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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.08.20
トヨタエスティマハイブリッドの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた
グーネット編集チーム
トヨタエスティマハイブリッドは、世界初のハイブリッドシステムを搭載するミニバンとして2001年6月に登場以来、2代にわたり環境に配慮した優れた省燃費性能、未来的な躍動感のあるフォルム、広々とした居住性から人気のモデルです。
ここでは誕生からから2代目モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
初代 トヨタ エスティマハイブリッド AHR10W系(2001年~2006年)
グーネット編集チーム
エスティマハイブリッド 10系は、1990年誕生の初代エスティマの流れをくむ、大胆で未来的なボディデザインを採用し、重量のあるボディを静かで軽快に走らせる余裕のあるハイブリッドシステムを搭載する、先進のミニバンです。
【エクステリア】
初代エスティマに採用され、アイデンティティとも言えるタマゴ型をモチーフとした流線形の空力特性に優れたボディフォルムが特徴です。
「クリーン、インテリジェント、未来」をテーマにデザインされ、やや大柄のボディながら、オーバーハングを切り詰め、取りまわしの良いノーブルで未来的なデザインとなっています。
フロントドアからリヤフェンダーを走る大胆なサイドのキャラクターラインが、上下左右にラウンドした大きなフロントガラスから、サイドウィンドウ、リヤウィンドウの周りを囲っているのが特徴となっています。
また、開放的で居住性の高さをイメージさせる躍動感のあるスタイリングです。
【インテリア】
両側スライドドアを備え、多彩なシートアレンジが可能な2列目シート・3列目シートの広い足元と室内高の大きさから、実用性・乗降性に優れる使い勝手の良さが魅力のパッケージデザインです。
座り心地の良い素材にこだわった大型シートを装備し、オットマン&ロングスライド機構を持つ2列目キャプテンシート仕様の7人乗りモデルと小さな子どものいる家族や大人数で移動する際に便利な8人乗りモデルが設定されています。
丸みを帯びた洗練されたデザインのインストルメントパネルデザイン、ややセンター寄りにオフセットされた視認性の高いブルーグラデーションオプティトロンメーター、ハイブリッドシステムのステータスをリアルタイムに表示するマルチインフォメーションディスプレイや音声ガイダンス付バックガイドモニターの装備など、実用性の高いクリーンなコクピットデザインが特徴です。
また、最大1500Wの発電能力を持つ大出力ハイブリッドシステムを搭載するモデルならではの機構として、災害や福祉、アウトドアスポーツで活躍する100Vアウトレットを室内とラゲージルームに設置しています。
【パワートレイン・メカニズム】
高効率2.4L直列4気筒ガソリンエンジンに、高出力モーターと伝達効率に優れるCVTを組み合わせたTHS-C(Toyota Hybrid CVT)を取り入れています。
電気式4WDシステム「E-Four」と相まって、レスポンスの良い静かなモーターのみの発進からパワーを必要とする高速の追い越し加速まで、走行状況に応じた前後の動力制御、効率的なエネルギー回生を行います。
それに伴い、コンパクトカー並みの省燃費性能を実現しながら安定性の高いインテリジェントな走行性能を提供しています。
トヨタ エスティマハイブリッド(ESTIMA_HYBRID)Gセレクション(2003年7月モデル)
ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4795×1790×1780mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:3030×1560×1265mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)205/65R15 94H(後)205/65R15 94H
エンジンタイプ:2AZ-FXE型 直列4気筒DOHC+モーター
排気量:2362cc
最高出力:131ps(96kW)/5600rpm
最大トルク:19.4kg・m(190N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:18.6km/リットル
車両重量:1850kg
価格:3,830,000円
自動車税:年間45,000円 ※
「Gセレクション」は、2グレード設定されているラインナップの中でも、充実した装備を誇る上位モデルです。
15インチ軽量アルミホイールを備えるスタイリッシュな外観をはじめ、ディスチャージ異径マルチリフレクターヘッドランプやクルーズコントロール、コンライトなどの安全装備をはじめ、最適なドライビングポジションが設定できる運転席パワーシート(スライド&リクライニング&上下アジャスター機能)や、身体を優しく包み込む上質なラインナップジャガードモケットシートが装備されています。
それに加え、広がりのある高音質な音楽を再生するエスティマハイブリッド・ライブサウンドシステムや、トヨタのネットワークサービスであるG-BOOKに対応したDVDボイスナビゲーション、収納式オットマンやサイドテーブル付2列目リラックスキャプテンシートなどの快適装備が施されています。
中でも2003年7月のマイナーチェンジでは、メッキフロントグリルをはじめ、フロントマスクを中心に、より洗練されたスポーティなエクステリアの意匠変更、内装色には明るく開放感のあるアイボリーカラーの採用やシート表皮の材質変更など、高級感を高めた仕様変更がなされ、人気の高いモデルです。
また、バッテリーの高出力化およびモーターのアシスト領域を拡大、エンジンのトルク特性の見直しにより、加速性能の向上が図られています。
ボディカラーは軽快で若々しい上品な輝きが特徴のライトグリーンメタリックを含め、全5色が設定されています。
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
ツインムーンルーフ(濃色ガラス)、リヤフォグランプ、音声ガイダンス機能付バックガイドモニター、レーダークルーズコントロール、デュアルパワースライドドア(リモコン付)、リヤヒーター、エスティマハイブリッド・シアターシステムなど。
・カラーバリエーション
ダークブルーマイカ、ライトグリーンメタリック、ペールブルーマイカメタリック、シルバーメタリック、ホワイトパールマイカ。
2代目 トヨタ エスティマハイブリッド AHR20W系(2006年~)
グーネット編集チーム
エスティマハイブリッド 20系は、先代モデルからのハイブリッドシステムを一新し、より環境に配慮した走行性能の向上を目指し、プリウスに搭載されるTHS-II(Toyota Hybrid System-II)を搭載し、2006年6月にリリースされました。
【エクステリア】
基本的なボディフォルムはキープコンセプトながら、フロントバンパーやリヤスポイラーの形状を最適化するなど、より空力特性を高め、よりなめらかで上品な先進性を演出した個性的なボディデザインを採用しています。
2012年5月の2度目のマイナーチェンジでは、質感の高い上品な佇まいに個性を強めたダイナミックなエアロパーツを装備したスポーティな「アエラス」グレードが追加されました。
その後のマイナーチェンジでは、大開口アンダーグリルや大胆なバンパーコーナーを備えた、より大胆でアグレッシブな意匠へ変更された「アエラス」へラインナップが集約されます。
【インテリア】
カギを取り出すことなくドアの解錠・施錠、エンジンスタートが可能なスマートエントリー&スタートシステムをはじめ、デュアルパワースライドドアやパワーバックドア、イージークローザーが装備されています。
ほかにもチップアップ機構付6:4分割チップアップ2列目シートや床下格納機能付6:4分割3列目シートの装備と相まって、機能性と乗降性・利便性を高めた上級ミニバンに相応しい充実した快適装備を備えています。
肌触りの良い滑りにくいアルカンターラを使用した上質なシートをはじめ、新開発のエネルギーメーター、平均燃費などの情報がわかるマルチインフォメーションディスプレイの採用をしています。
モダンで仕立ての良いコックピットデザインなど、歴代モデルから続く未来的でクールながら、クオリティにこだわった居心地の良いインテリアデザインが特徴です。
先代モデルにも搭載され評判の良い、最大1500Wの電源を供給するアクセサリーコンセントを備えています。キャンプなどアウトドアでの利用はもちろん、万一の災害時の給電にも頼もしい、高出力ハイブリッドシステムを備えるモデルならではの実用性の高い機能が施されています。
【パワートレイン・メカニズム】
フリックションを低減させた2.4L直列4気筒ガソリンエンジンにバッテリーからモーターへの供給電圧を高めた高出力モーターを採用した「THS-II(Toyota Hybrid System-II)」へハイブリッドシステムを一新しました。
ニッケル水素バッテリーの高密度・高出力やEV走行の領域の拡大を実現したシステム制御の進化などにより、コンパクトカー並みの卓越した省燃費性能と全域においてパワフルで反応の早い爽快な走行性能を両立しています。
また、先代モデルと同様にディファレンシャルギアを持たないユニークな電気式4WDシステム「E-Four」を採用し、VSC(Vehicle Stability Control)・TRC(Traction Control)・ABS(Anti-lock Brake System)・EPS(Electric Power Steering)などを統合制御するVDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management・統合車両姿勢安定制御システム)に加え、ECB(電子制御ブレーキシステム)の装備により、フロントパフォーマンスダンパーを備えたサスペンションと相まって、シーンを問わない走行安定性能と剛性の高いフラットな乗り心地を提供しています。
【安全装備】
レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせた検知センサーにより、万一の際の衝突回避や衝突時の被害軽減に大きく寄与する、「プリクラッシュセーフティシステム」「レーンディパーチャーアラート」「オートマチックハイビーム」の3つの機能から構成されています。
また、トヨタ独自の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の標準装備など、先進の安全装備が施されています。
トヨタ エスティマハイブリッド(ESTIMA_HYBRID)アエラス プレミアム-G(2016年6月モデル)
ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4820×1810×1760mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:3010×1580×1255mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/60R17 96H(後)215/60R17 96H
エンジンタイプ:2AZ-FXE型 直列4気筒DOHC+モーター
排気量:2362cc
最高出力:150ps(110kW)/6000rpm
最大トルク:19.4kg・m(190N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:18.0km/リットル
車両重量:1990kg
価格:4,928,727円
自動車税:年間45,000円 ※
2016年6月の3度目のマイナーチェンジでは、従来のスリークで上品な佇まいを持つ標準モデルから一転し、エアロフロントバンパーを備えるスポーティモデル「アエラス」にラインナップが集約されました。
また、「アエラス」モデルのエクステリアの意匠を大幅に変更し、薄型のBi-Beam LEDヘッドランプとサイドまで割り込んだ精悍なBi-Beam LEDヘッドランプや大きな開口部を持つアンダーグリル、ブリスター形状のフロントフェンダーへ続く大胆なエアロ形状のバンパーコーナーや力強いボンネットフードが揃っています。
アグレッシブで存在感のあるフロントマスクが採用され、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の標準装備やツートンカラーが新たに設定されています。
中でも「アエラス プレミアムG」は、イージークローザー機構を備えるパワーバックドアをはじめ、四季を通じて心地良く身体を温める運転席&助手席快適温熱シートや約99%紫外線をカットする全方位UVカットガラス、オートエアコンに加え、髪の毛や肌に潤いを与えるナノイー機能を前後に備えるなど、機能的な快適・安全装備が施され人気の高いモデルです。
ほかにも走行中に発生するボディのたわみや微振動などを素早く吸収し、しなやかな乗り心地やリニアな操舵性を実現するフロントパフォーマンスダンパーを装備し、質の高い走行性能を提供しています。
なお、本グレードはセカンドシートにリラックスキャプテンシートを装備する7人乗りモデルです。
ボディカラーは発色の良い硬質な輝きを放つ上品なアイスチタニウムマイカメタリックを含め、単色7色とツートンカラー3パターンが設定されています。
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
17インチアルミホイール(17×7.0J、ブラック塗装)、クリアランスソナー&バックソナー、運転席&助手席SRSサイドエアバッグ&運転席RSニーエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグ、盗難防止システム(イモビライザー+オートアラーム)、など。
・カラーバリエーション
ブラック、ダークシェリーマイカメタリック、アイスチタニウムマイカメタリック、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン、ホワイトパールクリスタルシャイン、ブラック×ダークシェリーマイカメタリック、ブラック×アイスチタニウムマイカメタリック、ブラック&レッドマイカメタリック。