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更新日:2021.02.19 / 掲載日:2021.02.19

ランドローバー レンジローバースポーツの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

ランドローバー レンジローバースポーツ

ランドローバーのスポーツツアラーとして登場した高級SUVのレンジローバースポーツに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

ランドローバー レンジローバースポーツの歴史

レンジローバースポーツは、イギリスの自動車メーカー・ランドローバーが2005年に発売した高級SUVです。ランドローバーはもともとイギリスの会社でしたが、経営不振によって売却し、現在はインドのタタモーターズの傘下となっています。

2005年にレンジローバースポーツの初代が発売を開始。日本では、ガソリンモデルのみが導入されました。

レンジローバースポーツという車名のとおり、スポーティーな走りを行えるように設計されているのが特徴です。エンジンは、自然吸気のノーマルとスーパーチャージャーの2種類が採用されました。このときは以下の3つが設定されています。
・レンジローバースポーツ ファーストエディション
・レンジローバースポーツ スーパーチャージド
・レンジローバースポーツ HSE

2008年にラインナップが変更され、レンジローバースポーツ HSEは2代目が登場するまで一時的に廃止となりました。

2009年にマイナーチェンジが行われ、日本で発売のモデルは、すべて右ハンドルとなります。

2013年の東京モーターショーで2代目が公開され、発売が開始されました。初代と違い、アルミのモノコックボディになっており、大幅な軽量化を実現しています。2代目登場時に日本に導入されたグレードは、以下の3つです。
・レンジローバースポーツ SE
・レンジローバースポーツ HSE
・レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミック

2015年には、新たに以下の2つのグレードが追加されます。
・レンジローバースポーツ SVR
・レンジローバースポーツ HST

特にレンジローバースポーツ SVRは、ランドローバー社のSVO(スペシャルビーグルオペレーションズ)部門が開発を担当しました。このグレードは、ランドローバーの中では、史上最速といわれています。

2018年にマイナーチェンジを行い、エクステリアやインテリアを一新させました。同年には、プラグイン・ハイブリッドタイプのグレードを発売します。

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レンジローバースポーツ SVR

SVOが開発した史上最速のランドローバー「レンジローバースポーツ SVR」

レンジローバースポーツ SVRは、2代目の2015年に設定されたグレードです。

スーパーチャージャー搭載のV8エンジンを搭載しています。さらに専用のサスペンションを備えており、21インチのアルミホイールを標準装備しているのが特徴です。

エクステリアは、メッシュ仕様の大型グリル、フロントグリル下のSVRのバッジにより、独特のフロントマスクに仕上げられました。シートはスポーツバケットシートを設置し、シートヒーターは標準装備されており、オプションでシートクーラーも選択することができます。

中古で購入する際の目安となる予算

レンジローバースポーツ SVRを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:938万円~1065万円
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:1090万円~1650万円
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

このグレードは、レンジローバースポーツの中でも新車価格が1700万円台とかなり高いです。そのため、5年落ちのものでも中古価格は900万円以上の価格がつけられています。

先代モデルとの比較

2代目(現行モデル):2015年~
レンジローバースポーツ SVRは、2代目のジャガーランドローバー部門のSVOが開発した車です。史上最速のレンジローバーと謳っており、スーパーチャージャー搭載の550psのV8エンジンを搭載しています。

その後、2017年に出力を575psに上げて、さらなるパワーを得ました。最適化したシャシーに8速オートマチック・トランスミッションを加え、ランドローバーとしては初の電子制御バルブを備えています。

エクステリアで採用された大型グリルによって、独特のフロントデザインになりました。インテリアには、SVR専用のステアリングやパフォーマンスシートなどと専用装備を備えています。センターディスプレイは10インチディスプレイを備え、インパネ内にはカーナビ表示もできる12.3インチのディスプレイを搭載しました。

このグレードはランドローバースポーツの中でも、かなり高い新車価格がつけられていたため、中古車もそれに比例したかなり高額な値段がつけられています。決して安いものでもないため、よく考えてから購入するのがおすすめです。

エンジンは5.0L V型8気筒チャージャー最高出力575ps。ボディサイズは全長4880mm×全幅1985mm×全高1800mmです。

人気のあるカラー

レンジローバースポーツ SVRのボディカラーは、下記の20色が設定されています。

・フジホワイト
・サントリーニブラック
・ユーロンホワイト
・フィレンツェレッド
・エストリルブルー
・アイガーグレイ
・リグリアンブラック
・エセアリアル
・フラックス
・ベロシティーブルー
・デザイアディープレッド
・ブリティッシュレーシンググリーン
・サンセットゴールド
・トルマリンブラウン
・コンステレーション
・アメジストグレーパープル
・ペトロリックスブルー
・サンギネロオレンジ
・イオニアンシルバー
・アイシーホワイト

この中では、純白の「フジホワイト」が人気です。

レンジローバースポーツ HSE

初代から設定され続けている「レンジローバースポーツ HSE」

ランドローバースポーツ HSEは、ランドローバースポーツの初代から現行モデルである2代目にも設定されているグレードです。初代が導入された際の中間グレードとして位置づけられていました。

初代では、自然吸気V8エンジンを、2代目ではV6 ターボチャージド・ディーゼル・エンジンを搭載しています。ホイールは20インチアルミホイールを装備しており、エクステリア・インテリアにはレザーシートやヒーター付きフロントシート、プライバシーガラスなどを備えているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

レンジローバースポーツ HSEを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:168万円~228万円
2007年式:流通量希少により算出不可
2008年式:設定なし
2009年式:設定なし
2010年式:設定なし
2011年式:設定なし
2012年式:設定なし
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:449万円~558万円
2015年式:518万円~649万円
2016年式:537万円~648万円
2017年式:658万円~719万円
2018年式:719万円~978万円
2019年式:895万円~1049万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

初代から設定されているので、他のグレードに比べて流通量は多いです。初代はこなれてきてはいるものの、2代目はまだ高い価格がつけられています。

先代モデルとの比較

初代:2005年~2007年
レンジローバースポーツ HSEは、初代の中間グレードとして誕生しました。海外モデルはディーゼルエンジン搭載モデルもありますが、国内で発売されたモデルは右ハンドルのガソリン車のみです。

この世代は15年以上前に登場しているため、現時点の中古車市場には2台しか流通していません。しかし、価格は年式相応となっているので、手に入れやすい価格といえます。

エンジンは4.3L V型6気筒ターボ最高出力299ps。ボディサイズは全長4795mm×全幅1930mm×全高1810mmです。

2代目(現行モデル):2013年~
レンジローバースポーツ HSEは、2代目でも中間グレードとして設定されました。

システムは以下の内容を装備しているのが特徴です。
・キーレスエントリー
・エンハンスドサウンドシステム
・リアカメラ
・クルーズコントロール
・パーキングエイド
・スピードリミッター など

この世代は先代と比べると中古車の流通量は豊富ですが、現行モデルであるため、どの年式も高値で取引されています。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力404ps。ボディサイズは全長4855mm×全幅1985mm×全高1800mmです。

人気のあるカラー

レンジローバースポーツ HSEのボディカラーは、下記の25色が設定されています。

・フジホワイト
・サントリーニブラック
・ユーロンホワイト
・フィレンツェレッド
・バイロンブルー
・アイガーグレイ
・ポルトフィーノブルー
・ランタオブロンズ
・ハクバシルバー
・カルパチアングレイ
・シリコンシルバー
・リグリアンブラック
・エセアリアル
・フラックス
・ベロシティーブルー
・デザイアディープレッド
・ブリティッシュレーシンググリーン
・サンセットゴールド
・トルマリンブラウン
・コンステレーション
・アメジストグレーパープル
・ペトロリックスブルー
・サンギネロオレンジ
・イオニアンシルバー
・アイシーホワイト

この中では、漆黒の「サントリーニブラック」が人気です。

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レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミック

上位グレードとして位置づけられている「レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミック」

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックは、2代目が誕生した当初から設定されているグレードです。レンジローバースポーツの中では、上位グレードとして位置づけられています。

スーパーチャージャー搭載のV8ガソリンエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルです。フロントとリアのシートはヒーター付きであり、フロントシートにはクーラーも備えています。

安全装備として、360度のパーキングエイドやブラインドスポットモニター、ドライバーコンディションモニターなどが装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:668万円
2014年式:569万円~838万円
2015年式:588万円~679万円
2016年式:765万円~850万円
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:1190万円~1298万円
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

このグレードの中古車はあまり多くなく、現時点で10台流通しています。どの年式も500万円以上の価格がつけられているので、気軽に購入できるグレードではないでしょう。

先代モデルとの比較

2代目(現行モデル):2013年~
レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックは、2代目の登場と同時に設定されているグレードです。

オールアルミのモノコックボディを採用しており、初代よりも大型化しながらも最大240kgの軽量化を実現しました。

エクステリアには、LEDヘッドライトやプライバシーガラス、ブラックのコントラストルーフなどを採用しています。ホイールには、21インチのアルミホイールが採用されました。

インテリアには、本革巻きステアリングやリアビューミラー、22ウェイシートなどを備えています。シートはセミアニリンレザーシートを採用し、フロントシートとリアシートはヒーター付きです。

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックの中古車は現時点で、10台流通しています。ここ数年のものは数台しか流通していませんが、2016年式以前のものであれば、ある程度選択肢はあるでしょう。ただ、価格はどの年式も高めなので、じっくりと考えられることをおすすめします。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力404ps。ボディサイズは全長4855mm×全幅1985mm×全高1800mmです。

人気のあるカラー

レンジローバースポーツ オートバイオグラフィーダイナミックのボディカラーは、下記の25色が設定されています。

・フジホワイト
・サントリーニブラック
・ユーロンホワイト
・フィレンツェレッド
・バイロンブルー
・アイガーグレイ
・ポルトフィーノブルー
・ランタオブロンズ
・ハクバシルバー
・カルパチアングレイ
・シリコンシルバー
・リグリアンブラック
・エセアリアル
・フラックス
・ベロシティーブルー
・デザイアディープレッド
・ブリティッシュレーシンググリーン
・サンセットゴールド
・トルマリンブラウン
・コンステレーション
・アメジストグレーパープル
・ペトロリックスブルー
・サンギネロオレンジ
・イオニアンシルバー
・アイシーホワイト

この中では、光沢感のある白色の「ユーロンホワイト」が人気です。

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レンジローバースポーツ SE

2代目では一番価格の安い「レンジローバースポーツ SE」

レンジローバースポーツ SEは、2代目の登場と同時に設定されているグレードです。レンジローバースポーツの中では、ベーシックグレードとして位置づけられています。

日本では、ガソリンエンジンモデルのみ導入されました。

エクステリアには以下の内容を装備しています。
・LEDヘッドライト
・フロントフォグランプ
・リアフォグランプ
・リアスポイラー
・フロントスポイラー など

インテリアには以下の内容を装備しています。
・リアビューミラー
・ヒーター付きフロントシート
・14ウェイパワーシート など

中古で購入する際の目安となる予算

レンジローバースポーツ SEを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:443万円~498万円
2014年式:408万円~548万円
2015年式:568万円~579万円
2016年式:488万円~638万円
2017年式:598万円
2018年式:619万円~808万円
2019年式:929万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可

新車価格が900万円台とレンジローバースポーツの中でも一番安いので、中古車価格も他のグレードに比べると安くなっています。

先代モデルとの比較

2代目(現行モデル):2013年~
レンジローバースポーツ SEは、2代目の登場と同時に設定されているグレードです。レンジローバースポーツのベーシックグレードであるため、新車価格は同時期に設定されたグレードの中で一番安い価格がつけられていました。

19インチのアルミホイールを装備し、スーパーチャージャー搭載のV6ガソリンエンジンを搭載しています。フロントには大型グリルはなく、比較的シンプルなフロントマスクになりました。リアも、小さなウィンドウにリアコンビランプによって、シンプルなデザインに仕上げられています。

装備面では、デュアルエアコンやパワーウィンドウ、本革巻きステアリングなどを装備しているのが特徴です。

レンジローバースポーツのベーシックグレードであるレンジローバースポーツ SEの中古車は、現時点で10数台が流通しています。2016年式以前は新車価格の半額程度の中古車価格がつけられている中古車もありますが、それでも中古車として購入するにはかなり高い金額なので、よく考えた上で購入したほうがよいでしょう。

エンジンは3.0L V型6気筒チャージャー最高出力258ps。ボディサイズは全長4855mm×全幅1985mm×全高1800mmです。

人気のあるカラー

レンジローバースポーツ SEのボディカラーは、下記の25色が設定されています。

・フジホワイト
・サントリーニブラック
・ユーロンホワイト
・フィレンツェレッド
・バイロンブルー
・アイガーグレイ
・ポルトフィーノブルー
・ランタオブロンズ
・ハクバシルバー
・カルパチアングレイ
・シリコンシルバー
・リグリアンブラック
・エセアリアル
・フラックス
・ベロシティーブルー
・デザイアディープレッド
・ブリティッシュレーシンググリーン
・サンセットゴールド
・トルマリンブラウン
・コンステレーション
・アメジストグレーパープル
・ペトロリックスブルー
・サンギネロオレンジ
・イオニアンシルバー
・アイシーホワイト

この中では、純白の「フジホワイト」が人気です。

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※本記事は、2021年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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