カー用品・パーツ
更新日:2018.10.16 / 掲載日:2018.09.10
【グー連載コラム】LATEST TIRE NEWS 快適なドライブをサポートするタイヤ講座

快適なドライブをサポートするタイヤ情報を毎月お届けする本企画。今回のテーマは「タイヤ交換」です
(掲載されている内容はグー本誌2018年10月号の内容です)
ネットショップを活用して賢くタイヤ交換する
タイヤ交換費用は意外と高額少しでも出費を抑えたい!
クルマを所有するうえでなくてはならないタイヤ。走行性能に影響が出るのはもちろん、交換やメンテナンスを怠れば事故につながる重要な部分だ。タイヤはゴムでできているので経年劣化や消耗は避けられず、使用環境にもよるが概ね4から5年を目安に点検・交換するのが望ましい。
とはいうものの、タイヤ交換に掛かるコストがバカにならないのも事実。例えばブリヂストン・エコピアNH100Cを某カー用品店にて購入したとする。
セールや店舗によって価格も変わってくるが、エコピアNH100C(175/65R14)の平均価格である1本1万2000円を4本購入して計4万8000円。脱着・組換え・バランス調整+窒素ガス充填がセットで4320円のサービスを利用。もしバルブ交換や廃タイヤ処分などが発生すればその都度金額が追加される。これらを合わせると大体5万5320円。仮に5年使うと考えればそこまで高額に感じないが、1回の出費で5万円はかなりの出費だ。ミニバンクラスともなると10万円超えの可能性もある。
少しでも費用を抑える手段として考えられるのは、ネットや型落ちモデルを狙うこと。当然ながら店頭販売よりもネット販売の方が実店舗をもたない分安売りされていることが多い。上記の商品を検索してみると、同サイズの新品4本で2万9800円とほぼ半額のものが見つかる。最近では送料無料のネットショップも多いので、この時点でかなり金額に差が出るだろう。
裏技的な手段として、インチダウンをすることで費用を抑えるというパターンもある。タイヤはサイズが小さくなるほど価格が安くなるのが一般的だが、インチダウンをすることでタイヤサイズが小さくなり費用を抑えることが可能。しかし、ホイールも同時に買わなければならないので初期費用が高くついてしまう。ただトータルで考えればお得であることは明白だ。
インチダウンの際に気を付けなければならないのは「タイヤの外径を変えないこと」。車種ごとに適合するサイズが決まっていて、これを守らなければ車体からタイヤがはみ出すなどの不具合が発生する。違法改造と見なされてしまうので注意したい。
またネットで購入すれば店舗に持ち込んで作業を行うことになるが、仮にガソリンスタンドで作業した場合、脱着・組換え・バランス込みで平均1本1500円くらい。4本で6000円となりタイヤ購入費用と合わせると3万5800円となって2万円ほど出費を浮かせることができる。
まれに持ち込み時の工賃が通常よりも高くなることや断られる場合もある。事前にショップの工賃をリサーチしておくことも、費用を抑えるのに重要な手段だ。
タイヤサイズを選ぶときに大切な3つの項目

タイヤ用語解説
バランス調整
タイヤによって形や重さにばらつきがあり、実際にはキレイに回転しない。そのためバランス調整をせずに走行すると、ハンドルがブレたり車体が激しく揺れたりする。
バルブ
タイヤのバルブは空気圧を保つために必要な大切な部品。バルブが劣化したりキズついてヒビが入ったりすると空気漏れの原因にもつながるため、定期的にチェックすることが望ましい。2から3年に1度交換するといい。
窒素ガス
窒素は酸素と比べて空気圧が減りにくいのが特長。そのため、窒素を充填しておけば適正空気圧の状態を保つことができ省燃費につながる。さらにバーストを防ぐなど、安全面でも大いに期待できる。