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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.08.06
ダイハツブーンの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

グーネット編集チーム
ダイハツブーンは、2004年6月にトヨタとの共同開発により誕生した、5ドアコンパクトハッチバックモデルです。
立体駐車場に対応し、軽自動車並みの最小回転半径を実現した取り回しの良いボディ、軽快に走らせる余裕のある走行性能と優れた経済性に加えて、シンプルながら上品な佇まいから主に女性ユーザーを中心に高い人気を誇るモデルです。
ここでは2代目モデルと現行の3代目モデルの中から人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
2代目 ダイハツ ブーン M600系(2010年~2016年)

グーネット編集チーム
2代目 ブーン (M600系)は、初代モデルに引き続きトヨタの高い企画力とダイハツの実績あるスモールカー生産のノウハウなど、両社の長年にわたり培ってきた得意とする技術を融合させ、2010年2月に誕生しました。
クリーンで飽きのこないシンプルなスタイリング、取り回しの良いコンパクトボディ、伸びやかで広々としたスタイリッシュなインテリアなど、初代モデルからのキープコンセプトモデルとなっています。
環境性能や省燃費性能などスモールカーに求められる基本性能や低価格を追求したモデルとして、発売早々から高い人気を誇るモデルです。
【エクステリア】
ボンネットフードを滑らかにスラントさせた、クラウチングフォルムを採り入れています。
立体的な意匠を採り入れたスタイリッシュなフロントバンパーと、そのフロントバンパーと一体化した大きく張り出すフロントフェンダーが特徴の、安定感のある個性的なフロントマスクを備えています。
また、タマゴをイメージした丸みを帯びた柔らかなシルエット、リヤオーバーハングを切り詰めボリュームのあるリヤフェンダーや、力強いキャラクターラインが走る張りのある面構成を持つサイドビューが、躍動感と若々しさを表現しています。
【インテリア】
明るく開放感のある水平基調のインストルメントパネルや壁紙をイメージさせる模様をあしらった上品なアッパーパネルをはじめ、円形や角を丸めた四角形を組み合わせた操作パネルやエアコン吹き出し口の意匠、淡いベージュカラーの大型単眼メーターなどが備わっています。
シンプルながら飽きのこない、親しみを感じるインテリアデザインを採用しています。
センターアームレストを備え、身体を優しく包み込む上質な掛け心地を持つ、ベンチ形状のフロントシートを採用し、インパネシフトと相まって、ウォークスルーが可能な広々とした足元空間を生み出しています。
また、フロントピラー形状の工夫や、ガラスエリアの拡大などにより、やや高めに設定した運転席からの視界性にも優れ、軽自動車並みの最小回転半径を実現したコンパクトボディとともに、安心感の高い、誰もが運転のしやすさを実感できるパッケージデザインが大きな魅力と言えるでしょう。
さらに豊富な収納スペースや格納式ショッピングフック、大容量ラゲージスペースなど、日常の買い物からレジャーまで、シーンを問わない使い勝手の良さと快適に移動できる居住性の高さも備えています。
【パワートレイン・メカニズム】
先代モデルからのキャリーオーバーながら、エンジン内部のフリクション低減や電子スロットルの採用により、燃焼効率が向上した実用域のドライバビリティに優れる1.0L 直列3気筒自然吸気エンジン、Dual DVVT(Dual Dynamic Variable Valve Timing:吸・排気連続可変バルブタイミング機構)や外部EGR(排気ガス再循環)採用しています。
レスポンスの良いパワフルな走行性能と優れた省燃費性能を両立した新開発1.3L直列4気筒自然吸気エンジンが用意され、パワーロスの少ない、滑らかなギアチェンジを行うCVTとの組み合わせとなります。
駆動方式は、1.0Lモデルは2WD/FFとフルタイム4WD、1.3Lモデルは2WD/FFのみの設定となります。
【安全性能】
衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる全方位コンパチビリティボディTAF(Total Advanced Function)を採用しています。
SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンシールドエアバッグシステム、後方からの追突に対し、頸部への衝撃を緩和し、むち打ち傷害を軽減するダイナミックサポートヘッドレストに加え、滑りやすいカーブを走行する際の横滑りを防止と車両の挙動を安定させるVSC(Vehicle Stability Control:車両安定性制御)&TRC(Traction Control:トラクションコントロール)など、高い安全性能を備えています。
ダイハツ ブーン(BOON)CLリミテッド(2014年4月モデル)
ボディタイプ:ハッチバック
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3650×1665×1535mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1830×1420×1280mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/65R14 79S(後)165/65R14 79S
エンジンタイプ:1KR-FE型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:996cc
最高出力:69ps(51kW)/6000rpm
最大トルク:9.4kg・m(92N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:27.6km/リットル
車両重量:910kg
価格:1,360,800円
自動車税:年間29,500円 ※
2代目ブーンでは、2014年4月に1度のみマイナーチェンジが実施されました。
このマイナーチェンジでは、すでにダイハツの軽自動車では実績のある低燃費技術として知られる「e:Sテクノロジー」を一部採用し、大幅な燃費性能の向上が実現しました。
この「e:Sテクノロジー」は、コストのかかるハイブリッドシステムを搭載せず、低コストで最大限の効果を得るエコロジー技術であり、同社の軽自動車やスモールカーに広く普及しつつあります。
クールドEGRの採用により安定した燃焼を可能とし、エンジンとCVTフルードの温度を最適化するCVTサーモコントローラーの採用やフロントバンパーの形状変更、リヤスパッツの装着などによる空力性能を向上させています。
ほかにも減速時に9km/h以下になるとエンジンを停止させる先進のアイドリングストップ機構「eco:IDLE(アイドル)」の装備など、ドライバビリティを高めつつ、環境に配慮した優れた省燃費性能を実現しました。
また、フロントバンパーやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプの意匠が変更され、より上質感を際立たせたことに加え、インテリアもモカカラーの内装色を採用し、シート表皮とメーターパネルも落ち着きのあるカラーへと変更されました。
さらにVSC&TRCやエマージェンシーストップシグナルが標準装備となり、安全性能の向上が図られています。
「CLリミテッド」は、ラインナップの中でも装備の充実した上位グレードで、14インチアルミホイールを装着したスタイリッシュなエクステリアが特徴です。
ほかにも花粉除去モードを備えたオートエアコン、盗難防止に便利なイモビライザーなどが装備され、安心感の高い機能豊かなモデルとして高い人気を誇ります。
ボディカラーは上品でブリリアントな輝きを放つダークレッドマイカを含め、全9色が設定されています。
※自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
運転席&助手席SRSサイドエアバッグ+カーテンシールドエアバッグ、ディスチャージヘッドランプ、フォグランプなど。
・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ホワイト、グレイッシュパープルメタリックオパール、ダークレッドマイカ、ファインブルーマイカメタリック、ブライトシルバーメタリック、シャイニングレッド、パールホワイトIII、パウダリーベージュメタリック。
3代目 ダイハツ ブーン M700系(2016年~)

グーネット編集チーム
3代目 ブーン (M700系)は、初代から先代の2代目モデルまでの継続されたトヨタとの共同開発から、ダイハツ単体による車両開発・生産へと変更されました。
軽自動車・スモールカーを得意とするダイハツならではの視点から「ユーザーニーズに合わせた生活密着型の商品提案」をコンセプトに開発され、2016年4月に誕生しました。
【エクステリア】
全長は先代モデルと変わらないまでも、前後のオーバーハングを切り詰め、ホイールベースを75mm拡大し、高さのあるボンネットフード、台形型のどっしりしたワイド感を強調した塊感のある、量感あふれる個性的なスタイリングが特徴です。
艶やかな丸みを帯びた質感の高い面構成と曲線を採り入れ、力強さを感じるキャラクターラインやCピラーのアクセントとなる特徴的なピラーガーニッシュが、質感の高いサイドビューを演出します。
3代目モデルでは、ダイハツらしくフロントマスクは表情の異なる、シンプルながら上品さを表現する「標準モデル」と、6角形のメッキグリルやスポーティなヘッドランプリフレクターに仕上がった丸型ヘッドランプを備えたフロントマスクが精悍な個性を放つ「シルク」の2つのタイプがラインナップされています。
【インテリア】
ホイールベースの拡大に加え、リヤシートを後方へ移動することで、クラストップレベルの前後乗車間距離を実現し、開放的な明るいインテリアデザインと相まって、ゆったりとした伸びやかな室内空間を生み出しています。
歴代モデルからのブーンの特徴でもある、フロントベンチシート&パネルシフトの採用により、前席の足元の広さが横方向の移動を容易にし、大きな開口部を持つドア形状と相まって乗降性の高さもポイントです。
ヘキサゴンのセンターインストルメントパネル、メッキリングを配した大型エアコン吹き出し口をはじめ、機能的を重視したモダンなコクピットデザインが質感を高めます。
インパネアッパーボックスや助手席シートアンダートレイなど豊富な収納スペース、最適なドライビングポジションが設定できるシートリフターやチルトステアリング、紫外線を約99%カットするスーパーUV&IRカット機能付ガラスなど快適装備が設定され、高めに設定された運転席からの眺めも良く、ボディ形状が把握しやすいボンネット形状や小回りの利く操作性の良さからも、女性ユーザーに優しいパッケージデザインが好評です。
【パワートレイン・メカニズム】
搭載するエンジンは1.0L直列3気筒自然吸気エンジンに統一され、CVTとの組み合わせにより、軽量ボディを機動性に富んだ軽快な走行性能を提供します
3代目モデルでは搭載するエコロジー技術である「e:Sテクノロジー」を進化させ、吸気ポートのデュアルインジェクション化をはじめ、アトキンソンサイクル化やEGR量の拡大、空気抵抗値:Cd値の向上、徹底したボディの軽量化に加え、先進のアイドリングストップ機構「eco:IDLE(アイドル)」の採用などにより、ガソリン登録車トップレベルの優れた省燃費性能を実現しています。
また、軽量で高い剛性を誇る「Dモノコック」やサスペンションの剛性強化、ショックアブソーバーの最適化などにより、優れた操縦安定性とロールを抑えたフラットで快適な乗り心地を両立しています。
【安全性能】
3代目のブーンには、「衝突回避支援ブレーキ機能」「衝突警報機能:対車両/対歩行者」「車線逸脱警報機能」「誤発進抑制制御機能」「後方誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」から構成される先進の衝突回避支援システム「スマートアシストII」が搭載されています。
また、滑りやすい路面状況のコーナーリングや急なハンドル操作でも、横滑りを防ぎ車両の挙動を安定させるVSC(Vehicle Stability Control:車両安定性制御)&TRC(Traction Control:トラクションコントロール)などといった、先進の安全装備が施されています。
ダイハツ ブーン(BOON)シルク Gパッケージ(2016年4月モデル)
ボディタイプ:ハッチバック
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:3660×1665×1525mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1975×1420×1270mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)165/65R14(後)165/65R14
エンジンタイプ:1KR-FE型 水冷直列3気筒DOHC12バルブ
排気量:996cc
最高出力:69ps(51kW)/6000rpm
最大トルク:9.4kg・m(92N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:28.0km/リットル
車両重量:910kg
価格:1,657,800円
自動車税:年間29,500円 ※
「シルク Gパッケージ」は、6角形の横長メッキグリルをはじめ、シルバー加飾が施されたバンパーガーニッシュやヘッドランプリフレクター、ワイド感を強調したフロントバンパーを備えた抑揚のあるスポーティなフロントマスクが特徴です。
ほかにも一つの光源でロービームとハイビームを切り替える高輝度Bi-Angle LEDヘッドランプやLEDフォグランプなどの安全装備が備わっています。
ブラックを基調にマゼンタ、グレージュを配したスエード調トリコットを使用した質感の高いスタイリッシュなシート、同じくカラーコーディネートされたインテリアとなっています。
上質感を演出した「シルク」グレードの中でも、先進の衝突回避支援システム「スマートアシストII」や本革巻3本スポークステアリングホイールなど充実した装備が施されるなど、高い人気を誇る最上位モデルです。
ほかにもスーパーUV&IRカット機能付フロントガラス+スーパーUVカット機能付スモークドガラス(リヤドア/リヤクォーターガラス)やオートライト、リヤスピーカーなどの安全・快適装備に加え、14インチタイヤ&アルミホイールを備えたスポーティな外観が特徴のモデルです。
ボディカラーは深みのある艶やかなボディカラーでスポーティらしさを演出するダークエメラルドマイカを含め、単色全11色とブラックルーフの2トーンカラー全7パターンが設定されています。
※自動車税は2018年4月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
運転席&助手席SRSサイドエアバッグ+カーテンシールドエアバッグ、運転席シートヒーター、室内補助ヒーター、リヤヒーターダクト、純正ナビ装着用アップグレードパック(バックカメラ/ステアリングスイッチ)など。
・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ダークエメラルドマイカ、ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ、プラムブラウンクリスタルマイカ、レモンスカッシュクリスタルメタリック、ブラックマイカメタリック×レモンスカッシュクリスタルメタリック、ファインブルーマイカメタリック、ブラックマイカメタリック×ファインブルーマイカメタリック、マゼンタベリーマイカメタリック、ブラックマイカメタリック×マゼンタベリーマイカメタリック、ブライトシルバーメタリック、ファイアークォーツレッドメタリック、ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック、ディープブルークリスタルマイカ、ブラックマイカメタリック×ディープブルークリスタルマイカ、パールホワイトIII、パウダリーベージュメタリック、ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック。