中古車購入
更新日:2019.06.24 / 掲載日:2019.03.18
アウディA8の中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
A8はアウディが誇る最上級サルーンとして1994年に誕生しました。2003年にフルモデルチェンジした2代目は、全世界で10万台以上が販売されるなどの高い人気を誇るモデルです。
A8に搭載されているアダプティブエアサスペンションは、電子制御によって常時ダンピングと車高を制御しています。スポーツカーのようなハンドリングと、高級サルーンの乗り心地を両立させることを可能にしました。
用意されたパワーユニットは、スーパーチャージャー付きV6 3.0 TFSI、ツインターボチャージャー付きV8 4.0 TFSI、自然吸気6.3L W12FSI、2.0 TFSIと電気モーターを組み合わせたハイブリッドとなります。
オプションのAudiプレセンスプラスを選択すれば、アウディブレーキガード(自動ブレーキ機能)や自動ステアリング修正機能付アクティブレーンアシスト、ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールなど、先進の安全装備を手に入れることができます。
ここではA8の中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
A8の主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 アウディA8 4E系(2003年~2010年)の主なグレードの特徴
・3.2FSIクワトロ(3.2L)
3.2FSIクワトロは、A8におけるエントリーグレードです。3.2LのV型6気筒FSIエンジンには、6速ティプトロニックATが組み合わされます。上級グレードとの違いは、ステアリング上でのパドルシフト機構が備わらないこと、シートヒーターがオプション設定となることなどです。
アダプティブヘッドライトやアダプティブエアサスペンションなどを含め、基本的な装備は上級グレードと同一となります。
・4.2 FSIクワトロ(4.2L)
4.2LのV8ガソリン直噴FSIエンジンが搭載され、バイキセノンヘッドライトやアダプティブヘッドライトなどが標準装備となります。なお、伝統のクワトロシステムフルタイム4WDを備えるのはほかのグレードと同様です。
・L 4.2 FSIクワトロ
4.2Lモデルの全長を5185mmまで伸ばしたロングバージョンです。V8ガソリン直噴FSIエンジンに6速ティプトロニックが組み合わされる点など、装備面では通常モデルと同じです。
・L 6.0クワトロ(6.0L)
コンパクトなV6エンジンを並列に組み合わせたW型12気筒エンジンを搭載したスペシャルモデルです。地上デジタルTV放送(フルセグ)チューナーを搭載した「アウディ ミュージック インターフェース(AMI)」を標準装備しています。
3代目 アウディA8 4H系(2010年~)の主なグレードの特徴
・3.0TFSIクアトロ(3.0L)
3L V型6気筒スーパーチャージャーDOHCを搭載するエントリーグレードです。上級グレードとの装備面での違いは、エンジンの気筒休止システムを備えないこと、シートが標準シートになっていることです。
ほかにもアルミホイールが5アームデザイン9J×19、リヤシートエンターテイメントやパワークロージングドアが付かないことなどが相違点として挙げられます。
・4.0TFSIクアトロ(4.0L)
4L V型8気筒DOHCインタークーラー付ツインターボモデルです。この8気筒モデルはエンジンの気筒休止システムを備えており、タイヤサイズも265/40R20にアップします。アルミホイールのデザインも10パラレルスポークデザインパートリーポリッシュト9J×20となり、フロントシートもコンフォートシートとなります。
・L 4.0TFSIクアトロ(4.0L)
4L V型8気筒DOHCインタークーラー付バイターボモデルのホイールベースを13cm延長したロング仕様です。
4.0TFSIクアトロと同じく、フルレザーパッケージを備えますが、ランバーサポート4ウェイやシートヒーターもフロントとリヤ両方になります。またシートベンチレーションマッサージ機能が付くのも大きな違いとなっています。
なお、タイヤサイズは3L モデルと同じ255/45R19となります。
・L W12クアトロ(6.3L)
W型12気筒エンジンを積んだ最上級グレードです。ボディもホイールベースが13cm延長されたロング仕様となり、このグレードのみ最終減速比が前軸3.076、後軸3.079に低められています。
下位グレードの違いとしては、エクステリアがスペシャルコンポーネント(ボディ同色ペイント)になることやパノラマサンルーフと、ステリングにヒーターが装備されています。
ほかには、リヤアクスルディファレンシャルがリヤスポーツディファレンシャルとなること、赤外線カメラによって夜間の視認性を向上させるナイトビジョンが装備されることもポイントです。
A8の燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、A8の主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
2代目 アウディA8 4E系(2003年~2010年)の燃費・維持費
・4EBPKF:3.2L/6AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:8.0km/L
年間ガソリン代:約181,250円(1,250.0L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約239,250円 ※3
・4EBVJF:4.2L/6AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:1000km/L
年間ガソリン代:約219,696円(1,515.1L×145円) ※1
自動車税:年間76,500円 ※2
年間維持費:約296,196円 ※3
・4EBHTF:6.0L/6AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:6.1km/L
年間ガソリン代:約237,704円(1,639.3L×145円) ※1
自動車税:年間111,000円 ※2
年間維持費:約348,704円 ※3
3代目 アウディA8 4H系(2010年~)の燃費・維持費
・4HCREF:3.0L/8AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:12.5km/L
年間ガソリン代:約116,000円(800.0L×145円) ※1
自動車税:年間51,000円 ※2
年間維持費:約167,000円 ※3
・4HCTGF:4.0L/8AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.4km/L
年間ガソリン代:約139,423円(961.5L×145円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約205,923円 ※3
・4HCTGL:4.0L/8AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.9km/L
年間ガソリン代:約146,464円(1,010.1L×145円) ※1
自動車税:年間66,500円 ※2
年間維持費:約212,964円 ※3
・4HCTNL:6.3L/8AT/フルタイム4WD
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:8.9km/L
年間ガソリン代:約162,921円(1,123.5L×145円) ※1
自動車税:年間111,000円 ※2
年間維持費:約273,921円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年6月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
A8の中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
A8は、アウディのフラッグシップセダンということもあり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。絶対的な個体数は多くないものの、走行距離が多いものから少ないものまで、予算や好みなどに応じて、自分に合った1台を選べることができます。
アウディA8の主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 アウディ A8 4E系:64.8~159万円
4EBVJF:77.8~158万円
3代目 アウディA8 4H系:199.9~1980万円
4HCDRF:208~428万円
4HCDRL:249~658万円
4HCEUF:279.8~678万円
4HCGWF:237~528万円
4HCREF:368~663万円
4HCTGF:455.9~1008万円
4.2FSIクワトロ:77.8~398万円
L 4.2FSIクワトロ:74.8~658万円
3.0TFSIクワトロ:237~663万円
4.0TFSIクワトロ:279.8~1118万円
A8の中古車では、340万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成23年式と平成26年式から平成28年式までのA8が豊富です。
それ以外では、平成23年式と平成24年式のA8が240万円から300万円台の価格帯での中古車も多く存在します。(上記中古価格帯については、2018年6月19日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。