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カー用品・パーツ
掲載日:2023.01.23 / 更新日:2023.01.24

【BMW スノーソックス】都市部ユーザーに嬉しい布製チェーン【石井昌道】

文●石井昌道 写真●BMW、石井昌道

 来週は過去最大級の寒波がくる! などというニュースがあるとドキッとする。来週のスケジュールをチェックしてクルマで出かける用事があるかないかを確かめ、雪が降ってサマータイヤでは走れない状況だったら、その用事をキャンセルしても大丈夫なのか、それとも何がなんでも行かなければならないのか、頭を巡らせるのだ。

 仕事柄、クルマで移動することが大半で、ワインディングロードや綺麗な撮影場所を求めて箱根や山中湖など高地に行くことも多く、出先で降雪に遭遇するとタイヤが問題になる。東京在住で以前は11月あたりにスタッドレスタイヤに履き替えて冬道にそなえるなど真面目に取り組んでいたが、それが功を奏したことはここ20年で1度もなかった。結局、降雪になれば仕事はキャンセルになり、出かける必要がなくなったりするからだ。また、基本的にズボラな性格のため、春を迎えてもスタッドレスからサマーに履き替えず、夏のドライ路面をあまり快適じゃないまま過ごし、タイヤの寿命を縮めてしまうなどスマートなカーライフとはいかなかったのだった。

 最近ではオールシーズンタイヤがシェアを伸ばしていて、これはけっこういい選択肢になりそう。もっとも積極的な展開をみせるのがグッドイヤーで、オンロードで新旧のオールシーズンタイヤを比較試乗したことがあるが、確実に進化していてコーナリングなどもそれなりに楽しめるぐらいにはなっていた。非降雪地帯を拠点として仕事で日常的にクルマを使うならベストかもしれない。ただ自分としては、仕事の足に使っているBMW3シリーズ(F30)にはグリップがあって快適性も高いプレミアムなサマータイヤがベストマッチと思っているので普段はそれで走りたい。そこでいまはサマータイヤを履きながら布製チェーンをラゲッジに忍ばせておくようにしている。

 布製チェーンはノルウェーのオートソック・オペレーションが元祖で1998年に開発されたという。自分が持っているのは、スペインのイッセというメーカーが販売しているスノーソックス。BMWの純正アクセサリーでもあるので迷わず選択した。そのほかも含めるといまは6ブランドほどが出回っているようだ。

 2000年前後に生まれた布製チェーンだが、日本で使われるようになったのは3~4年前からで、自分もきちんとテストしたことはない。金属やゴムなどの従来型チェーンに比べると装着が格段にイージーなのが気に入っている。タイヤが接地しているところ以外を大雑把に被せたら、ちょっとクルマを動かして残りを被せればもう終わり。走り出せば遠心力で布が外側に引っ張られ、それを支えているゴムに均等に力が働いて、自然と適正な位置に落ち着くオートセンター機能となっているので安心なのだ。従来型チェーンだと、少しのズレで外れることもあるので、かなりきっちりと装着しなければならない。

 その他、音が静かでドライ路面でもガタガタしない、タイヤとフェンダーのクリアランスが少なくても干渉する心配がない、軽量・コンパクト、使わずに保存していても劣化はしない、手頃な価格、6サイズでほぼ全てのクルマに対応する汎用性の高さなどがメリットとなっている。

 気になる走行性能は、金属チェーンと同等とされている。自分も、スノーソックスを履いたクルマで少しだけ圧雪路を走ってことがあるが、従来型チェーンと同じぐらいの安心感はあった。また、JAFの走行テストにオートソックが出てくるが、低速の雪道ならば優秀な部類のようだ。

 スタッドレスタイヤの解説などでもよく出てくる通り、雪や氷で滑る原因はタイヤと路面の間に水分が入りこむことにある。だから、吸水や撥水などの文言がスタッドレスタイヤでは出てくるのだが、布ならばそういったことは得意だ。

 あくまでチェーンなので、40km/hまでの走行に限られるが、大丈夫だろうとサマータイヤで出かけたら不意の降雪に見舞われたときなどは安心。自分のカーライフには布製チェーンで十分なのだ。

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石井昌道(いしい まさみち)

ライタープロフィール

石井昌道(いしい まさみち)

自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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自動車専門誌の編集部員を経てモータージャーナリストへ。国産車、輸入車、それぞれをメインとする雑誌の編集に携わってきたため知識は幅広く、現在もジャンルを問わない執筆活動を展開。また、ワンメイク・レース等への参戦も豊富。ドライビング・テクニックとともに、クルマの楽しさを学んできた。最近ではメディアの仕事のかたわら、エコドライブの研究、および一般ドライバーへ広く普及させるため精力的に活動中。

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