中古車購入
更新日:2019.06.25 / 掲載日:2019.03.14
トヨタヴォクシーの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ヴォクシーは、トヨタのミディアムクラスミニバンとして2001年のデビュー以来、人気が高く、個性豊かなフロントマスクと、力強く、かつ魅惑的な印象を備えた箱をイメージしたデザインとなっています。
また、迫力のあるエクステリアデザインがヴォクシーの特徴であり、5ナンバーサイズとは思えない、広々とした空間や子どもや高齢者にも優しい乗降性、使い勝手の良い荷室を実現した人気モデルです。
派生モデルには、より落ち着き感を強調したノアや卓越した省燃費性能を誇るヴォクシーハイブリッドがラインアップされています。
いずれも、5ナンバーサイズを基本デザインとするミディアムクラスミニバンとして、十分な動力性能と、セカンドシート、サードシート共に快適に乗車できる使い勝手の良さを併せ持ち、ファミリー層に高い満足感の得られる人気モデルです。
ヴォクシーは、2.0Lの可変バルブを持つ「バルブマチック」エンジンとマニュアル操作可能な7速シーケンシャルシフトを持つCVTの組み合わせで、十分な動力性能とミニバンでも走りの楽しみを忘れていないのが特徴です。
ここではヴォクシーの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ヴォクシーの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 トヨタ ヴォクシー 70系(2007年~2014年)の主なグレードの特徴
・X
セカンドシートがベンチシートの8人乗りモデルとキャプテンシートの7人乗りが選択可能となっています。左右独立温度コントロールオートエアコンが標準装備されます。
CVTながら、7速シーケンシャルシフトマチックを搭載し、ベーシックグレードながらスポーティな走りとなっています。スピードメーターは視認性に優れたアナログメーターを採用しています。ミニバンの基本性能に徹したベーシックグレードです。
・X Lエディション
Xグレードの装備内容に加え、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、助手席側パワースライドドア(デュアルはオプション)、自発光式のオプティトロンメーター、6スピーカーを装備します。
メーカーオプションでは、15インチアルミホイールやナビゲーションシステムも選択が可能となっており、ミニバンに求められる装備が充実したグレードです。
・V
15インチアルミホイールやフロントフォグランプ、デュアルパワースライドドア、革巻+木目調ステアリングホイール、シフトレバーも革巻+木目調のデザインになり、外観も内装も上質感が漂うグレードです。フロントエアコンにはプラズマクラスターを採用し、リヤにもオートエアコンが装備され季節を問わず快適な室内空間を実現しています。
Vグレードは、セカンドシートがゆったりくつろげるキャプテンシートの7人乗りのみの設定です。
・ZS
Z系グレードは、フロント&リヤに大型エアロバンパーを装備した、スタイリッシュなグレードです。16インチアルミホイールや4輪ディスクブレーキを採用しています。
自発光式のオプティトロンタイプはスポーティタイプを採用し、本革巻3本スポークステアリングにはパドルシフトを装備し、子育て世代の男性も走りを楽しめるグレードです。
セカンドシートがベンチシートの8人乗りモデルとキャプテンシートの7人乗りが選択可能で、乗車人数に応じた選び方が可能です。
・ZS煌III(特別仕様車)
煌はZSグレードをベースに、デュアルパワースライドドアを装備するのが特徴です。スポーティなZSグレードで確実にデュアルパワースライドドアの中古車を探すなら煌を選ぶことがおすすめです。
オートライトシステムはZSグレードで標準装備化されました。
さらに煌IIまでの特別装備が標準化されることで、煌IIIではフロントエアコンにプラズマクラスターが採用されました。これに伴い、クリーンな室内空間を実現しています。
3代目 トヨタ ヴォクシー 80系(2014年~)の主なグレードの特徴
・X Cパッケージ
セカンドシートがベンチシートの8人乗りモデルとキャプテンシートの7人乗りが選択可能です。左右独立温度コントロールオートエアコン、視認性に優れた自発光式のオプティトロンメーターが標準装備されます。
オート電動格納式ドアミラーにはサイドターンランプも装備され、上位グレードと同様の装備となっています。スライドドアのパワー機能はオプション設定ですが、基本性能に徹したベーシックグレードです。
・X
LEDヘッドランプや助手席側ワンタッチスイッチ付パワースライドドアが標準装備(デュアルはオプション)されています。低燃費に貢献するアイドリングストップ機能もXグレードからの装備になります。
・V
15インチアルミホイールや、速度を一定に保つクルーズコントロール、シート表皮はハイグレードタイプのファブリックシートが装備されます。
また、夜間走行時のオートマチックハイビームも装備され、ヴォクシーの最上級グレードとして快適装備の充実と上質なインテリアを実現しています。空気清浄機能はナノイーを搭載し、室内空間をクリーンに保ちます。
前の世代の70系では7人乗りのみの選択でしたが、80系では7人乗り8人のりどちらも選択可能です。
・ZS
16インチアルミホイールやフロント&リヤに大型エアロバンパーなど専用エアロパーツを装備し、迫力あるエクステリアデザインが特徴です。
シート表皮はエアロ専用のファブリックシートを採用し、スポーティなインテリアに仕上がっています。
また、スマートエントリーシステム+プッシュスタートシステムを採用しています。
ZSグレードは放熱性に優れたディスクブレーキを4輪に採用しています。
・ZS煌(特別仕様車)
ZSグレードをベースにした特別仕様車「煌」は、ワンタッチスイッチ付デュアルパワースライドドアを標準装備しています。
エクステリアでは、専用フロントグリルをはじめ、各パーツにメッキ加飾を行い上質な仕上がりです。
そして、インテリアでは、ダークブルー&ブラック(エアロ専用ファブリック)シートを採用し、フロントドアに撥水機能付スーパーUVカットグリーンガラスを特別装備しました。
ヴォクシーの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ヴォクシーの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
2代目 トヨタ ヴォクシー 70系(2007年~2014年)の燃費・維持費
・ZRR70W:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.6km/L
年間ガソリン代:約99,264円(735.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約138,764円 ※3
・ZRR75W:2.0L/CVT/4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:12.4km/L
年間ガソリン代:約108,870円(806.4L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約148,370円 ※3
3代目 トヨタ ヴォクシー 80系(2014年~)の燃費・維持費
・ZRR80W:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約84,735円(625.0L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約123,875円 ※3
・ZRR85W:2.0L/CVT/4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
年間ガソリン代:約91,216円(675.6L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約130,716円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ヴォクシーの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ヴォクシーは人気の高いミニバンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、好みのボディカラーやグレードなどを豊富な中古車登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ヴォクシー 主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 トヨタ ヴォクシー 60系:0.1~192万円
AZR60G:0.1~185万円
AZR65G:9.9~192万円
2代目 トヨタ ヴォクシー 70系:18.8~279.9万円
ZRR70G:19~199万円
ZRR70W:19.8~249万円
ZRR75G:18.8~215万円
ZRR75W:35~299.9万円
3代目 トヨタ ヴォクシー 80系:109.9~394.5万円
ZRR80G:115.9~286万円
ZRR80W:150~388.2万円
ZRR85G:145.9~275万円
ZRR85W:199.8~389.1万円
ヴォクシーの中古車では、100万円台の車が多く存在しています。
その中でも、平成19年式(30万円台から80万円台)、平成23年式(110万円台から150万円台)、平成26年式(160万円台から190万円台)のヴォクシーが豊富です。
それ以外にも、200万円を切る価格帯で、現行モデルの80系の中古車も多く存在します。フルモデルチェンジから4年が経過し、現行モデルも狙い目です(上記中古車価格帯については、2018年5月20日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、修復歴の有無、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。