ダイハツテリオスキッドの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

ダイハツテリオスキッドは、本格的なセンターデフロック付フルタイム4WD機構を備える同社の小型SUV「テリオス」をベースに開発されました。
リヤオーバーハングを短縮し、オーバーフェンダー等を廃し全幅をスリム化することで、軽規格に対応したSUVモデルです。

「QUALITY ～Safety ＆ Performance～」をコンセプトに、先進の安全性能・ゆとりのある快適な走行性能・品質の向上を目指し、1998年10月に施行された道路運送車両法改正後の新規格に対応したモデルとして投入されました。

テリオスの小型版として「KID：キッド（若者、子ども）」が併記され「テリオスキッド」と命名されました。

【エクステリア】
兄弟車である「テリオス」譲りの都会的なSUVに相応しい、ダイナミックで洗練された躍動感あるスタイリングが特徴です。
発売当初は丸みを帯びたすっきりしたスタイリングの標準モデルとフロントスポイラーをはじめ、サイドストーンガード、ルーフエンドスポーラーを装備し、車高を20mmローダウンした安定感のあるスポーティモデル「エアロダウン」シリーズの2タイプがラインナップされています。

なお、2003年の仕様変更では「エアロダウン」シリーズを含め、モデル名が変更されました。

15インチタイヤを装着し、ヒンジ式の横開きのバックドアにスペアタイヤを備える、実用性の高いダイナミックで安定感のあるエクステリアデザインを採り入れています。

車幅感覚がつかみやすい伸びやかなボンネットを備え、シンプルな面構成ながらエッジを落とした親しみやすさを感じる個性的なフォルムが印象的です。

【インテリア】
ソフトパッドで覆われたインストルメントパネルやダッシュボード、ロングドライブでも疲れが感じにくい、快適な掛け心地を提供するシートなど、車格を超えた上質なインテリアが特徴です。

フルフラット対応フロントシートや多彩なシートアレンジが可能な左右分割可倒式リヤシート＆クッション、ラゲージアンダートランクの装備に加え、5ドアを採用することで、乗降性・利便性に優れ、日常の買い物からロングドライブでも使いやすいユーティリティスペースが大きな魅力と言えるでしょう。

また、ロングホイールベース長により、ゆとりのある後席のニースペースを実現しながら、高く設定されたフロントシートポジション、見切りの良いボンネットフードを備えています。ショートオーバーハングのコンパクトなボディ形状と相まって、運転のしやすさが実感できる秀逸なパッケージデザインです。

【パワートレイン・メカニズム】
実用域の扱いやすさと優れた燃費性能を両立するライトプレッシャーターボエンジンと、全域にわたりパワフルなドライブフィールを提供するインタークーラー付ターボエンジンの2タイプの新開発パワーユニット「TOPAZ（TOP from A to Z：トパーズ）」が搭載され、5速MTもしくは4速ATとの組み合わせになります。

駆動方式は2WD/FRモデルとセンターデフロックを備える本格的なフルタイム4WDモデルの2タイプが設定されています。
そして、フルタイム4WDモデルにはダイレクトトラクションLSD（リミテッドスリップデフ）がオプション設定されるなど、前後のショートオーバーハングと大径15インチタイヤの装着と相まって、卓越した走破性能を誇ります。

足回りには、コイルスプリング+マクファーソン式フロントサスペンション、コイルスプリング+5リンク式リヤサスペンションを採用し、優れた操縦安定性と路面の凹凸を素早く吸収することで快適な乗り心地を実現しています。

また、ローダウンサスペンションを備えるモデルは重心を低めにすることで、より揺れの少なく、かつ安心感の高いコーナリングや車線変更が可能となります。
この設計によって、リニアなハンドリング性能とスポーティな走行安定性を提供します。

【安全性能】
助手席側下の死角をなくし、サイドアンダーミラーや後続車からも視認性の高いブレーキランプデザイン、クラストップレベルの衝突安全性能を誇る衝突安全ボディ「TAF（Total Advanced Functionボディ）」を採り入れています。
さらに4輪ABS（アンチロックブレーキシステム）やデュアルSRSエアバッグシステム、SRSサイドエアバッグの設定などにより、高い安全性能を備えています。

ボディタイプ：軽-RV
乗車定員：4名
駆動方式：FR
ボディサイズ：3395×1475×1740mm（全長×全幅×全高）
室内サイズ：1655×1220×1155mm（室内長×室内幅×室内高）
タイヤサイズ：（前）175/80R15 90S（後）175/80R15 90S
エンジンタイプ：EF-DET型　水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
排気量：659cc
最高出力：64ps(47kW)/6400rpm
最大トルク：10.9kg・m(107N・m)/3600rpm
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費：16.0km/リットル
車両重量：960kg
価格：1,540,000円

「カスタムX」は、前後に大型のエアロバンパー、サイドストーンガード、ハイマウントストップランプ付リヤスポイラーなどエアロパーツや専用メッキフロントグリル、巣クリアスモーク塗装の施された4灯式マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ＆フォグランプを装備した安定感のある大胆で個性的なエクステリアデザインです。

また、イモビライザー付キーフリーシステムや2DINサイズのCD/MD+AM/FM付オーディオなど実用性の高い快適装備が施された、最上位モデルとして高い人気を誇る精悍なスポーティグレードです。

発売当初はグレード名を「エアロダウン」と名乗り、20mmローダウンされたスポーティな味付けを施したサスペンション、15インチアルミホイールをはじめ、ボディ同色でスタイリッシュなハードスペアタイヤケース、身体をしっかりホールドする専用ファブリックシート、質感の高い専用ドアトリムなどカスタムグレードの装備となっています。

ほかにもターンランプ付ドアミラーやEBD（電子制御制動配分システム）付ABS（アンチロックブレーキシステム）などの安全装備を備えています。

搭載されるパワートレインは低速域から高速域まで力強い加速性能を誇るインタークーラー付ターボエンジンに、スムーズなイージードライブを提供する4速オートマチックトランスミッションの組み合わせとなっています。
軽快でフットワークの良いパワフルな走行安定性能が魅力の2WD/FR駆動モデルです。

なお、2006年8月に実施されたマイナーチェンジでは、従来のライトプレッシャーターボは廃止され、インタークーラー付ターボエンジンに統一されています。

ボディカラーは軽快でスタイリッシュなイメージを強調する若々しいミントブルーメタリックオパールを含め、全4色が設定されています。

軽自動車税について
※1　平成27年3月31日以前に新規取得された新車：年間7,200円
※2　平成27年4月1日以降に新規取得された新車：年間10,800円
※3　最初の新規検査から13年を経過した自動車：年間12,900円

・主なオプション
SRSサイドエアバッグシステム、ダイレクトトラクションLSD（リミテッドスリップデフ）、寒冷地仕様など。

・カラーバリエーション
ブラックマイカメタリック、ミントブルーメタリックオパール、ブライトシルバーメタリック、パールホワイトI。