車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2018.11.29 / 掲載日:2016.01.22

愛され続ける軽自動車のスタンダードなカタチ

愛され続ける軽自動車のスタンダードなカタチ

いまや軽自動車の代名詞と呼ばれるほどメジャーな存在となったワゴンR。どの世代も創意工夫と技術を詰め込んで個性的。そんなワゴンRがいま買いどき!

5th 生産期間2014年~ 後期型 ワゴンRスティングレー

  • 2015年式 スズキ ワゴンRスティングレー T 2WD(CVT)

    新車価格帯:146万5560円~173万5560円 (スティングレーのみ)

  • 主要諸元
    2015年式 スズキ ワゴンRスティングレー T 2WD(CVT)
    全長×全幅×全高:3395×1475×1660mm
    ホイールベース:2425mm
    トレッド前/後:1295/1290mm
    車両重量:820kg
    総排気量:658cc
    エンジン:直3DOHCターボ
    エンジン最高出力:64ps/6000rpm
    エンジン最大トルク:9.7kgm/3000rpm
    モーター最高出力:2.2ps/1000rpm
    モーター最大トルク:4.1kg m/100rpm
    JC08モード燃費:28.0km/L
    サスペンション前/後:ストラット/I.T.L.
    ブレーキ前/後:ディスク/ドラム
    タイヤ前後:165/55R15

5世代にわたり進化を続けた軽ワゴンの雄

セカンドカーもしくは下駄代わりと見なされていた軽自動車を、ファーストカーの地位にまで引き上げたのがワゴンRの功績だといえる。
大ヒットのカギは、1.6m台の余裕ある全高と、ボクシーなボディ形状が生み出す広くて、開放的なキャビンにある。進化を重ねた現行の5代目は、2Lクラスのセダンもたじろぐほどの後席足元&頭上空間を有するのだから、家族のクルマとしての市民権を持つのも理解できる。
また、ちょっと高めに設定されたヒップ&アイポイントは、乗降のしやすさや視界のよさという点でも、見逃せない魅力。乗りやすく、運転がしやすいというのは、毎日の足としてなによりうれしいファクターだからだ。つまり、軽の機能と実用性を徹底追求した姿がハイトワゴンなのだ。その市場において、ワゴンRはずっと主役であり続けている。
背高ボディのネックは重めの車重だが、5代目はそこにも進化のメスを入れた。ダイエットは最大で
70kgにおよぶのだから、軽クラスでは相当なもの。加えて、エンジンやCVTの高効率化を進め、アイドリングストップ&エネルギー回生システムのエネチャージを導入することで、大幅な燃費改善を達成した。
小型・高性能のリチウムイオン電池と、ISG(インテリジェント・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたSエネチャージが最新技術で、いまでは33・0km/Lという優秀なJC08モード燃費値を達成している。使い勝手のよさと経済性は軽の生命線だけに、ワゴンRが進化のペースを緩めることはない。

スズキ ワゴンRはこんなクルマ

軽ハイトワゴンの「元祖」として長らく軽市場を牽引。5世代を重ねる実績を持ち、近年は「エネチャージ」に代表されるハイテクを積極的に導入し、低燃費もウリとする。スタイリッシュに仕立てたスティングレーの人気も高い。

4th 2008年9月

4th 2008年9月
スタイルを一新スティングレーが定着

  • 3rd 2003年9月

  • 3rd 2003年9月
    万人に支持されるワゴンR像を確立

  • 2nd 1998年10月

  • 2nd 1998年10月
    新規格への対応で安全性が進化

  • 1st 1993年9月

  • 1st 1993年9月
    軽の新トレンドを生み出した革命児

INTERIORインテリア

高品質化と使いやすい工夫で商品力をアップ
高い天井と大きなガラスエリアが、居心地のよいキャビンを生み出すポイント。洗練された印象のインパネは、小物収納を多数用意するなどの実用性にも工夫を凝らす。160mmの左右独立スライド機構を採用する後席も自慢のアイテムだ。

INTERIORインテリア

MECHANISMメカニズム

MECHANISMメカニズム

バックアイカメラなどの先進技術も積極的に導入最大70kgの減量を達成したのが現行型の自慢。「軽さ」は走りと燃費のよさに直結する。また、2013年の改良時にはレーダーブレーキサポート、2014年の改良時には自動俯瞰機能を持つバックアイカメラを新たに導入。安全にも気遣う。

RIVAL ライバル

icon 日産 デイズ

日産 デイズ

新車価格帯:115万200円~182万5200円(全グレード)

デイズ三菱eKワゴン&eKカスタムの兄弟車。ウリは上質な内外装で、ハイウェイスターシリーズが人気を博している。

icon ホンダ Nワゴン

ホンダ Nワゴン

新車価格帯:109万円~163万円(全グレード)

ライフ後継のN-WGNの標的もワゴンRだった。センタータンクレイアウトを活かしたシートアレンジが見どころ。

icon ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴ

新車価格帯:113万4000円~180万3600円(全グレード)

20年に渡って熾烈な戦いを繰り広げる終生のライバル。軽の枠を超えたしっかり感ある走りと高い静粛性が魅力だ。

WAGON R ワゴンR

WAGON R ワゴンR

新車価格帯:107万8920円~154万7640円(スティングレーを除く)

スタンダードなワゴンRもスタイルがリニューアル
2014年8月の改良時にヘッドライト、グリル、バンパーの意匠を変更し、全体に車格感を高めて登場した。写真はFAおよびFXの外観だが、メッキグリルやLEDイルミネーションを採用するFZはより上質な印象だ。

S-enecharge Sエネチャージ

マイナーチェンジでSエネチャージに進化
現行型の登場時のJC08モード燃費値は28.8km/Lだったが、2013年の改良で30.0km/Lに改善し、2014年のマイチェンでは32.4km/Lへのジャンプアップを達成した。そのキーアイテムは、ISGとリチウムイオン電池を組み合わせたSエネチャージ。2015年の改良では33.0km/Lにまで記録を伸ばした。

  • S-enecharge Sエネチャージ

    エネチャージ 28.8km/L

    ※燃費はJC08モード

  • S-enecharge Sエネチャージ

    Sエネチャージ 33.0km/L

世代別中古車物件比率

世代別中古車物件比率

現行型の販売が好調で、中古車市場でも物件が豊富。意外と多いのが先々代で、全体の32%。それ以前のモデルは少なく、初代は1%以下。

※すべての価格は参考価格です

愛され続ける軽自動車のスタンダードなカタチ

エネチャージの導入で低燃費化ワゴンRとしての正常進化を実現

2012年に登場した現行型ワゴンRは、新世代エンジンを搭載して走りと燃費を大きく向上。その核となるのが「エネチャージ」の採用だ。

5th 生産期間2012年~2014年 前期型 ワゴンR

2012年式 スズキ ワゴンR FXリミテッド 2WD(CVT)

中古車参考価格帯:50万円~130万円 (12年~14年 ※前期型全グレード)

主要諸元
2012年式 スズキ ワゴンR FXリミテッド 2WD(CVT)
全長×全幅×全高:3395×1475×1640mm
ホイールベース:2425mm
トレッド前/後:1295/1290mm
車両重量:790kg
総排気量:658cc
エンジン:直3DOHC
最高出力:52ps/6000rpm
最大トルク:6.4kg m/4000rpm
JC08モード燃費:28.9km/L
サスペンション前/後:ストラット/I.T.L.
ブレーキ前/後:ディスク/ドラム
タイヤ前後:155/65R14

パッケージを一新見た目以上に進化
外観はキープコンセプトだが、ホイールベースを25mm延長するなどしてパッケージを改善。定評ある居住空間の快適度と実用性を、さらに高めたのが見どころだ。また、内装のクオリティアップも実現している。そして技術面では、エンジンの一新とエネチャージの採用がトピック。燃費の改善だけでなく、スムーズな再始動の実現や、アイドリングストップ時のエアコンの効きの維持など、意味のある改善を多数施した。

ツートーン内装を採用して、開放感と上質感を演出したのがポイント。樹脂やシート表皮の質感が向上したのも見逃せない。

ツートーン内装を採用して、開放感と上質感を演出したのがポイント。樹脂やシート表皮の質感が向上したのも見逃せない。

スズキ ワゴンR(5代目)性能チャート

  • スズキ ワゴンR(5代目)性能チャート

  • NAでも動力性能は十分
    スズキR06A型ユニットは滑らかな回転フィールを特徴とし、自然吸気仕様でも不満のない性能を発揮する。操縦安定性の能力も先代から着実に進化した。だが、前期型はフリクション感の強い電動パワステと、ややつっぱり感のある足のしつけがネックとなる。

エンジンバリエーション

658cc直列3気筒(R06A)
最高出力52ps 最大トルク6.4kg m(12年~14年)
658cc直列3気筒+モーター(R06A)
エンジン最高出力52ps エンジン最大トルク6.4kg m(14年~)
モーター最高出力2.2ps モーター最大トルク4.1kg m(14年~)
658cc直列3気筒ターボ+モーター(R06A)
エンジン最高出力64ps エンジン最大トルク9.7kg m(14年~)
モーター最高出力2.2ps モーター最大トルク4.1kg m(14年~)
ボディタイプ
5ドア
乗車定員
4名

WAGON R STINGRAY ワゴンR スティングレー

WAGON R STINGRAY ワゴンR スティングレー

中古車参考価格帯:60万円~150万円 (12年~14年 ※前期型全グレード)

クールな内外装が特徴のワゴンR スティングレー
メッキではなく、クリスタル調のグリルを採用して独自の個性とクールさを演出する。15インチタイヤ装着車は走りもスポーティな仕上がりだ。

シックかつスポーティなイメージのブラック内装を採用。ターボのTはパドルシフトも標準で装備。

シックかつスポーティなイメージのブラック内装を採用。ターボのTはパドルシフトも標準で装備。

MARKET DATA マーケットデータ

前期型のワゴンRなら80万円の予算でねらえる
2014年に大きなデザイン変更が行われ、それ以前の前期型はこの先さらに安くなると予想。実際、前期型の「FXリミテッド」の相場は80万円台にまで下がった。一方後期型やスティングレーはまだまだ相場が高値安定だ。

グレード×年式別相場(ワゴンR)

2012年2013年2014年2015年
FX72万円77万円90万円96万円
FXリミテッド86万円88万円100万円
FZ110万円118万円

グレード×年式別相場(ワゴンRスティングレー)

2012年2013年2014年2015年
X87万円97万円122万円126万円
T97万円106万円125万円135万円

走行距離×年式別相場(ワゴンR)

2012年2013年2014年2015年
1万km未満81万円87万円103万円101万円
1万km~3万km78万円81万円97万円
3万km以上76万円73万円90万円

走行距離×年式別相場(ワゴンRスティングレー)

2012年2013年2014年2015年
1万km未満95万円114万円124万円130万円
1万km~3万km94万円102万円116万円134万円
3万km以上90万円92万円100万円

WAGON R アイドリングストップ採用でさらにエコ色を強めた4代目

ワゴンRらしさはそのままに、スタイリッシュに生まれ変わった4代目。2010年にはアイドリングストップを採用し、燃費志向をさらに強めた。

4th 生産期間2008年~2012年

2008年式 スズキ ワゴンR FXリミテッド 2WD(CVT)

中古車参考価格帯:30万円~100万円 (08年~12年 ※スティングレーを除く)

主要諸元
2008年式 スズキ ワゴンR FXリミテッド 2WD(CVT)
全長×全幅×全高:3395×1475×1660mm
ホイールベース:2400mm
トレッド前/後:1295/1290mm
車両重量:850kg
総排気量:658cc
エンジン:直3DOHC
最高出力:54ps/6000rpm
最大トルク:6.4kg m/3500rpm
10・15モード燃費:23.0km/L
サスペンション前/後:ストラット/I.T.L.
ブレーキ前/後:ディスク/ドラム
タイヤ前後:155/65R14

いまが買い時!

人気のワゴンRも先代ならリーズナブル
現行型はなかなか中古車相場が下がらないが、先代モデルだと60万円前後の予算でも十分ねらえる。とくにベーシックなワゴンRはお得感が高い1台だ。

居住性と乗降性を進化させ使いやすく

居住性と乗降性を進化させ使いやすく
シンプルで洗練されたルックスを特徴とする。6ライトから4ライトに変わったサイドウインドウの造形が、歴代モデルとの大きな違いだ。ただし、全体のシルエットや、標準モデルの縦長ヘッドライトはアイコンとして踏襲する。プラットフォームは新開発のもので、ホイールベースを40mm拡大すると同時に、ドア開口地上高を低くして居住性と乗降性を進化させたのがポイント。心臓はひとつ前の世代のK6A型を積む。

セレクターをコラム式からインパネシフトに変更し、上級モデルにはプッシュスタートを導入。モダン化を図ったのが見どころ。

セレクターをコラム式からインパネシフトに変更し、上級モデルにはプッシュスタートを導入。モダン化を図ったのが見どころ。

スズキ ワゴンR(4代目)性能チャート

  • スズキ ワゴンR(4代目)性能チャート

  • 現在の目で見ても十分な性能
    K6A型の回転フィールやサウンドは、今となってはやや荒っぽい印象。燃費についても5代目との実力の違いは大きい。ただし、軽の実用車の観点で見れば、走りの能力は十分なレベル。広く、使い勝手のいいキャビンは光る点で、道具としての魅力は色褪せない。

エンジンバリエーション

658cc直列3気筒(K6A)
最高出力54ps 最大トルク6.4kg m(08年~12年)
658cc直列3気筒ターボ(K6A)
最高出力64ps 最大トルク9.7kg m(08年~12年)
ボディタイプ
5ドア
乗車定員
4名

MARKET DATA マーケットデータ

豊富な物件とリーズナブルな価格で買い時!
物件数が非常に多く、幅広い予算で選べるのが先代ワゴンRの魅力。ベーシックな「FX」に注目すると、5年落ちで60万円、7年落ちで50万円が相場。低走行物件もまだ十分ねらえるため、買いやすい1台である。

グレード×年式別相場

2008年2009年2010年2011年2012年
FX46万円50万円57万円60万円69万円
FXリミテッド55万円60万円67万円75万円79万円
FTリミテッド55万円65万円

走行距離×年式別相場

2008年2009年2010年2011年2012年
5万km未満60万円63万円67万円70万円77万円
5万km~8万km54万円56万円60万円64万円68万円
8万km以上38万円42万円45万円47万円46万円

WAGON R STINGRAY カスタム派ユーザーに向けてスティングレーを本格導入

スポーティ志向のユーザー向けに設定されたのが「スティングレー」。専用フェイスが与えられ、さらにワイルドな存在感を放っている。

4th 生産期間2008年~2012年

  • 2008年式 スズキ ワゴンRスティングレー TS 2WD(CVT)

    中古車参考価格帯:60万円~100万円 (08年~12年 ※全グレード)

  • 主要諸元
    2008年式 スズキ ワゴンRスティングレー TS 2WD(CVT)
    全長×全幅×全高:3395×1475×1675mm
    ホイールベース:2400mm
    トレッド前/後:1295/1290mm
    車両重量:880kg
    総排気量:658cc
    エンジン:直3DOHCターボ
    最高出力:64ps/6000rpm
    最大トルク:9.7kg m/3000rpm
    10・15モード燃費:21.5km/L
    サスペンション前/後:ストラット/I.T.L.
    ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
    タイヤ前後:165/55R15

精悍な印象を与える横長ヘッドライト

精悍な印象を与える横長ヘッドライト

「カスタム」ではなく「スティングレー」と名乗るのが、ワゴンRのスポーティモデルのこだわり。登場したのは3代目の後期だが、人気と知名度を確立させたのはこの4代目のときだ。背高のワゴンRを精悍に見せるポイントは、横長のヘッドライトとそれをつなぐスケルトンクローム仕上げのグリル。クリア仕様のリヤコンビランプとのコンビにより、スポーティさを演出。男性はもちろん、若い女性にもファンが多い。

自発光3連メーターとピアノブラックパネルが注目点。ブラック内装との組み合わせにより、独自の高級ムードを演出している。

自発光3連メーターとピアノブラックパネルが注目点。ブラック内装との組み合わせにより、独自の高級ムードを演出している。

ピアノブラックパネル上部はオーディオスペース。上級グレードにはステアリングスイッチやブルーイルミネーションも採用。

ピアノブラックパネル上部はオーディオスペース。上級グレードにはステアリングスイッチやブルーイルミネーションも採用。

MARKET DATA マーケットデータ

やや相場は高いがコンディションのよい車両が探せる
スタンダードなワゴンRよりも全体的に高値傾向にあるスティングレー。とくにターボを搭載する「T」や「TS」は70万円以上の車両がほとんど。しかし走行距離は5万km未満の車両も多く、中古車としては買いどきである。

グレード×年式別相場

2008年2009年2010年2011年2012年
X59万円64万円71万円78万円89万円
T64万円67万円77万円87万円97万円
TS73万円79万円77万円

走行距離×年式別相場

2008年2009年2010年2011年2012年
5万km未満75万円74万円78万円84万円90万円
5万km~8万km67万円69万円70万円72万円81万円
8万km以上49万円53万円60万円62万円78万円

直線基調のシンプルなスタイル質感や使い勝手も大きく進化

シャープなボディスタイルでスポーティに進化した3代目ワゴンR。スポーティな「RR」には軽初の直噴ターボを設定、走りにもこだわった。

3rd 生産期間2003年~2008年

  • 2007年式 スズキ ワゴンR RR-DI 2WD(4速AT)

    中古車参考価格帯:20万円~80万円 (03年~08年 ※全グレード)

  • 主要諸元
    2007年式 スズキ ワゴンR RR-DI 2WD(4速AT)
    全長×全幅×全高:3395×1475×1635mm
    ホイールベース:2360mm
    トレッド前/後:1290/1280mm
    車両重量v860kg
    総排気量:658cc
    エンジン:直3DOHCターボ
    最高出力:64ps/6500rpm
    最大トルク:10.5kg m/3500rpm
    10・15モード燃費:19.4km/L
    サスペンション前/後:ストラット/I.T.L.
    ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
    タイヤ前後:165/55R14

スペース効率を優先したボクシーなスタイルが個性的

いまの軽と違い質感は高くないが、機能優先のデザインは潔い。実用車のお手本ともいえる。

いまの軽と違い質感は高くないが、機能優先のデザインは潔い。実用車のお手本ともいえる。

ルーフ長を伸ばすことで、スペース効率の向上をねらったのが3代目。ボクシーなフォルムは、いかにも実用派スモールといった印象だ。シンプルゆえに飽きのこないデザインでもある。上の写真はスポーティモデルのRR(ダブルアール)で、専用の上下2段ヘッドライトとエアロパーツを採用。標準モデルはグッとプレーンな意匠で、親しみやすいイメージだ。

MARKET DATA マーケットデータ

走行距離が伸びた車両が多いが相場は安い
先々代は最新の年式でも8年落ち。相場の動きもなく、20万円の低予算でも十分にねらえる。スポーティな「RR」はやや価格が高めだが、それでも30万円~50万円が相場。走行距離を気にしなければお得度は高い。

グレード×年式別相場

2003年2004年2005年2006年2007年2008年
FX23万円26万円31万円35万円39万円35万円
FT24万円26万円35万円39万円47万円
FS30万円30万円
RR33万円33万円36万円46万円46万円

走行距離×年式別相場

2003年2004年2005年2006年2007年2008年
8万km未満29万円32万円38万円42万円47万円35万円
8万km~10万km23万円25万円31万円32万円37万円
10万km以上20万円20万円22万円25万円27万円

IMPRESSION インプレッション

ユーザー口コミレビュー

総合評価:4.5/5.0(5代目スティングレー)
ドライバー歴22年/グレード:スティングレーT
軽ターボのハイトワゴン系では群を抜いている走りが自慢。高剛性ボディによるコーナリング性能を持ち、ハンドリングの切れ味は抜群。コンパクトカーからのダウンサイジングでも納得の1台だと思います。

総合評価:3.9/5.0(4代目ワゴンR)
ドライバー歴12年/グレード:FX
遠出をしたり多人数を乗せたりするのはあまり向かないです。4人乗ると大きな荷物は積めませんが、ほかの点では満足しています。燃費がよいのも魅力で、日常使うならとくに問題はないクルマです。

総合評価:5.0/5.0(4代目スティングレー)
ドライバー歴1年/グレード:スティングレーT
小まわりが利くので、細い道でもすいすい走れます。燃費もよいので、ガソリン代が気になるひとにはおすすめ。軽のわりには室内が広くてゆったり乗れます。ただしパワーがないので、坂道ではもどかしいです。

※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。
総合評価は5点満点。

森野恭行氏

自動車ジャーナリスト森野恭行の○と×

GOOD

スズキの本気が伝わるレベルの高い仕上がり
スズキの屋台骨を支えるモデルだけに、どの世代のワゴンRからも「開発陣の本気」が伝わってくる。そこで現行の5代目を見れば、パッケージを進化させた上で、燃費性能や快適性、そして内装の質感を大幅に向上させたのが見どころ。ターボでなくても十分な走りの性能が得られるのは、軽量化とパワー&ドライブトレーン改良のおかげだ。

BAD

度重なる改良は結果として消費者にわかりにくい面も
きめ細かな改良は高く評価できる。だが、中古車の品定めにおいては、どのモデルをねらうかの判断が難しい。現行型は、改良が入るごとに燃費値がアップし、同時に走りの熟成も進んだから、「いいもの」を望む人への助言は「できるだけ新しいモデル」となる。とはいえ、中古車本来のバリュー度を求めるなら、別の判断が求められる。

※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net12月調べ。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ