中古車購入
更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.26

スズキアルトの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

スズキアルトの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

アルトは1979年5月の誕生以来、「低価格」「実用性」「経済性」「取り回し性」など軽自動車に求められる基本性能の向上を重ねています。常に時代をリードするグローバル戦略車として、日本国内のみならず海外でも高い人気を誇るスズキの基幹モデルです。

無駄な加飾を排除した質感の高いスタイリングや、ゆったりと開放的のある広々とした室内空間、軽量・高剛性ボディを採用しています。しっかりとした乗り心地とフットワークの良い軽快な走行性能などから、さまざまな用途に活躍できるスズキを代表する軽自動車です。

初代モデルより一貫して、立体駐車場にも対応した全高を採用するなど、実用性の高い軽自動車として女性ユーザーを中心に安定したセールスを誇る車種です。

ロングホイールベースを活かし、後席のニースペースに大きな空間を設けることで、ヘッドクリアランスの余裕とともに、大人4人がストレスを感じることなく、快適に過ごせるリラックス空間を提供しています。
また、大きく開くヒンジ式ドアと相まって、優れた乗降性を実現しています。

2014年12月にフルモデルチェンジを受けた8代目モデルでは、スズキの軽自動車作りのフィロソフィーを受け継ぎながら、プラットフォームを一新し、さらなるボディの軽量化やエンジンの高効率化により、走りの質を大幅に進化させました。

また、ボディデザインも先代モデルまでのノーブルで女性ユーザーを意識した上品な意匠から、性別を問わず、より幅広い層のユーザーにも親しまれるスポーティで精悍なスタイリングへ変貌を遂げました。

パワーユニットも大きく進化を遂げ、減速時のエネルギーから発電し、無駄なガソリンを消費しない「エネチャージ」や先進の「新アイドリングストップシステム」、エンジンが停止中も室内に冷風を送る「エコクール」機構などが装備されています。クラストップレベル(※2014年12月時点)の省燃費性能や優れた環境性能を両立しています。

ほかにも衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」や急ブレーキを後続車へ知らせる「エマージェンシーストップシグナル」などの、先進の安全装備とともに一層商品力を高めています。

ここではアルトの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

アルトの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

アルトの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

8代目 スズキ アルト H06系(2014年~)の主なグレードの特徴

・F/F(レーダーブレーキサポート装備車)
直列3気筒自然吸気DOHCエンジンを搭載した乗用タイプのベーシックグレードです。
全グレードに共通して2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが用意されています。

また、Fグレードのみ、クラッチ操作の要らない5速オートギアシフト(AGS)と5速ATが設定されています。

ベーシックグレードながら、カラードバンパーなどのスタイリッシュな外観をはじめ、ヒルホールドコントロール(AGSのみ)や2スピーカー付CDプレーヤー、フロントパワーウインドウ、全面熱線吸収グリーンガラス&UVカットフロントガラスが備わります。

また、4WDモデルにはリヤワイパー&ウォッシャー、運転席シートヒーターが装備されます。

足回りは13インチタイヤ&フルホイールキャップ仕様となります。
レーダーブレーキサポート装備車にはレーダーブレーキサポート+誤発進抑制機能+エマージェンシーストップシグナルが追加装備されます。

・L/L(レーダーブレーキサポート装備車)
「F/F(レーダーブレーキサポート装備車)」グレードに対して、「アイドリングストップシステム」やアイドリングストップ中も冷風を送る「エコクール」、減速エネルギーから発電を行いエンジンの負荷を減らす「エネチャージ」を搭載し、省燃費性能に優れる中間グレードです。

運転席シートヒーターや後席にもパワーウインドウ機構が追加され、UVカット機能付ガラスがフロントドアにも装備されます。

また、エアコンサイドルーバーリングおよびエアコンサイドルーバーがブラックからホワイトへ変更されます。外観上はドアハンドルもボディ同色のスタイリッシュな仕様となります。

・S/S(レーダーブレーキサポート装備車)
「L/L(レーダーブレーキサポート装備車)」グレードに対して、電動格納式カラードドアミラーをはじめ、運転席&助手席バニティミラーや運転席シートリフター、リヤシートヘッドレストに加え、スモークガラス(リヤドア&バックドア)や全面UVカット機能付ガラスなど、充実した快適装備が施された上位グレードです。
また、4WDモデルはヒーテッドドアミラー仕様となります。

・X
「S/S(レーダーブレーキサポート装備車)」グレードに対して、エアコンがフルオートタイプとなり、キーレスプッシュスタートシステム、LEDサイドターン付電動格納式カラードドアミラー(リモート格納機能付)へとグレードアップされます。
また、内装の加飾が華やかになり、チルトステアリングが追加装備される最上位グレードです。

足回りは15インチタイヤ&アルミホイールが装備され、前後スタビライザー(リヤは2WDのみ)付となります。
レーダーブレーキサポート装備車と同様の安全装備が施され、イモビライザーが装備されます。

スズキ アルト H06系の中古車一覧

アルトの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

アルトの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、アルトの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。

8代目 スズキ アルト H06系(2014年~)の燃費・維持費

・HA36V:0.66L/5AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:26.2km/L
年間ガソリン代:約51,526円(381.6L x 135円) ※1
軽自動車税:年間5,000円 ※2
年間維持費:約56,526円 ※3

VP(2014年12月モデル)

・HA36V:0.66L/5AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:24.0km/L
年間ガソリン代:約56,250円(416.6L x 135円) ※1
軽自動車税:年間5,000円 ※2
年間維持費:約61,250円 ※3

VP(ブレーキサポート装備車)(2014年12月モデル)

・HA36S:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:37.0km/L
年間ガソリン代:約36,486円(270.2L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約47,286円 ※3

S(2014年12月モデル)

・HA36S:0.66L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:33.2km/L
年間ガソリン代:約40,662円(301.2L x 135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約51,462円 ※3

X(2014年12月モデル)

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、軽自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

アルト中古車価格相場から選ぶ

アルト中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

アルトはシンプルながら親しみやすいスタイリング、エネチャージ機構やアイドリングストップ機構を備えた経済性の高さや徹底した軽量ボディによる軽快な走りなど、乗降性に優れる快適な室内空間を備える軽乗用車として、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

アルトの主なグレード・型式の中古車価格帯

7代目 H05系:8.9~138万円
HA25S:6.9~138万円
HA25V:4~64.9万円

G:1.9~69万円
G4:39~68万円

8代目 H06系:39~145万円
HA36V:44.8~82万円
HA36S:39~145万円

L:39.8~114万円
S:45.9~105.9万円

アルトは直近の2代モデルでは、2009年12月に発売された7代目モデルと2014年12月に販売スタートした8代目モデルに分類されます(※2018年8月時点)。
7代目モデルでは年式ごとのばらつきは見られず、10万円台から40万円台の価格帯を中心にほぼ均等に多くの登録車両が見受けられます。

8代目モデルでは2017年式モデルに大きな山があり、最も多くの登録車両が分布しています。60万円台から80万円台の価格帯を中心に5000km未満の低走行車両が多いのも特徴です。

7代目モデルと8代目モデルを全体的に見ると、走行距離には大きな偏りもなく、1万kmから年式相応の車両まで、たくさんの登録車両の中から、予算に応じて希望の車両が見つかることでしょう(上記中古価格帯については、2018年8月14日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

アルト(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

アルト H05系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

アルト H06系(スズキ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スズキ アルトの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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