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更新日:2025.01.28 / 掲載日:2020.11.20

三菱 アウトランダーの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

三菱 アウトランダー

三菱のクロスオーバーSUVであるエアトレックの後継車として誕生したミドルサイズSUVのアウトランダーに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

三菱 アウトランダーの歴史

アウトランダーは、「胸のすくような走り」「使う歓びに満ちたユーティリティ」「スポーティなスタイリング」というコンセプトのもとに開発されました。三菱自動車が誇る高度な電子制御4WDシステムを搭載し、従来のSUVの枠を超えた優れたオンロード走行性能を実現しています。

初代モデルは2005年10月に登場し、ラインアップには標準グレードの「アウトランダー M」と、より充実した装備を備えた上級グレードの「アウトランダー G」の2種類が用意されました。

エクステリアデザインは、スポーティなスタイルと広々とした快適な室内空間を両立しており、大径タイヤや大型フェンダーがSUVらしい力強さを演出。さらに、上下に開閉するテールゲートを採用しており、下側のゲートはアウトドアシーンなどでベンチとしても活用できます。

インテリアは、5名乗車を基本としながら、3列目シートを加えた7人乗り仕様も設定。2列目・3列目シートは折り畳みが可能で、5名乗車時には約800L、7名乗車時には最大約1600Lの広大なラゲッジスペースを確保し、多様なライフスタイルに対応する高い実用性を誇ります。

2012年9月に、2代目アウトランダーの販売が開始。先代のコンセプトを受け継ぎながら、安全性や燃費性能、上質感といった要素を大幅に向上させ、プレミアムSUVとして進化を遂げました。

エクステリアは、初代モデルのデザインを踏襲しつつ、空力性能に優れたフォルムを採用。これにより、走行中の風切り音を抑えるとともに、燃費性能の向上にも貢献しています。

インテリアは、7名乗車が可能な設計を維持しながら、特に3列目シートの快適性を大幅に向上。室内長は先代よりも約300mm延長され、広々とした空間とともに積載性能も強化されています。

安全面では、三菱車として初めて衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報システムなどの先進安全技術を採用し、より安心して運転できる環境を実現しました。

さらに、2013年1月には、プラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダー PHEV」が誕生。ガソリンモデルには、以下のグレードが設定されました。

・アウトランダー 20M
・アウトランダー 20G
・アウトランダー 20Gプラスパッケージ
・アウトランダー 24M
・アウトランダー 24G
・アウトランダー 24Gプラスパッケージ

2021年10月にフルモデルチェンジが行われ、3代目アウトランダーが登場。ガソリンモデルは廃止され、既存グレードのGシリーズとMシリーズの販売が終了しました。現在のラインアップはPHEVモデルのみとなり、以下のグレードが設定されています。

・アウトランダー PHEV M
・アウトランダー PHEV G
・アウトランダー PHEV P

また、3代目は予防安全機能や運転支援機能にも力を入れており、カメラとレーダーでアクセル、ブレーキ、ステアリングを制御する「MI-PILOT(マイパイロット)」や、スマートフォンからドアやエアコンを操作できる「MITSUBISHI CONNECT(ミツビシコネクト)」などの機能が搭載されました。

アウトランダー PHEV G

フラッグシップSUVのミドルグレード「アウトランダー PHEV G」

アウトランダー PHEV Gは、三菱PHEVシリーズの中核を担う主力モデルです。エントリーグレードであるPHEV Mと、上級グレードでのPHEV Pの中間に位置しています。

PHEV Gは、3グレードの仲でも装備を充実させたモデル。全席パワーウィンドウとなり、前部座席にはシートヒーター、後部座席には充電用USBポートなどを装備しています。

2017年には特別仕様車「PHEV G リミテッド エディション」を販売。この特別仕様車は高級感のあるエクステリアが特徴で、18インチラウンドリムタイプアルミホイールやLEDフォグランプなどを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー PHEV Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2012年式:流通量希少により算出不可
2013年式:92万円~116万円
2014年式:流通量希少により算出不可
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:144万円~298万円
2019年式:199万円~300万円
2020年式:239万円~325万円
2021年式:365万円~471万円
2022年式:334万円~472万円
2023年式:424万円~487万円
2024年式:481万円~529万円

アウトランダー PHEV Gは、現時点の中古車市場で130台程度が流通していました。中でも、2019年式前後で、走行距離などの状態と価格とのバランスが良い車両が多く見られました。

先代モデルとの比較

第2世代:2012年~2021年
2012年に登場したアウトランダー PHEV Gは、三菱初となるハイブリッドモデル「アウトランダー PHEV」シリーズのミドルグレードです。当時、三菱ではEV車「i-MiEV」を販売していましたが、ガソリンでも走行できるプラグインハイブリッド車として、アウトランダー PHEVシリーズをリリース。バッテリーは12kWhと大容量ではありませんが、電気だけでも60kmほどの走行が可能です。

PHEVシリーズのデザインでは、ガソリン車との差別化を図りました。エクステリアでは車体と同色のホイールアーチモールやサイドガーニッシュを、インテリアでは大型センターコンソールなどを入れています。

エンジンは2.0L 4気筒DOHC16バルブ+モーター、最高出力128ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1800mm×全高1710mmです。

第3世代(現行モデル):2021年~
アウトランダー PHEV Gのフルモデルチェンジが行われ、プラットフォームや駆動系、デザイン面で大きな進化を遂げました。

プラットフォームにはルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF C/D」を採用し、ボディ剛性と軽量化を実現。パワートレインには、強化されたPHEVシステムを搭載し、2.4L MIVECエンジンとツインモーター、大容量20kWhのバッテリーを組み合わせています。

エクステリアはダイナミックシールドをさらに進化させたフロントフェイスを取り入れ、堂々とした佇まいを強調。インテリアでは「ホリゾンタルアクシス」を基調に質感を高め、12.3インチの大型ディスプレイや新採用の「Dynamic Sound Yamaha」オーディオシステムなどで快適性を強化しました。

エンジンは2.4L 4気筒DOHC16バルブ+モーター、最高出力133ps。ボディサイズは全長4720mm×全幅1860mm×全高1750mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー PHEV Gのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・ブラックマイカ
・コズミックブルーマイカ
・スターリングシルバーメタリック
・グラファイトグレーメタリック
・ムーンストーングレーメタリック
・レッドダイヤモンド
・ホワイトダイヤモンド
・ブラックダイヤモンド

この中では、漆黒の「ブラックマイカ」と、シルバーがかった白色の「ホワイトダイヤモンド」が人気です。

アウトランダー PHEV P

ハイブリッドSUVの新たな頂点「アウトランダー PHEV P」

アウトランダー PHEV Pは、3代目からPHEV(プラグインハイブリッド)シリーズに加わった上級グレードです。ボディサイズやパワートレインなどの基本構成はPHEV Gと同等ですが、PHEV Pならではの専用装備やボディカラーなどが用意されています。

PHEVシステムは2代目から改良され、前後駆動力配分、左右輪間トルク配分、四輪ブレーキ配分などをバランスよく制御するツインモーター「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用。予防安全機能では、高速道路での運転支援機能「MI-PILOT(マイパイロット)」が標準装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー PHEV Pを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2021年式:365万円~510万円
2022年式:336万円~566万円
2023年式:425万円~571万円
2024年式:490万円~632万円

販売開始からまだ数年しか経っていないアウトランダー PHEV Pですが、中古車市場での流通量は400台以上あり、比較検討がしやすいグレードです。ただし、中には新しい年式であってもかなり走行距離が多い車両もあるため、状態をよく確認した方がよいでしょう。

先代モデルとの比較

第3世代(現行モデル):2021年~
アウトランダーのPHEVモデルは2012年から販売されていましたが、第3世代からは最上級グレードのPHEV Pをラインナップに追加。5人乗りの他に3列シートを備えた7人乗りのタイプも用意されました。

PHEV Gと同様に、モデルチェンジで改良されたツインモーターのPHEVシステムを採用。駆動用バッテリーの出力は、約40%も向上しています。また、この世代では日産エクストレイルと共通のCMF-C/Dプラットフォームを採用し、車体の剛性を高めました。

デザインでは上級グレードならではの専用装備や快適装備を多数搭載。エクステリアではP専用エクステリア20インチアルミホイールを、インテリアではフロントパワーシート付レザーシート、リヤシートヒーター、ヘッドアップディスプレイなどを取り入れています。

エンジンは2.4L 4気筒DOHC16バルブ+モーター、最高出力133ps。ボディサイズは全長4720mm×全幅1860mm×全高1750mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー PHEV Pのボディカラーは、モノトーン8色、ツートーン5色が設定されています。

モノトーン
・ブラックマイカ
・コズミックブルーマイカ
・スターリングシルバーメタリック
・グラファイトグレーメタリック
・ムーンストーングレーメタリック
・レッドダイヤモンド
・ホワイトダイヤモンド
・ブラックダイヤモンド

ツートーン
・ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ
・ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ
・ブラックダイヤモンド×スターリングシルバーメタリック
・レッドダイヤモンド×ブラックマイカ
・グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ

この中では、シルバーがかった白色の「ホワイトダイヤモンド」が人気です。

アウトランダー G

誕生当初の上級グレード「アウトランダー G」

アウトランダー Gは、アウトランダー発売当初から2007年まで設定されていたグレードです。発売された当時は、上級グレードという位置づけとなっています。

エンジンは2.4Lで高度な電子制御された4WDを搭載し、オン・オフ問わない高い走破性が特徴でした。特にオンロードではランサーエボリューション譲りのサスペンションで、クロスオーバーSUVに恥じない走行性能となっています。

また、米ロックフォードフォズゲート社製のサウンドシステムを標準搭載し、上級グレードにふさわしい室内環境が特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少により算出不可
2006年式:40万円~150万円
2007年式:40万円~69万円

このグレードはアウトランダーの初期に設定されていたグレードで、年式が古いこともあって中古車の流通数はそれほど多くはありません。しかし、中古車相場はだいぶこなれてきているので、手を出しやすい価格となっています。

先代モデルとの比較

第1世代:2005年~2007年
アウトランダー Gは、初代アウトランダーの初期に3年ほど設定されていた上級グレードです。

このグレードには、WRCやパリ・ダカールラリーといったラリーレイド競技で培われた高度な電子制御4WDシステムを搭載しています。同時にアクティブスタビリティコントロールと合わせてエンジン、トランスミッション、ブレーキを統合的にコントロールし、急ハンドルや滑りやすい路面での横滑りを防ぎ、安定した走行を可能にしました。

また、トラクションコントロール機能も備え、雪道などでもスムーズな発進が可能となります。サスペンションはフロントにストラット式、リヤにはマルチリンク式を採用。特にリヤショックアブソーバーには、ランサーエボリューション譲りの単筒式モノチューブショックを採用し、しなやかな乗り心地と高い操縦安定性を確保しました。

アウトランダーの初期に設定されていたグレードだけあって、中古車の流通量はあまり多くはありません。また、価格もだいぶこなれてきています。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力170ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1800mm×全高1680mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー Gのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・ブラックマイカ
・ディープブルーマイカ
・ミディアムパープリッシュグレーマイカ
・アクアメタリック
・クールシルバーメタリック
・レッドソリッド
・ホワイトパール
・プラチナベージュメタリック

この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」と、漆黒の「ブラックマイカ」が人気です。

アウトランダー M

誕生当初のベースグレード「アウトランダー M」

アウトランダー Mは、アウトランダー発売当初から2007年まで設定されていたグレードです。発売された当時は、アウトランダーのベースグレードという位置づけとなっていました。

ベースグレードではあるものの、エンジンの動力性能や高度な電子制御4WDによる走行安定性や走破性は上位グレードのアウトランダー Gとほとんど共通です。そのため、ラゲッジスペースやシートアレンンジといった使い勝手の面でもあまり差はつけられていませんでした。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー Mを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:49万円
2007年式:65万円

アウトランダー Mの中古車の流通量は極少数となっており、現時点で流通していた台数も2台ほどという少なさでした。また、年式も古く、走行距離が伸びている車両も多いことから、他のグレードの中古車を探したほうがよいでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2005年~2007年
アウトランダー Mはアウトランダーが誕生した初期に設定されていた標準グレードです。

ラゲッジスペースの容積は、3列目シートを収納した状態で最大882L。2列目シートも収納した状態では1691Lもの容積を持ちます。また、テールゲートはこのクラスでは珍しい、上下2分割式のテールゲートが採用され、荷物に応じた使い分けができ、下側ゲートは約200kgの耐荷重を持つため、荷物の一時置きやベンチとして活用することも可能です。

シートアレンジについても、セカンドシートはラゲッジスペース側からのスイッチ操作で、ワンタッチで収納できる折り畳み機構を採用し、クイックなシート格納を実現。サードシートも床下に収納が可能で、凹凸の少ないフラットなラゲッジスペースとなっています。その他、室内各所にポイントを抑えた収納を配置しました。

同時期に設定されていた上位グレードの「アウトランダー G」と比べると、中古車の流通量はかなり少ないです。また、車両状態もあまり良いものがないことから、他のグレードを選んだほうが賢明でしょう。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力170ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1800mm×全高1680mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー Mのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・ブラックマイカ
・ディープブルーマイカ
・ミディアムパープリッシュグレーマイカ
・アクアメタリック
・クールシルバーメタリック
・レッドソリッド
・ホワイトパール
・プラチナベージュメタリック

この中ではアウトランダー Gと同様、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」と、漆黒の「ブラックマイカ」が人気です。

アウトランダー 24G

アウトランダー 24G

安全装備が充実した「アウトランダー 24G」

アウトランダー 24Gは、初代の2007年10月のマイナーチェンジから現在も設定されているグレードです。登場した当時は中間グレードに位置づけられていましたが、2代目の現行モデルでは上位グレードとなっています。

下位グレードである「アウトランダー 24M」の装備に加えて、キーレスオペレーションキーを身につけていることで、自動でテールゲートの開閉をすることができるエレクトリックテールゲートが標準装備されているのが特徴です。また、安全装備も充実しています。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー 24Gを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2007年式:45万円
2008年式:48万円~88万円
2009年式:55万円~75万円
2010年式:66万円~100万円
2011年式:78万円
2012年式:120万円~158万円
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:120万円
2015年式:173万円~185万円
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:194万円
2018年式:206万円~233万円
2019年式:流通量希少により算出不可
2020年式:238万円~252万円
2021年式:流通量希少により算出不可

アウトランダー 24Gは生産期間も長く、アウトランダーの中では人気があったグレードとなっているので、比較的流通量は多くあります。そのため、じっくり探すことで条件に合った車両を見つけられるでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2007年~2012年
初代のアウトランダー 24Gは2007年のマイナーチェンジで登場し、それまでの上級グレードであった「アウトランダー G」の後継となるグレードです。

しかし、同時期に上位グレードとなる「アウトランダー 30MS」と「アウトランダー 30G」が登場しており、中間グレードに変更になりました。

この世代の中古車は時間も経過しているので、流通量はあまり多くはありませんがある程度は流通しているため、希望に合った車両を探すのもそれほど難しくはないでしょう。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力170ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1800mm×全高1680mmです。

第2世代:2012年~2021年
この世代のアウトランダー 24Gは、三菱自動車の重要な世界戦略車として先代のコンセプトを継承しつつ、エクステリア・インテリア、走行性能など全体的に上質感が増しています。

乗車人数は先代同様7人乗りで、エンジンは出力を保ちつつ、燃費性能も考慮されたものを搭載。4WDシステムも従来の3モードに加え、4WD ECOモードが新設されました。そして、この世代から先進の安全技術「e-Assist(イーアシスト)」を採用しています。

ただし、先代よりも中古車の流通量は少なく、価格も比較的高めです。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力169ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1810mm×全高1710mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー 24Gのボディカラーは、下記の7色のボディカラーが設定されています。

・ブラックマイカ
・クォーツブラウンメタリック
・コズミックブルーマイカ
・チタニウムグレーメタリック
・スターリングシルバーメタリック
・レッドダイヤモンド
・ホワイトパール

この中ではアウトランダー Gやアウトランダー Mと同様に、漆黒の「ブラックマイカ」と、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」が人気です。

アウトランダー 24M

アウトランダー 24M

5人乗車仕様の「アウトランダー 24M」

アウトランダー 24Mは、アウトランダー 24Gと同じく、初代の2007年10月のマイナーチェンジから現在も設定されているグレードです。このグレードでは、5人乗車仕様のみ設定されました。

また、従来の標準グレードでは珍しく、ヘッドランプやポジションランプ、フォグランプには、随所にLEDランプが標準で装備されています。これにより、夜間の視野性が向上し、エクステリアがすっきりとしたシャープな印象となっているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

アウトランダー 24Mを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2007年式:94万円

アウトランダー 24Gの中古車は、現時点で初代の2007年式のたった1台しか流通していませんでした。また、年式も15年以上前のものと古く、走行距離がある程度の距離を走っています。

このグレードに固執するよりは、他のグレードの中古車を探したほうが希望に合った車両を探すことができるかもしれません。

先代モデルとの比較

第1世代:2007年~2012年
初代のアウトランダー 24Mは2007年のマイナーチェンジで登場し、それまでのベーシックグレードであった「アウトランダー M」の後継となるグレードです。

主な変更点は、7名から5名乗車に変更されたことでした。また、2009年9月にもマイナーチェンジを実施しており、新デザインのメーターや坂道発進を補助するヒルスタートアシストを採用し、さらに急ブレーキを後続車に伝える、ESS(緊急制動信号システム)を追加しています。

このグレードの中古車は非常に少なく、現時点では1台しか確認できませんでした。そのため、この世代の中古車を手に入れるのは非常に難しいでしょう。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力170ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1800mm×全高1680mmです。

第2世代:2018年~2021年
この世代のアウトランダー 24Mは、アウトランダーが2代目に移行した際に、一旦廃止されています。そして、2018年のマイナーチェンジのグレード再編で再び登場しました。

エクステリアでは、ヘッドライトのハイビームにLEDを採用の他、エクステリアパネルやアルミホイールのデザインが変更されています。

インテリアでは、インテリアパネルのデザイン変更、ステアリング・シフトノブ・アームレストにステッチを追加することで、より上質なインテリアとなりました。

再登場してから時間があまり経過していないため、まだ中古車としては流通していないようです。そのため、アウトランダー 24Mの中古車をご希望なのであれば、流通されるまで根気よく待つしかないでしょう。

エンジンは2.4L直列4気筒ターボ最高出力169ps。ボディサイズは全長4695mm×全幅1810mm×全高1710mmです。

人気のあるカラー

アウトランダー 24Mのボディカラーは、下記の7色が設定されています。

・ブラックマイカ
・クォーツブラウンメタリック
・コズミックブルーマイカ
・チタニウムグレーメタリック
・スターリングシルバーメタリック
・レッドダイヤモンド
・ホワイトパール

この中では、漆黒の「ブラックマイカ」と、パール塗装が施された白色の「ホワイトパール」が人気です。全てのグレードを通して同じカラーが人気であることが分かりました。

※本記事は、2025年1月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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