コロナ流行から3年…海外旅行を楽しむにはまだ早い！？意識調査

　コロナウイルスの流行から3年が経過し、日本では今年5月、危険性が最も低い5類感染症に移行されました。世界中でも旅行に対する制限が緩和され、海外旅行を計画・実行する人が増えてきているようです。

　今回は、性別・年代別・車の所有有無別による2023年の旅行意向について調査を実施しました。

調査概要

調査方法：Uvoice調べ
調査対象：全国20歳以上の男女
調査期間：2023年2月15日（水）
回収サンプル数：4,933
サンプル属性：
男女比：男性（49.3％）、女性（50.7％）　
年代別：20代(18.8%)、30代（20.3％）；40代（20.3%）、50代（20.4%）、60代以上（20.3%）
車所有者率：中古車所有者（43.9%）、新車所有者（26.3%）、車持っていない（32.6%）
※車所有率には中古車・新車の両方を所有する人も含まれます。

国内旅行は計画アリも、海外旅行にはまだ慎重？

　今年中に海外旅行をする予定があるか尋ねたところ、74％が「旅行をする予定がない」と回答。制限緩和の流れがある一方で、旅行には慎重な姿勢を崩していない方が大半のようです。

　一方で、旅行をした・あるいは予定があるという方では、国内旅行をした・予定があるという回答が23％に。海外旅行をした・予定があるという回答は3％に留まりました。

　車の所有有無別で見てみると、車所有者の方が旅行意欲が高い傾向に。特に20～30代男性の新車所有者は、海外旅行を予定している割合が突出しているという結果となりました。

　ちなみに、日本政府観光局が発表した日本出国者数の調査結果によると、コロナ前の出国者数は全人口の約16％を占めていました。これにはいわゆるビジネストリップも含まれていますが、現状ではまだまだ海外旅行への意欲が回復していないと言えそうです。

海外旅行に行かないのはコロナ以外にも理由が？

　先ほどの質問で「海外旅行に行く予定がない」と回答した方にその理由を尋ねてみると、「お金がかかるから」という回答が40％超えで1位に。特に中古車所有者の方がこの回答を選ぶ割合が多く見られました。

　コロナウイルス流行の傍らで問題視されていたのが物価の高騰。2022年ごろからは円安も進行しており、金銭面についてよりシビアにならなければならない状況が生まれています。金銭面の不安が多く理由に挙がったのは、そういった背景も少なからず影響しているのかもしれません。

　また、「新型コロナウイルスの感染がまだ怖いから」という回答が20％強で2位に。特に60代以上の女性が感染に対する不安を理由に挙げていました。

　反面、男性はどの世代においてもコロナ感染を気にしない傾向が高く、性別による違いが明確に表れました。

　このほか、車所有の有無で見ると、車を所有していない方に「一緒に行く人がいないから」という回答が多く見られています。

行きたい旅行先は…

　2023年に海外旅行をした人、あるいは旅行の予定がある人に今行きたい旅行先を尋ねたところ、「アメリカ」が1位、次いで「ハワイ」が2位に。

　さらに3位「韓国」、4位「台湾」、5位「香港、マカオ」とアジアの国や地域が並びました。「韓国」は特に40代女性からの支持を集めています。

　中古車所有者からの支持を集めたのは、4～5時間で行ける「香港、マカオ」。一方で車を所有していない方からは「韓国」の人気が最も高い結果となりました。

　新型コロナウイルスについて、世界的な行動制限は緩和されつつあるものの、一部ではマスク着用が必須であるなど措置が取られている場所もあるようです。これから旅行を計画される方は、行きたい国や地域の最新情報を調べておくと良いでしょう。

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