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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
レクサスRXが期待に応えること それがすべてのフルモデルチェンジ
世界的なベストセラーカー

【本記事は2015年11月にベストカーに掲載された記事となります。】レクサスブランドで最も売れているクルマがRX。米国では月販7000~8000台がコンスタントに売れており、ラグジュアリークロスオーバーセグメントで常に1位になっている。日本では販売規模が小さいが、世界的にはベストセラーカー。それだけに期待値が高く、モデルチェンジは難しい。チーフエンジニアの勝田隆之氏は「日本でのクラウンに似ていますね」と言う。
HVと2Lターボの2種類

全長が120mm延長されて、よりのびやかなスタイルに。Cピラーのデザインも特徴的
■HVと2Lターボの2種類新型RXはプロポーションを大きく変えている。全幅、全高は同じだが、全長を120mm延長。その内訳はフロントオーバーハングを80mm、ホイールベースを50mm伸ばし、リアオーバーハングを10mm短縮というもので、そのうえで大径タイヤを採用してゆとりがあり、伸びやかなプロポーションにしている。パワーユニットはV6、3.5Lハイブリッド(RX450h)と直4.2L直噴ターボ(RX200t)の2種類。ハイブリッドのV6エンジンは直噴のD-4Sと吸排気系両方に可変バルブタイミングを採用したデュアルVVT-iWを採用するなど大幅な改良が加えられ、システム出力は313ps。バッテリーはニッケル水素で、FFとリアをモーターで駆動するE-Fourの設定だ。
FFと4WDを設定

3.5Lハイブリッドと2Lターボの2本立て RX450hのハイブリッドはV6 、3.5Lエンジンを一新。直噴化したほか、従来排気側だけだった可変バルブを吸気側にも採用
直噴2Lターボは従来型のガソリン直4、2.7LとV6、3.5Lに置き換わるエンジンで、238ps/35.7kgmを発生。6速ATが組み合わされて、こちらもFFと4WDを設定する。JC08モード燃費はRX450hが18.8km/L、RX200tが11.2~11.8km/L。プラットフォームは従来型のキャリーオーバーだが、フロント部を一新。エンジンの重心に近いところを左右から固定する新たなエンジンマウントを採用することで、振動を軽減して乗り心地を向上させるとともに、ステア操作の反応もよりシャープになっている。
最新安全装備が全車標準

■最新安全装備が全車標準装備は至れり尽くせりだ。先進安全装備の「レクサスセーフティシステムプラス」が全車に標準。これはプリクラッシュセーフティ、レーンキーピングアシスト、オートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロールが組み合わされたもので、また、オプションで通信によって安全運転を支援する「ITSコネクト」も用意する。ナビ&オーディオは12.3インチの大型ディスプレイナビとプレミアムサウンドシステムが全車に標準で、マークレビンソンのプレミアムオーディオと、左右のフロントシート背面にディスプレイが付くリアシートエンターテインメントシステムがバージョンLにオプション。このほか装備を挙げていけばキリがないが、ユニークなところではレクサスエンブレムに手をかざすだけでバックドアが開くタッチレスパワーバックドアも全車に標準装備となっている。
上級装備のバージョンL

グレード構成はRX450h、RX200tともに標準とFスポーツ、バージョンLの3種類。Fスポーツはスポーティな専用インテリアとメッシュタイプの専用グリルなどが採用され、バージョンLはセミアニリン本革シート、後席シートヒーターなどの上級装備を採用。価格はRX450hが602万5000円から、RX200tが495万円からとなっている。