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更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.05

トヨタシエンタの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

トヨタシエンタの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

シエンタは2003年9月の誕生以来、大きすぎない手ごろな5ナンバーサイズのボディに多彩なシートアレンジが可能な3列シートを備えた7人乗りのコンパクトミニバンとして、高い人気を誇ります。

「小粋でユースフルな7人乗り」をテーマに開発されたシエンタは、中低速域の取り扱いに優れる1.5L直列4気筒エンジンを搭載した機動性の高さが特徴です。
両側スライドドアを備えた利便性・実用性の高い、スタイリッシュなモデルとして位置づけられます。

大型丸目2灯ヘッドランプを備えたフロントマスクや開放感あふれる大きなガラスエリアを持ち、角を丸めた親しみのあるボディデザインとともに、若いファミリー層を中心に性別を問わない幅広い方々から支持を集めるモデルです。

スペース効率を重視したパッケージデザインに加え、最適な吸・遮音材の配置やエンジンの振動・騒音抑制、ボディの空力化と相まって、静粛性の高い広々とした快適な室内空間を実現しています。

2015年7月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、機能性や実用性を高めながら、6人乗車モデルや優れた環境性能や省燃費性能を両立するハイブリッドモデルを追加するなど、ラインナップの拡充が図られています。

また、外観デザインも先代モデルから一新され、「Active & Fun」をテーマに遊び心と躍動感がミックスされた意匠へと変更されました。
低床&フラットフロア化やワンタッチ式ダンブル機構を備えた2列目シートなど、乗降性の高さも向上しました。お年寄りのいる家庭や送迎用途など、使い勝手の良い快適なスペース&ユーティリティを提供しています。

快適性・利便性を高める両側電動スライドドアをはじめ、安全・安心なドアイブを支援する3列目シートまで対応するSRSカーテンシールドエアバッグシステムや衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」、高輝度LEDヘッドランプなどの先進の安全装備は、多人数が利用するミニバンならではの人気の高い装備となっています。

また、走行安定性を高めるとともに空力特性を向上させる、エアロパーツを装着したエアロ仕様も安定した人気を誇ります。

ここではシエンタの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

シエンタの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

シエンタの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 トヨタ シエンタ 80系(2003年~2015年)の主なグレードの特徴

・X
プロジェクター式ハロゲンランプ、ワイヤレスドアリモートコントロール、アナログメーターを備えるベーシックグレードです。

ほかにもUVカットウインドシールドグリーンガラスや空力特性を高めるフロントエアスパッツ、グリップ式カラードアウトサイドドアハンドル、イージークローザー付デュアルスライドドアなどが装備されます。

・X Lパッケージ
「X」グレードの装備に対し、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプの装備や助手席側スライドドアにパワー機構が変更されます。インテリアではコインケースが追加されます。

・G
キーを取り出さずにパワースライドの開閉やドアの解除・施錠が可能な実用性の高いスマートドアロックリモートコントロールが装備されます。

インテリアでは高級感のある視認性の高いオプティトロンメーターをはじめ、1年を通して快適な室内空調を行うプラズマクラスター機能を備えるオートエアコンなどの快適装備に加え、運転席&助手席シートバックポケットや助手席シートアンダートレイなど機能的な装備が追加されます。

また、ウインドシールドグリーンガラスにIR(赤外線)カット機能が追加されます。
外観上の違いはリヤにもエアスパッツが装着されます。

・DICE
装備はほぼ「X」グレードに準じます。DICEグレードは標準モデルに対し、アクティブな内外装の意匠を採り入れたグレードです。
グレーメタリック塗装の専用樹脂フルキャップ、メッキ処理が施されたアウトサイドドアハンドルに加え、専用フロントグリルやフロントバンパーや専用リヤコンビネーションランプ、フロントフォグランプが装着されます。

インテリアではステアリングホイールが本革巻きとなり、メーターも専用のアナログタイプ仕様となります。

・DICE-G
装備の充実した標準モデル「G」にほぼ準じます。
「DICE」グレードに対し、ゲート式シフトレバーが本革巻き、シフトレバーベゼル&ヒーターコントロールパネルが艶やかなピアノブラック加飾付へとグレードアップされます。

トヨタ シエンタ 80系中古車検索ページ

2代目 トヨタ シエンタ 170系(2015年~)の主なグレードの特徴

・X V パッケージ
1.5Lガソリンエンジンを搭載するベーシックグレードです。
スライドドアガラス/リヤクォーターガラス/バックドアガラスがUVカットグリーンタイプ、LEDサイドターンランプ付電動カラードドアミラー仕様となります。

しかしながら、イージークローザー付デュアルスライドドアやワイヤレスドアロックリモートコントロールなど快適装備が装備されます。

・X/Xハイブリッド
スライドドアガラスなどがプライバシーガラスへと変更され、ドアミラーにリモコン機能、が追加されます。

また、助手席側がワンタッチ式パワースライドドアへアップグレードされます。

インテリアではフロントドアトリムがファブリック巻き、スピーカーが4個へと変更されます。ハイブリッドモデルでは、ウインドシールドグリーンガラスは高遮音性タイプとなり、ECB(電子制御ブレーキシステム)や車両接近通報装置が備わります。

・G/Gハイブリッド
オプティトロンメーターやマルチインフォメーションディスプレイ(4.2 インチカラーTFT液晶)、本革巻き3本スポークステアリングホイール&シフトノブなどを備えた上位グレードです。パワースライドドアがデュアルタイプへと変更されます。

また、インテリアの随所にサテンメッキや高輝度シルバー加飾が施されたインテリアが特徴です。加えて、フロントドアアームレストが触り心地の良いファブリック巻き仕様となり、シート表皮も同様に上級ファブリックとなります。

オートエアコンやスマートエントリーパッケージなど、充実した快適装備が施されています。

トヨタ シエンタ 170系中古車検索ページ

シエンタの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

シエンタの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、シエンタの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。

初代 トヨタ シエンタ 80系(2003年~2015年)の燃費・維持費

・NCP81G:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.2km/L
年間ガソリン代:約78,488円(581.3L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約112,988円 ※3

X(2013年9月モデル)

・NCP85G:1.5L/4AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約102,272円(757.5L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約136,772円 ※3

DICE-G(2013年9月モデル)

2代目 トヨタ シエンタ 170系(2015年~)の燃費・維持費

・NSP170G:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.6km/L
年間ガソリン代:約65,533円(485.4L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約100,033円 ※3

X Vパッケージ(2015年7月モデル)

・NCP175G:1.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.4km/L
年間ガソリン代:約87,662円(649.3L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約122,162円 ※3

X(2015年7月モデル)

・NHP170G:1.5L/CVT/ FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:27.2km/L
年間ガソリン代:約49,632円(367.6L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約84,132円 ※3

ハイブリッドG(2015年7月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

シエンタの中古車価格相場から選ぶ

シエンタの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

シエンタは人気の高いコンパクトミニバンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、ふさわしい1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

シエンタの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 トヨタ シエンタ 80系:2~200万円
NCP81G:0.1~219万円
NCP85G:9.8~159.8万円

X Lパッケージ:48~129.7万円
Xリミテッド:5.8~89.7万円
DICE:47.5~159.8万円
DICE-G:64.8~168万円

2代目 トヨタ シエンタ 170系:99~275万円
NSP170G:108~266.3万円
NCP175G:153~234万円
NHP170G:135~275万円

X Vパッケージ:108.8~168.9万円
ハイブリッドG:135~275万円
ハイブリッドG クエロ:175~249.9万円
ハイブリッドX:138~219万円

シエンタの中古車では、2004年から2015年の初代モデルでは10万円台から110万円台までほぼ均等に分布が見られます。走行距離では比較的距離少ない2万kmから年式相応の15kmまで数多くの登録車が存在します。

2015年発売の現行2代目モデルでは、まだ車齢が低いこともあり、販売価格は160万円以上、走行距離では3万km以下の車両が多い傾向があります。
(上記中古価格帯については、2018年5月1日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

参考:

シエンタ(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

シエンタ 80系(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

シエンタ 170系(トヨタ)の価格相場|中古車なら【グーネット】

トヨタ シエンタの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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