メルセデス・ベンツ Sクラスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

中古車購入 [2021.11.30 UP]

メルセデス・ベンツ Sクラスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

2021年に新型の7代目が登場した高級車であるメルセデス・ベンツ Sクラスに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ Sクラスの歴史

1972年、メルセデス・ベンツからSクラスの初代が登場します。同ブランドの中では、最高峰を意味するフラグシップモデルとして位置づけられている車種です。

この世代は、オーナー自身が運転する車両ではなく、専用の運転手が存在するショーファードリブンカーを意識したデザインが特徴でした。また、戦後最大級となる6.9L V型8気筒エンジンが搭載されていたことでも有名な世代です。

1979年、初のフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場。車体側面にサッコプレートと呼ばれるプロテクターが取り付けられ、車体デザインに大きく影響を与えました。この世代は、Sクラスに設定される歴代モデルの中で最長となる12年間の販売を記録し、なおかつ歴代トップとなる売り上げを誇っています。

1991年、3代目が登場。フロントマスクは先代と変わりありませんでしたが、フロントグリルの下部分がせり出したスラントノーズとなり、力強い印象を与えます。重い車体のモデルは、欧州の環境保護団体から攻撃されたこともあって、先代と比べて販売は不調となりました。

1998年、4代目が登場します。不調だった先代のコンセプトが見直され、威圧感を与えない、丸みを帯びたフロントマスクのデザインになりました。この世代では、Sクラスとして初の四輪駆動システムである4マチックのモデルが設定されるようになります。その一方で、インテリアの革の質感などが大幅に下がりますが、マイナーチェンジで改善されました。

2005年、5代目が登場。先代の反省を活かし、質感を高めSクラスにふさわしいインテリアに変更しています。この世代から、トランスミッションに7速オートマティックトランスミッションの7G-TRONICが採用されるようになりました。

2013年、6代目が登場。ヘッドライトなどの照明は全てLEDが採用されるようになります。また、一部グレードには、快適な乗り心地を実現するマジックコントロールをオプションで装備できるようになりました。

2021年、現行モデルとなる7代目が登場します。全体的にエッジを減らし、曲線のデザインが随所に取り入れられました。

メルセデス・ベンツ Sクラスの中古車を探す

Sクラス S400d

ディーゼルエンジンモデルのベースグレード「Sクラス S400d」
Sクラス S400dは、6代目の2018年9月に設定されたグレードです。ディーゼルエンジンを搭載するSクラスの中では、ベースグレードとして位置づけられています。

エンジンには、3.0L直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載し、トランスミッションには9速オートマティックトランスミッション、駆動方式にはFRが採用されました。

ディーゼルエンジンながらも車内でディーゼル音が気にならないように設計されているため、静音性が高くなっています。

中古で購入する際の目安となる予算
Sクラス S400dを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:678万円~728万円
2019年式:738万円~898万円
2020年式:923万円
2021年式:流通量希少のため算出不可

Sクラス S400dの中古車は、現時点の中古車市場には10台ほど流通しているようです。このとき販売されていたSクラスのディーゼルエンジンモデルの中ではベースグレードに位置づけられているので、中古車価格は他のグレードと比べれば落ち着いてきています。

先代モデルとの比較
6代目:2018年~2021年
Sクラス S400dは、6代目の後半に設定されました。

Sクラスのディーゼル車として設定されており、最新の排ガス浄化技術を搭載し、日本の排ガス規制にも対応しています。

18インチのアルミホイールを標準装備し、さらにAIRマティックサスペンションも採用されているため、快適な乗り心地を実現しているのが特徴です。

安全装備も充実しており、片側84個のLEDを制御し、明るい視界を確保してくれるマルチビームLEDヘッドライトも標準装備されています。さらに安全運転支援システムのインテリジェントドライブを搭載し、先行車に自動で追従できるシステムの半自動運転も搭載されているのが特徴です。

その他にも、短距離と中距離のミリ波レーダーに、カメラと後方のマルチミリ波レーダーを備えているため、歩行者や走行車を感知し、アクセルとブレーキで衝突回避や車線逸脱を行ってくれます。

Sクラス S400dが登場したのが2018年と比較的新しいグレードのため、中古車は現時点では10台ほどしか流通していないようです。新車価格も1100万円台だったため、他のグレードよりは中古車価格も安くはなっていますが、簡単に手が出せる価格ではないのでよく考えてから購入するようにしましょう。

エンジンは3.0L直列6気筒ディーゼルターボ最高出力340ps。ボディサイズは全長5125mm×全幅1900mm×全高1495mmです。

人気のあるカラー
Sクラス S400dのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・マグネタイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・エメラルドグリーン(M)
・カバンサイトブルー(M)
・アンスラサイトブルー(M)
・ルビーブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)

この中では、ダークグレー交じりの黒色の「マグネタイトブラック(M)」が人気です。

※(M)とは、メタリックペイントを意味します。

メルセデス・ベンツ Sクラス S400dの中古車を探す

Sクラス S450

電気モーターのISGを組み合わせたマイルドハイブリッドモデル「Sクラス S450」
Sクラス S450は、6代目の2018年3月に設定されたグレードです。このグレードが設定された当初は、ベースグレードとして位置づけられていました。

スーパーチャージャーつきの3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載し、そこに電気モーターのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせています。

エクステリアには、ヘッドライトとリアコンビネーションランプにLEDを採用した他、アルミホイールには18インチアルミホイールが搭載されました。

中古で購入する際の目安となる予算
Sクラス S450を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:513万円~783万円
2019年式:743万円~798万円
2020年式:880万円~928万円
2021年式:流通量希少のため算出不可

このグレードも、現時点の中古車市場には10台ほど流通しています。年式的には新しいものばかりですが、オプション装備の有無によって価格差があるようです。そのため、装備内容をしっかり確認することをおすすめします。

先代モデルとの比較
6代目:2018年~2021年
Sクラス S450は、6代目の後半に設定されました。

3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載しつつ、48V電気システムや電動スーパーチャージャー、ISGなどを組み合わせています。

ステアリングホイールのスポーク部分に、オーディオなどを操作できるスイッチ類が配置されているため、操作性にも優れているのが特徴です。

また、シート横には座席調節スイッチが搭載されています。運転席のダッシュボード部分には、スピードメーターやナビを表示できる12.3インチのワイドディスプレイを配置。スマートフォンと連携させることも可能です。

安全装備も充実しており、レーダーセーフティパッケージを含めた最新のインテリジェントドライブも標準装備されました。主な装備として、ステアリングアシストやトラフィックサインアシスト、緊急ブレーキなどが搭載されています。その他に、マルチビームLEDヘッドライトも搭載されているため、夜間の視認性を高めることが可能です。

比較的新しいグレードではあるものの、このグレードの中古車は10台ほどが流通しています。車両によっては500万円台で購入できるものもありますが、多くは700万円台のものなので、予算に見合うかどうかを検討した上で購入を決めたほうがよさそうです。

エンジンは3.0L直列6気筒ターボ+モーター最高出力367ps。ボディサイズは全長5125mm×全幅1900mm×全高1495mmです。

人気のあるカラー
Sクラス S450のボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・マグネタイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・エメラルドグリーン(M)
・カバンサイトブルー(M)
・アンスラサイトブルー(M)
・ルビーブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)

この中では、ラメ塗装が施された白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

メルセデス・ベンツ Sクラス S450の中古車を探す

Sクラス S560ロング

Sクラス S550ロングが改名して登場した「Sクラス S560ロング」
Sクラス S560ロングは、6代目の2017年8月に設定されたグレードです。このグレードは、もともと5代目に設定されていたSクラス S550ロングを改名したことにより、登場しました。

エンジンには4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、そこに9速オートマティックトランスミッションの9G‐TRONICを組み合わせているのが特徴です。そのため、4.7Lの排気量だったSクラス S550ロングよりもエンジンは小型化しているにもかかわらず、出力が455馬力から469馬力になるなど最高出力がアップしています。

中古で購入する際の目安となる予算
Sクラス S560ロングを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2017年式:719万円~777万円
2018年式:689万円~998万円
2019年式:777万円~958万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可

4年以上設定されていたSクラス S560ロングは、20台以上の中古車が流通していました。もともと1600万超えの新車価格で販売されていたので、それに比べるとかなり値段は下がってきています。

先代モデルとの比較
6代目:2017年~2021年
Sクラス S560ロングは、6代目の後半に設定されました。

5代目に設定されていたSクラス S550ロングを改名して、誕生した経緯があります。このタイミングで、もともと装備されていたインテリジェントドライブが最新仕様に変更されたため、新たに自動で再発進させる機能やウィンカー操作で車線変更できる機能などが追加されています。

エクステリアでは、ボンネット部分にメルセデス・ベンツを象徴するロゴであるスリーポインテッドスターのボンネットマスコットが配置されています。ホイールには、18インチアルミホイールが採用されました。

インテリアでは、運転席のダッシュボード部分に12.3インチワイドディスプレイが2枚配置されていて、左にはスピードメーター、右にはカーナビを表示させることが可能です。

その他の機能として、リモートパーキングアシスト機能を搭載しました。これにより、車外から降りた状態でも、スマートフォンで車を操作して駐車することができます。

このグレードの中古車は20台以上が流通しているので、選択肢は豊富です。しかし、中古車としてはまだ高い価格のものが多いので、もう少し価格が下がるのを待ってもいいかもしれません。

エンジンは4.0L V型8気筒ターボ最高出力469ps。ボディサイズは全長5255mm×全幅1900mm×全高1495mmです。

人気のあるカラー
Sクラス S560ロングのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・マグネタイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・エメラルドグリーン(M)
・カバンサイトブルー(M)
・アンスラサイトブルー(M)
・ルビーブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。

メルセデス・ベンツ Sクラス S560ロングの中古車を探す

Sクラス S600ロング

Sクラスの最上位グレード「Sクラス S600ロング」
Sクラス S600ロングは、4代目の2003年に設定されたグレードです。

誕生した当初は、Sクラスの中でも当時最大の排気量を誇る5.5L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載していましたが、最新の6代目では6.0L V型12気筒ツインターボエンジンになり排気量がアップしています。

いずれの世代でもマイバッハとAMGモデルを除いたSクラスの中では、最上位グレードに位置づけられているため、最新の6代目でも新車価格は2400万円以上と非常に高額です。

中古で購入する際の目安となる予算
Sクラス S600ロングを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2003年式:ASK(問い合わせが必要)
2004年式:流通量希少のため算出不可
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:230万円
2007年式:190万円~198万円
2008年式:流通量希少のため算出不可
2009年式:流通量希少のため算出不可
2010年式:248万円~308万円
2011年式:流通量希少のため算出不可
2012年式:流通量希少のため算出不可
2013年式:流通量希少のため算出不可
2014年式:548万円
2015年式:流通量希少のため算出不可
2016年式:流通量希少のため算出不可
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:1315万円
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可

Sクラス S600ロングは4代目の後半である2003年から設定されているグレードなので、その価格差は世代により非常に幅広くなっています。

※ASKとは、あえて価格を表示しないで掲載するときに用いられる表記です。

先代モデルとの比較
4代目:2003年~2005年
Sクラス S600ロングは、4代目の終盤に初めて設定されました。

最高出力500馬力を発生する5.5L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載しています。

この世代の中古車は1台のみ流通していますが、価格については業者に直接問い合わせなければなりません。

エンジンは5.5L V型12気筒ターボ最高出力500ps。ボディサイズは全長5165mm×全幅1855mm×全高1445mmです。

5代目:2006年~2013年
Sクラス S600ロングは、5代目でも引き続き設定されます。

先代と同じ5.5L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載していますが、最高出力が17馬力アップし、517馬力を発生させます。

Sクラス S600ロングの中古車のなかでも、この世代が一番流通量は多いです。年式も古いので価格も、手ごろなものが多くなりました。

エンジンは5.5L V型12気筒ターボ最高出力517ps。ボディサイズは全長5205mm×全幅1870mm×全高1485mmです。

6代目:2014年~2021年
6代目でも引き続き設定されたSクラス S600ロングですが、この世代ではエンジンの排気量がアップし、6.0L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載しています。

この世代の中古車は2台が流通していますが、比較的新しい年式なので、他の世代よりは高額です。

エンジンは6.0L V型12気筒ターボ最高出力530ps。ボディサイズは全長5255mm×全幅1900mm×全高1495mmです。

人気のあるカラー
Sクラス S600ロングのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・マグネタイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・エメラルドグリーン(M)
・カバンサイトブルー(M)
・アンスラサイトブルー(M)
・ルビーブラック(M)
・イリジウムシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)

この中では、グレーがかったシルバー色の「イリジウムシルバー(M)」が人気です。

※本記事は、2021年11月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

関連する車種から記事を探す

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ