アフターパーツの最新情報をお届け 猪爪杏奈の気になる こんなパーツあんなパーツ

クルマのカスタムで初心者にもオススメなのがLED交換だ。ルームランプをLEDにすれば車内の明るさがアップし、フォグランプなどを交換すれば視認性も向上する。光り物のスペシャリスト“ジュナック”にて話を伺った。
（掲載されている内容はグー本誌2021年9月号の内容です）

　アフターパーツのトレンドを探り、クルマの楽しさを伝えていく本企画。今回は今どきのLED事情について「ジュナック」さんで取材してきました！
猪爪　近年、家電などでもLEDが主流になっていますが、クルマ界隈でもハロゲン球からLEDに交換するユーザーは多いのでしょうか？
櫻井　最近では元からLEDが付いているクルマが増えましたが、まだまだハロゲン球を使っているクルマが多いです。LEDに交換することでメリットも多いので、実際に交換される方は多いと思いますね。
猪爪　具体的にどのようなメリットがありますか？
櫻井　まず、ハロゲン球よりも圧倒的に明るく、光量があるというのが一番のメリットです。ハロゲン球は暖色系の光なので視認性があまりよくないですが、LEDであれば白い光なので視認性が非常に高いです。また消費電力が少ないため、旧車などに付けた場合、ルームランプに使う電力を点火系に回すことができるため、始動性が改善されるなど、結果的にリフレッシュ効果も得ることができます。
猪爪　視認性の向上だけでなく、クルマのリフレッシュにもつながるのはいいですね！
櫻井　あとはフォグランプなどの外装の電球をLEDにすることでドレスアップ効果も期待できます。
猪爪　たしかにハロゲン球のオレンジ色よりもLEDの白系のほうが見た目もスタイリッシュに感じます。LEDに変更するうえで注意すべき点はありますか？
櫻井　昭和時代の極端に古いクルマはLEDへの交換がトラブルの原因にもなりえるので、交換はオススメしません。それから個体によってはルームランプが残光してしまうケースがあります。いわゆる“ゴースト現象”というのですが、省電力ゆえに少しの電力でも点灯してしまうことがあるので対策済みの製品を選ぶ必要があります。
猪爪　なんでもかんでもLEDに交換すればいい……というわけではないんですね。
櫻井　そうですね。商品のパッケージにも詳細が記載されているので、ご購入の際には必ず確認していただきたいです。
猪爪　わかりました。たとえば、中古車を購入した場合、最初にLEDに変えるといい場所はどこですか？
櫻井　やはり交換が容易で、なおかつ実用性の高いルームランプですね。価格も安いですし、いろいろな場所で販売されているので気軽に購入できてオススメです。
猪爪　簡単に交換できるのは助かりますね。LEDへの交換でクルマの快適性は格段に上がるので、中古車購入の際にはぜひお試しください！

LEDに交換することでメリットはたくさん！
私のクルマはルームランプがまだハロゲン球なので、室内が暗くて不便に感じるときもあります。取材を通じて、LEDに交換すると明るさアップはもちろん、視認性がよくなるなど、多くメリットを感じたので、この機会に交換してみます。室内の交換が済んだら、外装部の電装もLEDに交換してドレスアップにも挑戦するのも楽しそう！クルマの年式によってはエラーが出ることもあるので、装着の際はしっかりと調べるかお店に相談するとより安心ですね。