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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.06.25

マツダMPVの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

マツダMPVの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

グーネット編集チーム

1990年1月に登場したマツダ MPVは、1988年に北米市場で先行販売されました。
車体の全長が5m以下となっているので、小さい「ミニバン」と呼ばれるクラスです。

初代の登場からMPVは、先進的なパッケージング、高い機能性でミニバンセグメントをリード乗用車感覚で運転できる3列シート車です。

ここでは初代から3代目モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。

初代 マツダ MPV アンフィニ系(1990年~1999年)

初代 マツダ MPV アンフィニ系(1990年~1999年)

グーネット編集チーム

初代 MPV (アンフィニ系)のリヤドアはセダン同様ヒンジ式ドアを採用し、エンジンはV6 3.0Lエンジンを搭載、本革シートを標準装備での登場でした。全長は5ナンバーサイズですが、全幅は1.8mを超えるアメリカンサイズのワイドボディを採用しました。

1995年10月のマイナーチェンジでフロントデザインを中心に変更され、直列4気筒2.5Lのガソリンエンジンとディーゼルエンジン(パートタイム4WD)を追加し、バリエーションを豊富にしました。

【エクステリア】
直線基調の落ち着いたデザインです。これまでのキャブオーバータイプのワンボックスタイプのクルマと比較し、前に張り出したボンネットとヒンジ式のリヤドアは乗用車・ステーションワゴンに近いデザインです。

ボディカラーは単色のモノトーンカラーのほか、落ち着きと高級感のあるツートンカラーを採用しています。

【インテリア】
インテリアも直線基調のインテリアは乗用車と変わらない品質で、オートエアコンを標準装備されています。リヤはクーラー機能のみですが、最終モデルにはリヤヒーターが標準装備されるモデルも加わりました。

マイナーチェンジ後は、5人乗りモデルと8人乗りモデルを追加しバリエーションを強化しました。

【パワートレイン・メカニズム】
MPVはV6 3.0Lのガソリンエンジンを搭載しています。SOHC18バルブで155馬力を発生し、静粛性と伸びやかな加速を実現しました。
トランスミッションは全車4速オートマチックを搭載し、高級セダン並みのなめらかなハンドリングを実現しました。

1995年10月のマイナーチェンジで、直列4気筒モデルを追加しました。2.5Lのガソリンエンジンと同排気量のディーゼルエンジンを追加しました。

アンフィニMPV(マツダ)のモデル・グレード別カタログ情報|中古車の情報なら【グーネット】

マツダ MPV(MPV)タイプG-L(1997年11月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:8名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4660×1825×1785mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2500×1460×1240mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/70R15 92S(後)195/70R15 92S
エンジンタイプ:G5-E型 水冷直列4気筒SOHC12バルブ
排気量:2494cc
最高出力:120ps(88kW)/4500rpm
最大トルク:20.1kg・m(197.1N・m)/4000rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:8.4km/リットル
車両重量:1650kg
価格:2,445,000円
自動車税:年間45,000円 ※

タイプG-Lは、タイプGをベースに人気装備を充実させた当時の新グレードです。
ロングルーフレール、ダークティンテッドガラス、ルーフスポイラーなど、上級グレードに採用している装備の中から特に人気の高い装備を採用しています。

運転席助手席はエアバックに加え、これまで上級グレードに標準装備していた4輪ABS(アンチロックブレーキシステム)を全グレードに標準装備し、安全装備を充実させました。

さらに、電波式キーレスエントリーシステムを採用し、フロントウインドウにUVカットガラスやリヤヒーターを標準装備しました。

※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。

MPV タイプG-L(1997年11月) のカタログ情報(2501056)|中古車の情報なら【グーネット】

・主なオプション
5.8型ワイド液晶ディスプレイ付ナビゲーションシステム、ウッドパネル、フロントフォグランプなど。

・カラーバリエーション
トワイライトブルーマイカ、ブリリアントブラック&サイレントシルバーメタリック、シャストホワイト&シルキーパールマイカ、グレースグリーンマイカ&シルキーパールマイカ、トワイライトブルーマイカ&シルキーパールマイカ、ムーンライトグレーメタリック&シルキーパールマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

マツダ MPVの中古車一覧

2代目 マツダ MPV LW系(1999年~2006年)

2代目 マツダ MPV LW系(1999年~2006年)

グーネット編集チーム

1999年6月に登場した2代目 MPV (LW系)は、リヤ両側スライドドアを採用し、「際立つデザイン」「抜群の機能性」「反応の優れたハンドリングと性能」の3つのキーワードを掲げています。

さらに、2002年のマイナーチェンジでは、パワーユニットをよりスポーティにし、マツダの新ブランドメッセージ・「Zoom-Zoom(ズーム ズーム:子供の時に感じた動くことへの感動)」を表現するデザインとなりました。

【エクステリア】
初代モデルよりも全長を伸ばし、4750mm(※モデルチェンジ時)になり、長さも3ナンバーサイズになりました。ラジエターなどエンジン補機類の配置を工夫するなど、前輪から車両前端までを短くしており、最小回転半径を5.7mに抑え、取り回しのしやすさを確保しました。

流線型でスポーティなスラントボディシェイプを採用したほか、ボンネットのシャープなキャラクターラインにより、当時のマツダのデザインテーマ「コントラスト イン ハーモニー」を象徴させています。

また、ファイブポイントグリルとその中央に配したブランドシンボルにより、マツダのファミリーフェイスを形成しまた。さらに、輝度の高いマルチクリスタルヘッドランプなどが品質感を高めています。

【インテリア】
7人乗車時でも、全ての乗員が快適に過ごせる広い室内と余裕のあるラゲッジスペースを確保しました。

2列目シートは、「KARAKURI」シート名で、座ったまま左側シートを左右にスライドできる世界初の機構を採用しています。キャプテンシートとベンチシートの両方の使い方ができようになりました。
また、3列目シートは、床下に完全に格納でき、停車時に後方に回転させることで、後ろ向きに座ることもでき、長時間のドライブでも乗員が負担にならない空間となっています。

これまでヒンジ式ドアだったリヤドアは、狭い場所での乗降が容易な後席両側スライドドア、後席の開放感を高めるスライドドアのパワーウインドーなど、新発想による便利な機能を多数備えられています。

最終モデルでは、電動両側スライドドアを標準装備にし、使い勝手を向上させました。

【パワートレイン・メカニズム】
1999年のフルモデルチェンジによって、これまでの後輪駆動方式から前輪駆動方式に変更されました。

V6 2.5Lエンジンを新搭載し、最高出力も従来の3.0Lエンジンを上回る170馬力を発揮しスポーティなミニバンに生まれ変わりました。また、直列4気筒モデルの2.0Lも用意され、経済性も向上しました。

2002年4月のマイナーチェンジでは、エンジン体系の見直しが行われました。
マツダが開発をリードし、フォードグループと共同開発したMZRエンジンが搭載されました。直列4気筒2.3LのDOHCとV6 3.0L DOHCの2つのエンジンで、2.3Lエンジンは2WDで163馬力、4WDで159馬力、3.0Lは197馬力を発揮しました。

トランスミッションはこれまでの4速オートマチックに加え、3.0L車にはマツダ初となる新開発の5速オートマチックを採用しました。

マツダ MPV(MPV)エアロリミックス(2004年9月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:7名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4815×1820×1745mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2535×1610×1220mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/60R17 96H(後)215/60R17 96H
エンジンタイプ:L3-DE型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:2260cc
最高出力:163ps(120kW)/6000rpm
最大トルク:21.2kg・m(208N・m)/4500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.6km/リットル
車両重量:1650kg
価格:2,499,000円
自動車税:年間45,000円 ※

MPVの人気グレードエアロリミックスは2004年9月の改良で、アルミホイールのサイズが17インチにアップしました。それと同時に、盗難防止効果が高いイモビライザーが全車標準装備になりました。

※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。

MPV エアロリミックス(2004年9月) のカタログ情報(10023566)|中古車の情報なら【グーネット】

・主なオプション
ナビゲーションシステム、サイドエアバック、サンルーフなど。

・カラーバリエーション
ブラックマイカ、ブルーパシフィックマイカ、チタニウムグレーメタリックII、レイザーブルーメタリック、サンライトシルバーメタリック、クラシックレッド、プラチナムシルバーメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ。
(発売時期・グレードにより異なります)

マツダ MPV LW系の中古車一覧

3代目 マツダ MPV LY系(2006年~2016年)

3代目 マツダ MPV LY系(2006年~2016年)

グーネット編集チーム

2006年2月にフルモデルチェンジした3代目 MPV (LY系)は、新開発MZR 直列4気筒2.3L DISI(Direct Injection Spark Ignition:直噴)ターボエンジンを搭載し、動力性能を高め、2代目よりも車高を低くしたデザインが特徴です。セダンと変わらないハンドリング性能を手に入れ、スポーティなミニバンになりました。

定評のある室内空間の広さなどのパッケージングをさらに向上させるとともに、デザイン、走行性能の向上と、高い環境性能を実現しました。ユーザーが使いやすいミニバンというだけでなく、動力性能の高さや操縦性も兼ね備えています。
このように3代目MPVは「スポーツカーの発想でミニバンを革新した『次世代ピープルムーバー』」としての位置を確立しています。

【エクステリア】
ミニバンとして理想とする余裕の室内空間をキープしつつ、全高の位置を60mm下げ、低車高化が実現しています。ほかにもロングホイールベース化によって、乗員が快適に過ごせるようになっています。
このように従来のミニバンにはないロー&ワイドでスタイリッシュなプロポーションへと変化しました。

エクステリアデザインは、フロントの縦型ヘッドランプを装備しています。縦方向の厚みにインパクトがあるフロントマスク、力強いホイールアーチなど存在感あふれるエクステリアデザインに仕上げました。

ステーションワゴンのような低重心でスポーティなデザインながら、スライドドアを採用し乗降性の良さをキープしています。

【インテリア】
上級セダン並みのインテリアは、スポーティなミニバンに上質感もプラスしています。
2列目シートは左右スライド機能を先代モデルから引き続き、シートサイズを拡大しました。330mmに伸ばした前後スライド量によって、車内の快適性や居住性をアップしました。

BOSE社との共同開発によるプレミアムオーディオ、多彩な情報機能を搭載した「マツダ G-BOOK ALPHA」に対応するHDDナビゲーションを販売店オプションとして設定しています。

【パワートレイン・メカニズム】
新開発MZR 直列4気筒2.3L DISI(Direct Injection Spark Ignition:直噴)ターボエンジンを搭載しています。
大排気量V6エンジンに引けを取らない高いトルク、高い出力を実現するとともに、環境性能は大排気量V6を超えています。10・15モード燃費で10.2km/L(FF車)、SU-LEV(平成17年基準排出ガス75%低減レベル)とクラストップの性能を実現しました。

トランスミッションは2.3Lターボエンジン搭載車と4WD車は6速オートマチックが採用され、きめ細やかな変速が可能になり、スムーズな走りに磨きがかかりました。

ノーマルエンジン2WD車(4速オートマチック)は、2008年1月のマイナーチェンジ以降は5速オートマチックに変更されました。足回りはリヤにマルチリンクサスペンションを採用、高速安定性とカーブでのしなやかさを持たせました。

マツダ MPV 23S(2010年7月モデル)

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
乗車定員:8名
駆動方式:23FF
ボディサイズ:4860×1850×1685mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2635×1565×1210mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/65R16 98S(後)215/65R16 98S
エンジンタイプ:L3-VE型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:2260cc
最高出力:163ps(120kW)/6500rpm
最大トルク:20.7kg・m(203N・m)/3500rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:11.0km/リットル
車両重量:1740kg
価格:2,700,000円
自動車税:年間45,000円 ※

23Sは、2006年2月にフルモデルチェンジしたMPVの2つの特徴である「洗練されたスタイリング」や「優れた動力性能」をより磨きをかけるとともに、走りの質、内装や外装のそれぞれもより向上させています。

サードシート電動復帰機構や16インチアルミホイールを標準装備する23Sで装備内容に不足はありません。ディスチャージヘッドライトや本革巻ステアリングを装備しスポーティさも十分です。

ブレーキはスポーツカーに採用されているベンチレーテッド式ディスクブレーキを4輪に採用し、フロントストラット、リヤマルチリンク式のサスペンションは、直進安定性の向上と乗り心地を高めています。

ターボなしの2.3Lエンジンで動力性能に不足無しですが、高速加速や登り坂でさらにパワーが欲しいときにはターボエンジンは魅力的とも言えます。

※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。

MPV 23S(2010年7月) のカタログ情報(10068783)|中古車の情報なら【グーネット】

・主なオプション
ナビゲーションシステム。

・カラーバリエーション
スパークリングブラックマイカ、ラディアントエボニーマイカ、メトロポリタングレーマイカ、アルミニウムメタリック、カッパ―レッドマイカ、ジールレッドマイカ、クリスタルホワイトパールマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

マツダ MPV LY系の中古車一覧

マツダ MPVの中古車一覧

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