに軽EVのサクラも所有車に加わった。普段の通勤にはリーフを使い、近場の移動や3~4日に一度のペースでリーフを充電させたい時など、サクラに乗っているのだそうだ。

電費面については「リーフ、サクラ共に良好で、特に春や秋はエアコンを使う必要がないので問題ありません」と太鼓判を押す。夏場は窓を開けるなどして、冷房を極力使わないようにという工夫も。寒さが増す冬については、家族を乗せる際は暖房を使用。一人の時はダウンやひざ掛けなどの防寒具も使うが、「シートヒーターだけでも結構温かいので活用しています」と話す。
電気自動車の良さは走行中の静かさ。また、走りの力強さも魅力なのだそうで、「サクラ購入以前に乗っていた軽自動車は、坂道や高速道路で物足りなさや不安定さを感じることがありました。サクラはその点、高速道路でもいい感じで走れます」と語ってくれた。
2台のEVが蓄電池としても活躍

(右写真)現在使用中のニチコン製 VCG―666CN7
もともとFIT制度(※)を利用し、太陽光発電を導入していたカツさん。制度の期限を迎えたのを機にニチコン製 VCG-666CN7を導入した。設備の費用は約140万円だったが、国と県から70万円弱の補助が得られた。
※FIT制度:再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社(小売電気事業者)が一定期間、固定価格で買い取ることを国が約束する制度
V2Hを導入した当初は夜間割引が効く契約をし、車両の充電に当てていた。現在ではドライブモードを「ECOモード」に設定して回生ブレーキを効果的に使用するなど、一充電で3~4日の通勤ができるような運転の工夫も。「メーターに電気残量が表示されるので、経済的に運転できる」という。その結果、昼間は太陽光発電で充電を行ない、夜間はV2Hで賄うというサイクルが確立。EVが蓄電池としての役割も果たしているが、2台所有している事で一方の車両に充電が必要な時には、もう一方の車両を使うというローテーションも定着した。
月々の電気代がかなり抑えられているとのことで「災害時の停電の際も普段通りに電気を供給できるメリットは大きい。太陽光発電は晴れていないと厳しいので、個人利用での風力発電などができれば。V2Hは色んな可能性を秘めていると思います」と話した。
●取材協力:パナソニック https://www2.panasonic.biz/jp/energy/ouchiev/?utm_source=goonet&utm_medium=referral&utm_campaign=ouchiev202502
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ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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