車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2016.01.08

半世紀以上にわたり愛され続ける高級サルーン

半世紀以上にわたり愛され続ける高級サルーン

デビュー当初は個性的すぎるフロントデザインが大きな話題になった14代目クラウン。しかし違和感は驚くほどすぐに払拭され、いまでは濃くて完成度の高い中身がなんとも魅力的だ。

トヨタ クラウンはこんなクルマ

初代デビューはなんと1955年。日本の乗用車とともに歩んできた、国産車の生き字引的存在だ。かつてはトヨタのヒエラルキーの最上級に位置するセダンだったが、現在では「アスリート」などでイメージの若返りを果たした。

14th (生産期間:2012年~2015年)

  • 2015年式 トヨタ クラウン アスリートS- T(8速AT)

    新車価格帯:388万円~695万円 (マジェスタを含む全グレード)

  • 主要諸元
    2015年式 トヨタ クラウン アスリートS- T(8速AT)
    全長×全幅×全高:4895×1800×1450mm
    ホイールベース:2850mm
    トレッド前/後:1545/1545mm
    車両重量:1610kg
    総排気量:1998cc
    エンジン:直4DOHCターボ
    最高出力:235ps/5200-5800rpm
    最大トルク:35.7kg m/1650-4400rpm
    JC08モード燃費:13.4km/L
    サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:215/55R17

開発の根底にあるのは日本で使いやすいこと

クラウンは日本の頂点に立つセダンである。・・・・・・と書くと「レクサスがあるじゃないか?」と思う人もいるだろう。しかし、やはり日本の頂点はクラウンだ。
なぜなら、レクサスの各モデルは「日本」だけではなくグローバルに展開しているブランドであり車種だから。対してクラウンは一部で海外展開があるものの、脈々と受け継がれているのは国内専用車の血筋。日本人の体形に合わせてドライビングポジションが設計されていたり、日本の狭い道でも楽に扱えるように小まわりが利くように作られていたり、「エアコン」、「車両設定」、「オーディオ」など操作系スイッチの一部が日本語で表記されていたりと、日本で乗りやすいように作られている。
そんなクラウンの、現行モデルである14代目の最大のポイントは、ハイブリッド化とエンジンのダウンサイジングである。
先代でハイブリッドを用意してはいたものの、普及モデルというよりはアイコン的な存在。販売比率も高くはなかった。しかし現行型は4気筒エンジンを組み合わせた省燃費タイプのハイブリッドで価格設定もリーズナブルな仕様とし、販売台数もグッと増加。いまやハイブリッドがクラウンのスタンダードになっている。
また、先ごろ登場した後期型ではハイブリッド以外のモデルでもついに4気筒エンジン(2.0Lターボ)を搭載。時代の波に乗ったダウンサイジングで、「クラウンといえば6気筒」というお約束はすっかり過去のものになった。
過去に縛られず時代に合わせたパワートレインの搭載、個性的なフロントマスクのデザイン、そして他車に先駆け時代を先取りするタッチパネル操作系の採用。
クラウンというと保守的なクルマと思われがちだが、じつは時代を先取りするアバンギャルドな血筋でもあるのだ。

TOPICS トピックス

最新世代はマジェスタを含む3ラインアップで構成
現行車のシリーズは格式に従った「ロイヤル」、スポーティな「アスリート」、そして最上級の「マジェスタ」。先代は「ハイブリッド」が独立したラインアップとして存在したが、新型は「ロイヤル」と「アスリート」内で展開するよう改められた。

TOPICS トピックス

「マジェスタ」は全長が長い専用ボディ。パワートレインは3.5LのV6エンジン+モーターだ。

  • 4気筒直噴ターボを新設定エコと走りを両立する

  • 4気筒直噴ターボを新設定エコと走りを両立する
    最新仕様のトピックは2.0L 4気筒ターボエンジンの追加だ。自然吸気3.0Lと同水準の俊足を誇り燃費も良好。

  • 前後サスペンションをチューニングさらなる走りの質感を獲得

  • 前後サスペンションをチューニングさらなる走りの質感を獲得
    15年秋のマイナーチェンジにおいては、サスペンションの改良も綿密に行われた。ボディ強度も高め、走りは次の次元へ。

  • 世界初ITSコネクトを新採用インフラとクルマ同士が通信可能

  • 世界初ITSコネクトを新採用インフラとクルマ同士が通信可能
    クルーズコントロールの制御をスムーズにするために搭載車両同士で通信をおこなうなど、次世代ITS技術も搭載した。

RIVAL ライバル

icon 日産 フーガ

日産 フーガ

新車価格帯:410万4000円~687万4869円(全グレード)

日産車ならではの独特の雰囲気
1年ほど前に前部を刷新して若返り。2.5Lと3.5LのV6、そして高出力型ハイブリッドとパワートレインの選択肢も多い。

icon ホンダ レジェンド

ホンダ レジェンド

新車価格帯:680万円

究極といえるハンドリング性能
凝った4WDシステムがもたらす異次元のコーナリング感覚が魅力。最新のハイブリッドシステムを搭載する。

HISTORY ヒストリー

4気筒直噴ターボを新設定エコと走りを両立する
初代は、外国車を参考にせず日本の技術だけで作られた国産第一号乗用車。すなわちクラウンの歴史は国産乗用車の歴史でもある。ダブルウィッシュボーンサスペンション、V8エンジン、ABSなど国産初採用の技術も多い。

  • 1st 1955年

    1st 1955年

  • 2nd 1962年

    2nd 1962年

  • 3rd 1967年

    3rd 1967年

  • 4th 1971年

    4th 1971年

  • 5th 1974年

    5th 1974年

  • 6th 1979年

    6th 1979年

  • 7th 1983年

    7th 1983年

  • 8th 1987年

    8th 1987年

  • 9th 1991年

    9th 1991年

  • 10th 1995年

    10th 1995年

  • 11th 1999年

    11th 1999年

  • 12th 2003年

    12th 2003年

  • 13th 2008年

    13th 2008年

  • 14th 2012年

    14th 2012年

世代別中古車物件比率

世代別中古車物件比率

中古車購入のターゲットとなるのは11代目(先々々代)から。それ以前は少数のみ流通。もっとも豊富なのがゼロクラウンの先々代と先代。

※すべての価格は参考価格です

半世紀以上にわたり愛され続ける高級サルーン

ハイブリッドをラインアップに導入走りの性能にも磨きをかけた13代目

「クラウンセダン」の一部仕様に簡易版が搭載されたこともあったハイブリッドシステムだが、大型モーターの本格的なシステムを幅広く搭載したのはこの世代から。革命的なモデルといえる。

13th 生産期間:2008年~2012年)

  • 2008年式 トヨタ クラウン 3.5アスリート(6速AT)

    中古車参考価格帯:150万円~360万円 (08年~12年※マジェスタを除く)

  • 主要諸元
    2008年式 トヨタ クラウン 3.5アスリート(6速AT)
    全長×全幅×全高 4870×1795×1470mm
    ホイールベース:2850mm
    トレッド前/後1535/1535mm
    車両重量:1650kg
    総排気量:3456cc
    エンジン:V6DOHC
    最高出力:315ps/6400rpm
    最大トルク:38.4kg m/4800rpm
    10・15モード燃費:10.0km/L
    サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
    ブレーキ前後:Vディスク
    タイヤ前後:225/45R18

ハイブリッドは高出力型のシステム
13代目(先代)が起こした革命。それはハイブリッドを本格搭載したことだ。デビューした2008年当時はまだ、いまほどハイブリッドが普通ではなかった。だからクラウンにハイブリッドがラインアップされるのは大きな驚きをもって迎えられたのだ。
面白いのは、現行の14代目と違ってハイブリッドの方向性は燃費型ではなくハイパフォーマンス型だったということ。排気量3.5Lとそもそもゆとりのあるエンジンにモーターを組み合わせた「燃費は自慢するほどよくないけど速いハイブリッド」だったのである。ハイブリッドすなわち遅いエコカーと考えているひとからすれば信じられないかもしれないが、シリーズ中もっとも速いのがハイブリッドモデルだった。
また、走行性能に急激に磨きがかかったのもこの世代から。そのハンドリングはまるでスポーツセダンで、峠道から超高速領域まで安定感あふれる走りが楽しめる。

トヨタ クラウン(13代目)性能チャート

  • トヨタ クラウン(13代目)性能チャート

  • アスリートの走りはスポーツセダンの領域
    走りの性能はこのモデルから急激に向上し、とくに「アスリート」は積極的に走りを楽しめるモデルへと昇華した。搭載する3.5Lエンジンは本来レクサスのスポーツセダン用に新開発されたハイパワー仕様で、動力性能も官能性能も素晴らしい仕上がりだ。くつろげる後席や優れた乗り心地など快適性の高さはいわずもがな。トランクも広く実用的だ。

エンジンバリエーション

2499ccV型6気筒(4GR- FSE)
最高出力215ps
最大トルク26.5kg m(08年~10年)
最高出力203ps
最大トルク24.8kg m(10年~12年)
2994ccV型6気筒(3GR-FSE)
最高出力256ps
最大トルク32.0kg m(08年~12年)
3456ccV型6気筒(2GR- FSE)
最高出力315ps
最大トルク38.4kg m(08年~12年)
3456ccV型6気筒+モーター(2GR- FSE)
エンジン最高出力296ps
最大トルク37.5kg m(08年~12年)
モーター最高出力200ps
最大トルク28.0kg m(08年~12年)
ボディタイプ
4ドア
乗車定員
5名

いまが買い時!

先代中古車がお買い得になった
初期モデルではデビューから約8年を迎え、リーズナブルな価格でねらえるようになった。車格と完成度を考えれば割安な選択だ。

LINE UP

  • LINE UP

  • 前期型のハイブリッドモデルは「アスリート」がベースで若々しい外観。ロイヤルは落ち着いたデザインで風格がある。

INTERIOR インテリア

和の心を大切にした空間つくり
同じトヨタの高級ブランドであるレクサスとの大きな違いは、レクサスが世界で通用する洗練された上質感を重視しているのに対し、クラウンは日本人が触れたときに落ち着きを感じられる雰囲気になっていること。このモデルからは姿勢やシート構造といった「疲れにくさ」にも注力された。

  • INTERIOR インテリア

    運転手付きのサルーンとして使われることも多く、後席の快適性も高い水準。広い足元や座り心地のいいシートが魅力だ。

MECHANISM メカニズム

MECHANISM メカニズム

高出力を追求したハイパワー型ハイブリッド
13代目の注目メカニズムはやはりハイブリッド。プリウスのような燃費最重視タイプではなく、単体でも高出力なエンジンにパワーを加える存在としてモーターが追加されているのだ。とはいえ、従来の同程度の出力のエンジンよりは燃費もいい。

  • 前期型ハイブリッドのベースが「アスリート」だったのは、格式にこだわらない先進的な存在をねらったから。テールランプは透明。

  • 前期型ハイブリッドのベースが「アスリート」だったのは、格式にこだわらない先進的な存在をねらったから。テールランプは透明。

MINOR CHANGE

MINOR CHANGE 後期型

2010年2月 ハイブリッドはロイヤルベースに
トピックは、「ハイブリッド」のベースが前期型の「アスリート」から「ロイヤル」へ変更されたこと。法人需要が予想以上に多かったためだ。

MARKET DATA マーケットデータ

数多くの先代クラウンが流通200万円の予算からねらえる
先代クラウンにはロイヤル、アスリート、ハイブリッドの3タイプがあるが、アスリートの相場はやや高め。それでも「2.5アスリート」は前期型(08年~10年)なら200万円を切っている。3.5L車は相場が変わらないが、物件数は少なめだ。

グレード×年式別相場(ロイヤル/アスリート)

2008年2009年2010年2011年2012年
2.5ロイヤル161万円174万円183万円207万円201万円
3.0ロイヤル160万円165万円194万円197万円242万円
2.5アスリート194万円198万円232万円273万円264万円
3.5アスリート188万円195万円218万円227万円270万円

走行距離×年式別相場(ロイヤル/アスリート)

2008年2009年2010年2011年2012年
3万km未満204万円213万円245万円266万円275万円
3万km~5万km194万円194万円229万円246万円250万円
5万km以上168万円172万円188万円204万円217万円

グレード×年式別相場(ハイブリッド)

2008年2009年2010年2011年2012年
ハイブリッド183万円204万円214万円228万円259万円

走行距離×年式別相場(ハイブリッド)

2008年2009年2010年2011年2012年
3万km未満247万円225万円255万円254万円306万円
3万km~5万km213万円228万円236万円263万円274万円
5万km以上172万円187万円199万円203万円223万円
  • 年式

    年式
    デビュー年の2008年式がもっとも豊富で36%を占める。次に多いのがマイナーチェンジのあった2010年式。

  • 走行距離

    走行距離
    物件の半数以上は5万km以上と、走行距離が伸びた車両が目立つ。しかし3万km未満の車両もまだまだ購入可能。

  • グレード

  • グレード
    人気グレードがそのまま中古車台数に直結しており、経済的な2.5L車が大半。アスリートの方が在庫が多い。

CROWN MAJESTA クラウンマジェスタ

5th (生産期間:2009年~2013年 

  • CROWN MAJESTA クラウンマジェスタ

    中古車参考価格帯:180万円~430万円 (09年~13年※全グレード)

  • V8搭載のフラッグシップクラウンマジェスタにも注目
    クラウンの上級仕様として存在する「マジェスタ」。ボディはほかのシリーズよりも長く、延長分はすべて後席足元スペースの拡大に使われている。パワートレインは13代目クラウンシリーズで唯一のV8エンジン。FRモデルに搭載するエンジンは排気量4.6Lで、そもそもはレクサスのGSやLS用に開発されたものだ。V8エンジン搭載のクラウンはこの13代目マジェスタが最後である。

クラウンよりも格上であることを演出するために、ウッドパーツの採用面積が広くなっている。また、リヤシートは独立2座式で圧倒的な快適さを提供する。

クラウンよりも格上であることを演出するために、ウッドパーツの採用面積が広くなっている。また、リヤシートは独立2座式で圧倒的な快適さを提供する。

すべてを一新して若返りを図った新時代のクラウン像を提案

モデルチェンジのたびにユーザー層もキャラクターも年齢を増していたクラウン。その流れに終止符を打つべく12代目クラウンは大胆に若返りを図った。

12th (生産期間:2003年~2008年) 

  • 2003年式 トヨタ クラウン ロイヤルサルーン(6速AT)

    中古車参考価格帯:60万円~190万円 (03年~08年 ※マジェスタ除く)

  • 主要諸元
    2003年式 トヨタ クラウン ロイヤルサルーン(6速AT)
    全長×全幅×全高:4840×1780×1470mm
    ホイールベース:2850mm
    トレッド前/後1525/1525mm
    車両重量:1580kg
    総排気量:2994cc
    エンジン:V6DOHC
    最高出力:256ps/6200rpm
    最大トルク:32.0kg m/3600rpm
    10・15モード燃費:11.8km/L
    サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:215/60R16

アスリートを本格展開人気モデルになった
トヨタ自ら付けた愛称が「ゼロクラウン」。どうしてゼロなのか?
従来のしがらみをすべて捨て、21世紀のクラウンとしてリセットし「ゼロ(原点)」から作られた、生まれ変わったクラウンだからだ。
プラットフォーム、サスペンション、そしてエンジンといった主要メカニズムはすべて刷新。エンジンはそれまでの直列からV型となり、また先代(11代目)までいかにも保守的だったスタイリングもスポーティかつ流麗なデザインにして大きく若返りを図った。このモデルへのフルモデルチェンジで、クラウンは生まれ変わったのだ。
また、「アスリート」の本格展開がはじまったのも大きなトピックだ。先代でスタートしたスポーツバージョン「アスリート」は、専用デザインのバンパーを採用するなど「ロイヤル」とのスタイリングの差別化もさらに大きくなって個性が増した。そして好評をもって迎えられ、販売比率もグッと増したのだ。

トヨタ クラウン(12代目)性能チャート

  • トヨタ クラウン(12代目)性能チャート

  • 生まれ変わっても相変わらずサルーンとしての完成度は高い
    生まれ変わった新世代クラウンは、操縦安定性が高まりオーナードライバーズカーとしても魅力が先代よりも大きく向上。同時に、乗り心地など快適面もレベルアップしていて、サルーンとしても完成度はかなりの水準に達した。ただし「アスリート」も13代目ほどスポーティになりきれていないので、13代目や14代目に比べると若々しさが物足りない。

エンジンバリエーション

2499ccV型6気筒(4GR- FSE)
最高出力215ps
最大トルク26.5kg m(03年~08年)
2994ccV型6気筒(3GR-FSE)
最高出力256ps
最大トルク32.0kg m(03年~08年)
3456ccV型6気筒(2GR- FSE)
最高出力315ps
最大トルク38.4kg m(05年~08年)
ボディタイプ
4ドア
乗車定員
5名

INTERIOR インテリア

INTERIOR インテリア

この世代ではまだ、やわらかくてソファーのような座り心地のシートが健在。全面刷新されたとはいえ、まだ演歌調の香りが残っているキャラクターといえる。いっぽうで、ナビ画面を前提としたインパネなど高級セダンとして先進的な空間設計が施されているのも特徴だ。

LINE UP

  • LINE UP

  • 従来のコンサバ路線を継承する「ロイヤル」とスポーティに仕上げた「アスリート」の2本立て。両車は走りの味付けも異なる。

MINOR CHANGE 2005年10月

MINOR CHANGE 2005年10月

アスリートが3.5L化された
外観の変更はわずかで、前期/後期の見分けはパッと見では分かりにくい。ただ、一部仕様の中身は大幅変更。「アスリート」のエンジンは3Lから3.5Lに。

MARKET DATA マーケットデータ

100万円を切るプライスでねらえる先々代
ロイヤル、アスリートともに十分物件が流通。排気量による相場の差はあまり見られないので、自分の好みのグレードをチョイスできる。人気の「2.5アスリート」は、後期型で110万円~150万円がおおよその相場である。

グレード×年式別相場

2003年2004年2005年2006年2007年2008年
2.5ロイヤル72万円79万円93万円97万円108万円
3.0ロイヤル52万円72万円84万円90万円96万円124万円
2.5アスリート94万円110万円127万円137万円149万円
3.0アスリート99万円90万円99万円
3.5アスリート126万円124万円141万円183万円

走行距離×年式別相場

2003年2004年2005年2006年2007年2008年
5万km未満104万円121万円134万円143万円170万円
5万km~8万km138万円93万円107万円123万円135万円141万円
8万km以上69万円69万円85万円95万円100万円112万円

11th (生産期間:1999年~2003年) 

  • クラウンに初のアスリートが登場

    中古車参考価格帯:20万円~100万円 (99年~03年 ※マジェスタ除く)

  • クラウンに初のアスリートが登場
    11代目の見所は、最近ではすっかりおなじみのアスリートが初めて登場したこと。アリストやスープラに積まれるV6(1JZ-GTE)を採用、動力性能とラグジュアリーを融合した走りが魅力だった。

インテリアはクラウンらしい落ち着いた佇まい。仕様はロイヤルとアスリートの二本立てとなり、ゼロクラウンの系譜に直接繋がっている。

インテリアはクラウンらしい落ち着いた佇まい。仕様はロイヤルとアスリートの二本立てとなり、ゼロクラウンの系譜に直接繋がっている。

IMPRESSION インプレッション

ユーザー口コミレビュー

総合評価:4.8/5.0(現行型)
ドライバー歴17年/アスリートG i-Four
車内が広く、非常にゆったりしていて運転をしていても疲れることがありません。クラウン以外は乗ったことがないのですが、他社の友人の車と比較しても安定性や静かさなど差は歴然としています。

総合評価:4.8/5.0(先代)
ドライバー歴7年/2.5アスリート
新車で購入して8年目を迎えます。静かで伸びやかな加速感が味わえるほか、高速走行でも非常に安定しています。室内も高級感があるので、クラウンはやっぱりいいクルマだと思います。

総合評価:4.5/5.0(先々代)
ドライバー歴28年/ロイヤルサルーン i-Four
スピードを出して走るクルマではないですが、動力性能はかなり高いと思います。力まず、リラックスして走れるのが大きな魅力。少し気になるのはシートの出来で、長距離走行だと疲れを感じます。

※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。
総合評価は5点満点。

工藤貴宏氏

自動車ジャーナリスト工藤貴宏の○と×

GOOD

時代の先を行く先進性絶対的な安心感がある
12代目以降のクラウンは「いつかはクラウン」から脱却を図り、若いユーザーでも乗れる商品として提案。個人的には、いわゆる冠婚葬祭に使えるフォーマルセダンでありながら、走りの質がメキメキと高まって走る歓びを手に入れた意味は大きいと思う。上級セダンとしての存在感の大きさは「日本の街にクラウンあり」だ。

BAD

レクサスとの棲み分けをしっかりはからないと
従来のクラウンは「トヨタ最高峰」として設計すればよかったはずだが、レクサスの登場によりここ数年は立ち位置や方向に悩みを抱えているようにも見える。ひとりのクルマ好きとしては、わずかとはいえ装備内容などにレクサスに遠慮した部分が見えるのが少し残念だ。とはいえ、基本的に死角が見えないクルマ造りはさすが。

※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net12月調べ。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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